• 坂本はヒールキックでダメ押しゴールを挙げた=駒澤大学玉川キャンパスサッカー場で(宮下 響撮影)

  • 矢崎(写真右)は頭でボールをゴールにねじ込んだ(大学 日向子撮影)

  • 島崎は少ない出場時間の中でアシストという結果を残した(宮下 響撮影)

  • 高田は体を張ったプレーと豊富な運動量で好調をキープ(石曽根 和花撮影)

  • 伊勢は地上戦、空中戦ともに強さを発揮した(宮下 響撮影)

”ジョーカー”3枚が後半ATに2点をもぎ取る!定期戦全カテゴリーで白星を達成!

[サッカー部]第53回 駒澤大学×愛知学院大学サッカー定期戦 A戦(2018年08月03日 17時08分)

第53回 駒澤大学×愛知学院大学サッカー定期戦が7月28,29日に行われた。A〜Cチームがそれぞれ対戦する今大会。この記事ではA戦の模様をお伝えする。


【スコア】

駒大2−0愛学大

47分:[駒]矢崎 一輝(真下 瑞都)
48分:[駒]坂本 和雅(島崎 翔輝)

【メンバー】

GK
1 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高]

DF
2 須藤 皓生[4年=駒大高] 
3 星 キョーワァン[3年=矢板中央高]
4 伊勢 渉[4年=神戸国際附高] 
28 真下 瑞都[2年=矢板中央高]

MF
6 大塲 淳矢[4年=藤枝東高]
17 福地 拓也[4年=瀬戸内高]
10 中原 輝[4年=ルーテル学院高]
12 高田 和弥[4年=C大阪U-18](→72分 14 坂本 和雅[4年=聖和学園高])

FW
9 高橋 潤哉[3年=山形ユース](→69分 18 矢崎 一輝[2年=駒大高])
11 室町 仁紀[4年=東京Vユース](→87分 26 島崎 翔輝[1年=国際学院高])

今年で53回目となった伝統の一戦もいよいよクライマックス。スタメンにはアミノバイタルカップを戦った面々を起用。最上級生を11人中8人起用して臨んだ。
試合は序盤からヘディングの強さで勝る駒大が主導権を握るが、相手にあと一歩の所で粘られる時間が続いた。主導権を握りながらゴールが届かない。
試合を折り返しても優勢は変わらず。しかし、フィニッシュに精度を欠いてしまう場面が散見され、スコアレスのまま時計の針は進む。ここで秋田監督は終盤にアタッカー陣を交代し、リフレッシュを図る。すると、このまま引き分けかと思われた90+2分についに試合が動く。左サイドの敵陣深い位置からスローインを獲得。星、伊勢らディフェンダー陣もゴール前にポジションを取るパワープレーを敢行すると、スローワーの真下が得意のロングスローをゴール前へ投げ入れる。すると、ゴール前の混戦から頭でねじ込んだのは途中出場の矢崎一輝。土壇場で先制点を挙げる。さらにその直後には、終盤に投入された島崎が右サイドから鋭いクロスを供給。ニアサイドに走り込んだこちらも途中出場の坂本が足の裏を使ってオシャレに流し込んでダメ押しゴール。最後まで勝利に対する執念を見せた駒大が終盤にたたみかけ、白星を掴んだ。これで今年度の全カテゴリーで勝利を挙げるという目標を達成した。

