• マネージャーとしてチームを支える(左から)清、坂谷、高杢(中川達夫撮影)

  • 新田禅道(仏4、手前)のゴールに喜ぶ(左から)清、高杢、坂谷=ダイドードリンコアイスアリーナで

  • 3人が注目選手に挙げた平入

マネージャー対談〈後編〉「アイスホッケーが1番かっこいい」

[アイススケート部](2017年11月24日 15時24分)

昨年秩父宮杯Bグループ、関東大学リーグ2部を初制覇し、今季もリーグ戦で首位に立つアイススケート部。チームを陰から支えるマネージャーの坂谷実季(G4)、高杢桃月(法3)、清みなみ(営2)の3人にマネージャー業やチームについてお話を伺った。(聞き手:中川達夫、田上佳雅)

—選手との仲は
一同:(沈黙)
坂谷(以下坂):どうした!?
一同:(笑)
坂:選手とも仲いいですよ。私は同期とはめっちゃ仲いいので。たくさん喧嘩もしてきましたが、嬉しいときも悔しいときも、4年間ずっと同じ時間を過ごしてきました。私たちの代になって初めての練習試合が筑波大戦で、負けで始まったんですね。去年はすごい代だったけど、今年は辛い代になるのかなと思いながら、今シーズンが始まって。その中で(主将の漆田)椋(政4)が先頭に立ってここ(首位)までこられたのは、すごいと思います。1・2・3年もプライベートも仲よく……。私話しすぎちゃうので、みんなに聞いてください。
一同:(笑)
高杢(以下高):私も仲いいと思います。踏み込みすぎず、いい関係だと思います。
清:友達という感じではないですね。
坂・高:わかる。友達ではないよね。
清:でも同期がいるから今の私がいると思っているので、感謝しています。支えたいと思うプレーヤーが揃っているので。

—次戦はその筑波大戦と優勝のかかる試合
坂:絶対勝てます。絶対勝てるとしか思ってないです。
高:いけると思います。
清:同じです。
坂:しゃべり下手かよ!
一同:(笑)
坂:坂谷実季の特集みたいになっちゃうじゃん!
一同:(笑)

—注目選手やイチオシの選手は
坂:(FWの平入)駿(商2)ですね。(背番号)7番の。1年生のときの(藤本)浩成(市4)を見ているみたい。藤本浩成も這い上がってきた人間なので。それよりも「すごい選手になるな」と思うのが(GKの菊池)亮介(仏1)ですね。亮介は3年生になったらめちゃめちゃすごいと思います。
清:今めちゃめちゃ伸びてますよね。
坂:2部で1番上手いキーパーになれると思います。
高:私も同じです(笑)。
清:私は同期のゴールが見たいですね。
坂:駿は公式戦でまだ決めたことがないので。
清:ずっと「悔しい悔しい」と言っています。
—平入選手はパックを持っていないときの動きが良くなったと感じる
清:おぉ~。
—だが、パックを持つとまだ焦ってしまう印象がある
清:そうなんですよね。
坂:そこがまた(昔の)浩成っぽいんですよ。
坂:あと、私が言っていいことかわかりませんけど、みんなもっとアイスホッケーの試合を見て、「こういう場面だとこうしている」というのを勉強していってほしいですね。頭で考えたり、教わったりだけでできることではないと思うので。数を見ることも大事かなと思います。

