• しっかりと暑さ対策をして試合に臨んだ日暮=岐阜メモリアルセンターで(岡田あおい撮影)

  • 主将としての意地を見せた古川(石曽根和花撮影)

  • 2回の試合中断もファイナルセットまで戦い抜いた渡辺(岡田あおい撮影)

【女子】インカレ本戦開幕!女子単で古川、日暮が2回戦進出!!

[硬式テニス部](2018年08月14日 19時10分)

平成30年度全日本学生テニス選手権大会(本戦)の初日が8月13日、岐阜県メモリアルセンターで行われた。8月9日から11日にかけて予選が行われ、本戦の初日となる今日は女子シングルスの初戦が行われた。結果は以下の通り。


~予選~
<男子シングルス>
○渡邉康二 2(6-2、6-1)0 ●金子歩夢(信州大)
●渡邉康二 0(3-6、3-6)2 ○町田亮(早大)

○平林輝 2(6-2、6-1)0 ●斎藤和哉(中大)
○平林輝 2(6-3、6-4)0 ●島田達也(関大)⇒本戦出場権獲得

●中山樹 0(4-6、6-7)2 ○萩野颯太(青学大)

○田村迅 2(6-1、6-1)0 ●香村和哉(福島県立医科大)
●田村迅 1(3-6、6-3、6-2)2 ○田形諒平(筑波大)

○日野勇人 2(6-1、6-0)0 ●石川椋太(小樽商科大)
●日野勇人 0(1-6、4-6)2 ○木元風哉(早大)

<男子ダブルス>
○平林輝・黒澤陸人 2(6-4、7-6)0 ●小清水拓生・権太圭吾(慶大)
●平林輝・黒澤陸人 0(1-6、3-6)2 ○高木修・恒松優也(近畿大)

<女子シングルス>
○渡辺安美 2(6-2、6-3)0 ●剱持梓(早大)
○渡辺安美 2(6-4、6-4)0 ●高橋未来(立教大) ⇒本戦出場権獲得

○古川真実 2(2-6、6-2、6-2)1 ●横山祥子(法大)
○古川真実 2(6-3、6-2)0 ●近江彩(関学大) ⇒本戦出場権獲得

○日暮春香 2(6-0、6-0)0 ●佐野利奈(山口大)
○日暮春香 2(6-2、6-2)0 ●朝倉菜月(亜大) ⇒本戦出場権獲得

<女子ダブルス>
●古川真実・森島優 0(4-6、2-6)2 ○池田月・板谷里音(日大)

●岩本奈都季・内田葉土希 1(4-6、7-6、6-10)2 ○岩井沙樹・北本惠里奈(関学大)

○梶谷亜未・日暮春香 2(7-5、7-5)0 ●斉藤佳帆・宮田みほ(明大)
●梶谷亜未・日暮春香 1(6-2、4-6、9-11)2 ●大西沙依・南文乃(亜大)

●木部静・渡辺安実 0(2-6、0-6)2 ○笠原沙耶・浦上喜帆(大阪教育大)


~本戦・初戦~
<女子シングルス初戦>
○古川真実 2(6-2、7-6)0 ●大野菜々子(関大) ⇒2回戦進出

○日暮春香 2(6-2、6-2)0 ●伊藤優子(園田女子大) ⇒2回戦進出

●渡辺安美 1(6-4、1-6、4-6)2 ○平田歩(慶大)


8月13日、インカレが開幕した。駒大からは男子シングルス1本、男子ダブルス1本、女子シングルス3本が本戦の出場権を獲得。初日は女子シングルスの3人が初戦を戦い、2人が2回戦に駒を進めた。

【古川】
ファーストセットは、序盤から力強いストロークで相手を翻弄し、試合の主導権を握る。サーブゲームでは、自信のサーブの不調により苦しむ場面もあったが、終始優勢を保ったままファーストセットを獲得した。
セカンドセットでは一転して、接戦を強いられる展開に。激しいストローク対決となったこのセットでは、アウトなどの小さなミスから得点を失い、相手に5ゲームを奪われてしまう。しかし、3-5でリードを許した状況でも冷静に戦い、フォアのストレートをきれいに決めるなどの好プレーを見せ、劣勢をはねのける。ゲームカウント6-5で勝利に王手をかけた場面で、またも自身のサーブ不調に苦しみ、6-6に追いつかれてしまう。だが、タイブレークでは相手を圧倒するストロークを見せつけて、7-2でゲームを獲得。自身初となるインカレの初戦突破を果たした。