◆秋田 浩一監督
「(定期戦全カテゴリーで勝利を挙げたが)暑い中だったので、昨日はそうでもなかったけど、今日はよかった。(最後になんとか2点をもぎ取ったが、得点がここまで入らなかったのはなぜか)運動量が少なく、動き出さない。特にC戦、B戦を見て安易になっていたところがダメだったのと、もっと愚直に俺らのサッカーはこうなんだと徹底してやらないとダメ。ハーフタイムにも話したけど、泥臭くやりなさいと。技術的な話はほとんどしていないし、このまま言っても大阪では勝てないよ、2回戦で負けるよ、それを経験したから言ったけど、彼らにいくら言っても…。選手交代してやるしかなかったけど、ちょっと情けなかった。(矢崎に対してストライカーとしての資質を問う場面もあったが)みんなそうなんだけど、困ってからドリブルして困ってから誰かに渡すからもらった方も困ってしまう。それなら自分でぶつかってもいいからチャレンジしてほしい。高橋潤哉もそうだし。高橋は味方が困っていても動かないから替えた。味方のディフェンスがいないとこからたかが5メートルくらい走ればみんな認めると思う。山形では成功しても、駒澤はこういうやり方。味方が困っている時に助けないのは駒大の選手では…わがままが出たので替えたが、矢崎も同じように逃げるプレーをした。ストライカーはエースなんだから信頼されるためにはやらなきゃいけないと強く言った。(矢崎の決勝点については)たまたまかな(笑)でも、そこにいたのは彼の才能。でもいつも信頼される選手になってほしいので、暑かろうが寒かろうが疲れていようがエースはやらないと。って僕は思う。あのポジションをやるならそうあってほしいし、僕もあのポジションをやっていたから。強くそう思うので、彼らには厳しいけど、いい選手になってほしいのであえて厳しくやってます。(坂本の得点について)あれはあいつにしては上出来。あそこまで走っていったのが勝因。行かないと生まれないから今までは疲れていたりすると行かない。今日は出て行く時に言ったのもあるかもしれないけど、本人に勝ちたいという意志があったと思う。だから結果が出たから次はやってくれるのかなと思う。(大臣は今で期間があくが、チームをどのように強化したいか)もうちょっとパスは正確に、奪ったボールをミスしちゃう。もっと前からディフェンスをすれば、ハマる時もあるし、その時奪えるチームになればチャンスも増える。その部分をしっかりやりたい」

◆大塲 淳矢(法4)
「(今日の試合を振り返って)皆、動けていなかった。アミノバイタルカップの後、一週間でこの試合の中、その疲労が抜けきれない中でなんとか勝ちきったという結果には満足しているが、内容の部分でまだ全然ひどいゲームだったのでまだまだ課題が山積みだと思う。(相手の印象は)守備は頑張ってくるという印象は強かった。(前半の早い時間に点が取れなかったことに関して)前半に取れなかったことに関してはそんなに意識はしていない。自分達は前半からガンガン行くチームではないので後半になれば取れると思ってやっていた。がなかなか後半になっても点が取りきれず最後、あの時間帯まで(得点を)延ばしてしまったのでもっと早い時間帯に取れていれば良かったと思う。(後半について)勝ちたい気持ちが上回ったのかと言うのがあるし、あの時間帯まで走りきって最後まで諦めずにやりきったのは自分として一歩成長だと思う。(無失点について)今日は攻められるシーンも少なかったし、後ろも集中してやってくれていたのであのくらいの相手に失点したらダメだと思う。トーナメントで戦う中で失点しなければ、PKまで行かなければ負けないので、守備力と言うのが大事になってくると思う。そこは良かった。(大臣杯に向けての調整面もあったと思うが)まだまだ期間はありますが、大臣杯は連戦になる。連戦した後の一週間でリーグ戦が始まると言う事で今日の様な形になると思う。この中で走れないと厳しいものになると思うのでいいシュミレーションになった。(夏はどのような練習になるか)出来るだけ厳しい練習を重ねて、もちろん暑いし厳しいと思うが、ここで緩い練習をしていたら絶対に上に行けないと思う。ここでもう一度、気を引き締めていい練習が出来るようにしていきたい」

◆坂本 和雅(市4)
「(今日の試合を振り返って)キツかったくらいしかない。(今日意識したこと)まだ0対0だったので、とにかく点を取ることしか考えていなかった。(今日自身が取った得点について)いつも、キーパーの前に入れと言われていたので、それが実って良かった。(久しぶりのゴールとなったが)素直に嬉しかった。(途中出場の役割をどう捉えているか)自分が出るときは同点とか負けている時が多いので、とにかく点を、結果を残すことしか考えていない。(昨日とは一転して暑い中での試合だったが)今日はとりあえず動くことしか考えていなかった。(出場時間が)20分しかなかったので。(この夏の課題)走るということ、体力面を強化したい」