—アイスホッケーがかっこいいと思うのは
坂:スピード感ですね。あのスピードで判断して、パスして、ゴールまで持っていく。それに反応するキーパーもすごい。あのスピード感がホッケーの魅力なんじゃないかと思います。
清:難しいなぁ……。
坂:かっこいいじゃん。
高:かっこいいんですけど、どこがって言われると……。
坂:チェックとか、止まるときとか、選手が入れ替わるときとか。あれかっこよくないですか?
—わかります!
坂:あと、シュート打つときとかさ、いろいろあるじゃん。超コアなこと言っていいですか?アップ後にザンボ口から出てくるときめっちゃかっこよくないですか?
清:わかる!!めっちゃわかります!!
坂:私めっちゃ好きなんですよ。
—あとはペナルティボックスからダッシュで出ていくときも。
坂:飛び出す感じがいいですよね。……また私から話しちゃった(笑)。
高:私はディフェンスで相手がきたときに、1対1でバックスケーティングしながら、「こいつだけを見ているぞ」という姿がかっこいいです。
坂:技術2割、頭8割っていうぐらいディフェンスってマジで頭使うんですよ。駆け引きなんです。
高:話したがりじゃん(笑)。
坂:私超しゃべりたがり屋なんですよ。ごめん。
清:私はスケートができないので、まず氷の上っていうのがすごいです。それで、みんなずっと考えて、ずっと動いている。1番最初に見に行ったとき、ぶつかり合って壁に叩かれても、絶対すぐに立ち上がってパックを追っていく姿が、かっこいいなと思いました。今でも練習を見るたびに思います。アイスホッケーが1番かっこいいです。

-この後優勝のかかった最終戦、入替戦、インカレと続くが
坂:そっち(清)からいきましょうか(笑)。
清:まずは25日に優勝して(リーグを)締めくくりたいです。私は今インカレの手続きをしているんですけど、それが今の自分の1番の仕事です。みんなが無事にインカレを終えられるように頑張っています。
高:先輩ありきの私だったので、先輩の姿は今年で見られなくなってしまうのは、なんていうんだろう、ちゃんと……。
坂:責任感が芽生えてきたってこと?
高:うーん……。
坂:違った……(笑)。
一同:(爆笑)
高:そうなんですけど(笑)!先輩との時間を後悔のないように過ごしていきたいです。プレーヤーの先輩たちのプレーを目に焼き付けたいです。
坂:私は2部で優勝することが4年間の目標で、今年も手に届く位置まできたので、絶対掴みたいです。インカレに出られるチャンスがウチらの代でまわってきたのは光栄ですし、1・2・3年はインカレに出て日体大と戦えるので、ただ試合をこなすのではなく、経験として自分たちのものにしてほしいです。私たちも1点、2点を取れるように全力で体調管理をします。プレーヤーが一生懸命、楽しくプレーしてくれることが1番の仕事だと思っているので、それを全うできるように動いていきたいです。

—来年以降に向けて
高:見ていて4年生って本当に大変なんだなって感じるんです。自分が今まで大変だったと思うことより、もっと大変なことがあるのは覚悟しているつもりです。私の代はプレーヤーが渡辺1人で、 (渡辺)慎吾もキャプテンとして大変な年になるだろうと思います。最上級生が2人しかいないので、怖さはあるんですけど、(清)みなみがすごいしっかりしているので、2人でやろうというよりは下の力も借りつつやっていきたいです。彼女たちも1学年上がっていく中で今とは別のことを感じ始めて、各々考えながらやっていってくれるんだろうなと思います。信頼できる後輩たちなので、そこに関しては心配していなくて。それをまとめつつ、信頼関係も大事だと思うので、今からコミュニケーション取ってやっていきたいです。
清:マネージャーとしての仕事にまだまだ課題が多いので、1回1回の練習をこなすだけじゃなくて、しっかり考えて、スキルアップしていけたらなと思います。
坂:アイスホッケー部が盛り上がっていってくれることが一番ですね。来年はどんなチームになるかわからないですけど、それに伴った盛り上がり方があってほしいですし、そのためにプレーヤーも技術をつけて上手くなってほしいですし、切磋琢磨していってほしいです。マネージャーもブログのように広報をするのも1つの案なので、盛り上がっていってほしいですね。

—ありがとうございました。


◆坂谷 実季(さかたに みき)
GMS学部GM学科4年。高校時代は硬式テニス部。

◆高杢 桃月(たかもく とき)
法学部法律学科3年。高校時代はバスケ部のマネージャー。

◆清 みなみ(せい みなみ)
経営学部経営学科2年。高校時代はソフトテニス部。

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