【日暮】
ファーストセットでは、1ゲーム目から4ゲーム目までを連続で取って勢いに乗る。その後相手に2ゲームをキープされるも、自身のサーブゲームをしっかりとキープ。6-2でファーストセットを終える。
セカンドセットは、ネット前に出る積極的なプレーが光り、重要なところも堅実に長いラリーを制して5-0で大幅リード。そこで「勝ちを意識してしまった」と語る日暮は、その直後2ゲームを連取されて流れを手放しかけるも、最後はラブゲームで相手を沈める。6-2でセカンドセットを終え、2回戦に進出を決めた。

【渡辺】
屋外のコートでの試合だったが、降雨によりファーストセットの序盤と5-4のデュースの時の計2回の中断があった。ファーストセットでは、相手のどんなボールでもきちんと打ち返してミスを誘う。相手にブレイクをされても、その後のゲームをブレイクし取り返すという取って取られての展開。最終的には渡辺が2回目の中断後のデュースを制し、このセットをものにした。
セカンドセットからはコートが屋内へと変更。最初のセットから、相手の強烈なショットに翻弄され完全に流れを持っていかれてしまう。執念でブレイクを果たし1-5とするも、巻き返しならず。セカンドセットを6-1で取られてしまう。
最終セットまでもつれ込んだ試合は、4ゲーム目までは互いにサーブゲームをキープし合う展開に。しかし、相手のショットは衰えることはなく、最終的には足がついていかなくなってしまい、4連続でゲームを取られて4-6でファイナルセットを落とした。この結果、渡辺はシングルス1回戦敗退となった。


◆出井章雅コーチ
「(今日の総評は)女子のシングルスは3本しかインカレ予選に上がっていなくて、その3本がそのまま予選を勝ちきり、本戦に上がれたというのは一つ大きな収穫だと思う。日暮は自分のプレースタイルと同じような相手で初めはやりづらかった部分はあったとは思うが、ネットプレーの展開等をしっかり自分の中で工夫しながらやっていたので、ああいう結果になったのだと思う。古川に関しても最後のインカレで、相手も関西の強い子だったのでどうなるかなと思って見ていたが、しっかりと4年生としてキャプテンとしての意地を見せてくれた試合だったと思う。だが、セカンドセット6-5の時の40-0で、マッチポイント3本を逃してしまったのはひやっとはした。しかし、タイブレークで落ち着いてしっかりと勝てたということは心の成長かなと思う。渡辺の試合は、中断が2回ある中で試合の持っていき方として非常に難しい部分はあったと思うが、最終的には体力負けであった。また慶應さんはインドアコートを持っていてそこでの戦い方で我々の方が負けたという感じだった。(明日は)男子のシングルスで平林がいるので、そこでまず勝って次の2回戦に向けてきちんと詰めていってほしいなと思う。男子シングルスはインカレ本戦には1本しか上がっていないので、まずは平林に期待したいなと思う」

