• 試合終了は23:00だった=神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 最終回アカペラで声援を送るブラスバンド部員

東都のいちばん長い日 鳴り物禁止&終電にブルペ苦戦

[その他]東都大学野球春季1部リーグ対立正大2回戦(2019年05月24日 20時39分)

東都大学野球春季1部リーグ対立正大2回戦が5月23日、明治神宮球場にて行われた。

 試合は17:00開始予定だったが、第1試合、第2試合が長引き、実際に試合が始まったのは2時間30分後の19:30。その上、試合は2回終了までに1時間、5回終了までに2時間以上を要する長時間ゲームとなった。大きな影響を受けたのは応援指導部ブルーペガサスだ。22:00を過ぎた7回以降は規定により楽器が使用禁止に。部員はアカペラで応援を行ったが、ブロックごとにテンポがずれてしまうなど、対応に苦心した。さらに終電等により途中で帰宅せざるを得ない部員が多く、8回守備時のチアリーディングは中止。結局試合が終わったのはこれまでで最も遅い23:00で、試合開始時に52人いた部員のうち、最後まで残ることができたのは3分の1強の19人のみだった。

◆大橋 昂暁代表(商4)
「(試合終了が深夜になったが)大変だった。楽器は23:00までに車で大学に戻さなければならず、試合途中でブラスバンド部員が何人か撤去や運搬のために抜けなければいけなかった。(終電などでどんどん人数が減っていったが)住んでいる場所によっては21:30で帰らないといけない人もいた。事前に何時に帰らないといけないか伝えてもらっていたので、各パート長が時間を気にしながらそれぞれに声をかけた。本当は8回裏にチア曲をやる予定だったが、人数が足りなくてできなかった。ブラスも鳴り物が禁止になる直前にフルートの人たちがごっそり抜けて大変だった。(鳴り物禁止は)2部の時は練習していたが、1部に上がってからは想定していなかった。声だけの応援は久しぶりだったから、こういう時どうするんだっけと思い出しながらやっていた。みんな臨機応変に対応してくれた。(アカペラではテンポをキープするのは大変なのでは)センターリーダーとサイドのチアのテンポ、ブラスの人たちのテンポ、野球部で歌っているテンポ、お客さんのテンポが全部バラバラだった。途中からリーダーの下級生を各ブロックの間に挟んで、拍手で拍を取ってリズムを取るようにした。最後はまとまりが出てきたのでよかったかなと思う」

◆ブラスバンド部・矢木 郁男(法4)
「(ナイターなので元々太鼓などが使えないが)僕はパーカッションなので、最初から何もできない(苦笑)。ジャムブロックと指揮をしたが、ナイターだからこそ、お客さんがたくさん来てくれるし、いつもよりダイレクトに声が聞こえて、いつもとは違う景色が見えて楽しめた。(鳴り物禁止は)もちろん演奏したい気持ちはあったが、楽器がないことによって普段なかなか聞こえないチアの声や掛け声がすごく聞こえた。みんなで同じメロディーを歌うことで一体感を感じられたことはよかった」

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