◆伊勢 渉(法4)
「(今日の試合を振り返って)あまりチームとしてやりたいことが徹底できなかった。最後に2点取れたけどそれは自分たちのミスで、不用意なミスが多くて試合をつぶしかねない展開だった。暑いなかでも集中を切らさずに試合を行えるようにしなきゃいけないと思った(本日も空中戦が多かったが)競り負ける場面が多くて、チームがセカンドボールを読みづらくなると思うので、自分がもっと跳ね返せるようにならないといけない(身体の強い選手が点を取れなかった悔しさは)0対0の試合の時に、セットプレーが駒大の得点源だと思うので、そこで誰でも良いので打ち込んで一点取れたら楽な展開に持っていけるのでセットプレーをもっと大事にしなきゃいけないと思う(前期を振り返って自身の調子は)リーグ戦もアミノバイタルも結構試合に絡めさせてもらっているなかで、リーグ戦で4連勝した後に全然勝てなくなった。一戦一勝という目標があるので一試合一試合を大事にしていきたい(総理大臣杯に向けて)あと一ヶ月くらいあるので、全国で暴れられるようにチームみんなで力を合わせていきたい。準備期間が少ないなかで、練習から詰めていけるように頑張っていきたい」

◆矢崎 一輝(営2)
「(今日の試合を振り返って)チームとしてはずっと攻めていたが、点が入らない状態で、(後半)0-0で入ったからには点を決めようという意思で入ったが、全然だめで監督にも怒られっぱなしだった。まだちゃんとやり方とかを受け入れられていないという風にとらえられてしまっていると思うので、徹底して駒大のサッカーを個人としてやっていかなければいけないと思う。(個人的に意識したことは)点を決めること。そのほかにもクロスの時に敵の前に入ることなど言われているので、それは意識できたが、ボールにもっと行くとか監督に言われていることはまだ全然なので、反省しかない。(自身のゴールについて)真下のロングスローがたまたま自分の頭にかすったというか、当たったという感じだったのでラッキーだったと思う。点が取れたことは良かったが、全然だめなのでこれでは試合には出れないなと思っている。(3月31日に行われた東京都サッカートーナメント学生の部・決勝の明大戦以来のゴールだったが)けがをしていて出ていないというのもあるが、チャンスもあった中で決めきれてこなかったので、決められたのは良いがまだ納得はいかない。(監督からストライカーとしての姿勢を問われていたが)シュートの威力という部分では自信はあるが、それ以外にストライカーという認識が自分としてはなかったので、そう言われたので監督に求められていることは何なのかということを自分なりに考えて求められていることっていうのをどんどんやっていきたい。(これからの意気込み)総理大臣杯がチームとしてあるので、それに自分もチームの一員としてしっかりプレーできるように頑張るということと、今の自分の実力というか、プレーの内容ではチームの役には立てないと思うので、しっかりこの夏に足りない部分を補ってトレーニングしていきたい」

◆真下 瑞都(政2)
「(今日の試合は)取れるところで取れないというのは一番痛かったなと思うが、自分はDFなのでとりあえず失点しないということを大事に考えてやっていた。(今まで投げ続けてきたロングスローでアシストがついたことは)やっとという感じ。中に何人も大きい選手がいたので、投げるだけ投げようと思ったらたまたま中に(矢崎)一輝がいて決めてくれて良かった。(同期の矢崎選手の得点につながったことについて)2年生のコンビで取ったというのは嬉しい。(DFとして無失点で勝利できたことは)相手も相手だったので、失点はしてはいけないゲームだった。その中で相手に何回かチャンスを作られていたので、そこを守られたのは良かった。1つ上げるとしたら、自分がイエローをもらってしまったところをもらわないでいけたらもっと良かったと思う。(普段カードをもらうことが少ないが)リーグ戦でも専大戦で1回もらっているが、それ以外はない。あまりもらう選手ではなく、もらって良かったわけではないが、もっと激しくやらないといけないのかなと感じていたので、イエローもらったということに関してはそこまで引きずってはいない。場面が場面だったので…。法大戦ではあの位置で決められていたので、なるべくあの位置ではファウルをしないようにしたい。(夏はどういう練習をしていきたいか)大臣杯に向けての練習になる。『きつい練習はいい練習』と監督もミーティングで言っていたので、いい練習をできるようにやっていきたい。(大臣杯に向けて)駒大にとってなかなか出れていない大会だったので、出るからには優勝目指してやっていきたい」

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