◆古川真実(社4)
「 (夏の練習は)暑いので、体力がないと乗り切れない。チーム全員が振り回しなどのきつい練習を中心にやってきた。(例年以上の暑さに対して)練習はきつかったが、やるにつれて動けるようになっているなという実感があった。チームみんなでやっていて、今年のチームはみんなすごく声を出していていい雰囲気でできているので練習も乗り越えられた。(予選の試合は)1試合目の相手が強くて、ファーストセットはあっさり落としてしまったが、セカンドセットから自分のリズムをつかめた。3時間くらいの長い試合で、いつもはそこで体力が切れたり(足が)つったりして負けてしまうところを今回は勝ち切れたので、やはり1試合目が大きかったと思う。(チーム全体として、インカレについて)ダブルスは1組も本戦に上がれなくて残念だったが、私が入学してからシングルスで3本インカレ本戦というのは初めてなのでそれは大きな収穫だと思う。(今日の試合ではサーブで苦しむ場面が多かったが)最近ずっとサーブが悪く、自信がない状態が続いている。もういいサーブを打つのは諦めていて、入ればいいかなというのはあった。不安なままというのは良くないことだが、とりあえず入れようという気持ちでやっていた。(セカンドセットは拮抗した試合展開だったが)ゲームカウントが3-5になってファイナルセットをやるという意識もあった。3-5で0-30のときにこのままグダグダやっていても空気が悪いと思って、思い切り打とうと思ってそれがストレートにきれいに決まった。次のゲームカウント4-5でも0-30でフォアのストレートが決まったので、そこで思い切りいけたのが良かったなと思う。(相手の選手は)予選で関東の強い選手に勝っていたので、強いのかなと思っていた。実際やってみたら、上手かった。左利きの選手で、私のバックの高いところにボールが来てしまったのと、動かしても低いボールで返ってきてしまうのが嫌だった。(今日の試合で良かった部分は)大事なところでのフォアのストレートが良かった。(2回戦に向けて)春関の優勝者で、強い相手。失うものはないので、チャレンジャーとして思い切り自分のできることをやっていきたい」

◆日暮春香(歴2)
「(今日の調子は)怪我はトレーナーさんにテーピングなどのケアをしてもらって動ける状態にはなっていた。少し「足が動かなかったらどうしよう」などの不安もあったが、なんとか足はもってくれてホッとしている。調子自体は、予選2試合を戦ってみて悪くないと思っていたので、今日は足だけもってくれるかの心配をしていた。(インカレに向けての練習は)振りまわしなどのきつい練習を、主将の古川真実さんを中心にみんなで高め合ってやってきた。その成果が特に予選では出たかなと思う。フットワークが良くなって、拾えるボールが多くなったことと、大事なところで打ち切れるようになったことが成果だと思う。(暑さ対策は)試合前にOS1を飲むなど、試合中も水分を多く取るようにした。早く寝ることなど、睡眠にも気をつかった。(今日の試合を振り返って)相手も自分と似たようなプレーだったので、自分から攻めていかないと長期戦になってしまうと思った。私の方が攻めてネットに戻れたのが勝因だと思う。だが、2セット目の5-0になった時に勝ちを意識してしまって、それまでしてきたプレーよりも消極的になってしまい相手に攻め込まれてしまった。明日はもっと最後まで攻めきれたらいいなと思う。(次戦へ向けて)相手はシード選手なのでチャレンジャーの精神でいけるところまでいきたいと思う」

◆渡辺安美(心3)
「(予選の試合は)予選の試合は冷静に判断して試合を展開できた。焦らず常に今やるべきことをしっかり考えて、それを最初から最後までやり続けることができたので、それが勝ちにつながったのかなと思う。(今日の試合は中断やコートの変更があったが、環境面について)外のコートから室内のコートに変わって、室内の方が、若干球が速いのでその感覚にセカンドセットは慣れなかった。相手が中に入ってくるのに対して自分から攻めることができず、押されっぱなしであっさり取られてしまった。ファイナルセットは守るところはしっかり守りつつ、攻めるところはしっかり攻めていこうとやっていたが、相手のボールの方が質もパワーも上回っていた分、どんどん自分のボールが甘くなってしまって自分がきつい状況になってしまった。そこが負けの原因だったと思う。私の方が走らされていて、体力だったり途中(足が)つってしまったり、そういう面でもやられてしまった。(ファイナルセットでは粘るプレーをしていた印象が強いが)相手が高いとことで(ボールを)取って、コースを狙ってくるという感じだったので、それをやらせたくなくて自分は真ん中を狙うなどした。長いラリーになるというのは予想していたが、ポイントが取りたいところで相手の方が強気なプレーをしてきたところが大きかったのかなと思う。(関東リーグ1部の慶大の選手と対戦して)気持ち的には、相手は1部の選手なのでチャレンジャーの気持ちでコートに入っていった。気持ちの面ではぜんぜん負けていない。自分からぶつかっていくぞといけた。(次の試合は)夏関がないので、その分リーグ戦までを調整期間だと思ってインカレで学んだことや反省点をリーグに生かせるように修正していきたい」

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