• 安定した投球でリードを守り切った白銀=サーティーフォー相模原球場で(松堂彩子撮影)

  • 8回、貴重な追加点につながる三塁打を放った長(寒川朋子撮影)

  • 序盤苦しむが、試合を作った東野

「優勝を見据えた覚悟を持って」 連勝で首位浮上!!

[硬式野球部]東都大学野球秋季2部リーグ対拓大2回戦(2017年10月11日 14時44分)

東都大学野球秋季2部リーグ対拓大2回戦がサーティーフォー相模原球場で10月11日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 100 300 020 =6
拓 大 200 001 000 =3


      打安点
(7)緒 方532
(8)米 満311
(9)酒井良411
(3)恒 川300
 H 小 西100
 3 岡田耕100
(5)平 野200
 H5砂 川100
(D)巴 山200
 H  東 110
 RD諸 積000
(2) 長 321
(6)青 木200
(4)田 中101
     計2986

      回 打安点
 ○東 野 5 2142
  白 銀 4 1731

 初回、緒方理貢(法1)の二塁打からチャンスを作り、無死一、三塁の場面。酒井良樹(法3)の犠打で先制点をもぎ取る。その裏、先発東野龍二(商4)が2点を失うが、2回以降立て直し強気の投球で追加点を与えない。4回表、相手投手の制球が乱れ、一死満塁のチャンス。緒方の打球が相手守備のミスを誘い逆転に成功し、続く米満一聖(市4)も犠打を決め、この回一挙3点を奪う。6回からマウンドに上がった白銀滉大(法3)は中前安打と犠打からピンチを迎え、右前適時打で1点を失う。その後白銀に打球が直撃するアクシデントがあったが、復帰後は気迫の投球で相手打線を抑える。白銀に後押しされた打線は恋女房、長壱成(法3)の中越え三塁打などでダメ押しの2点を加え勝利。最終戦前に貴重な勝ち点を獲得した。
 
◆大倉孝一監督
「(今日を振り返って)なんとか粘って、ゲームが作れているのは大きい。ピッチャーが踏ん張っているのでね。(連敗の農大戦から昨日今日までどう練習などしてきたか)負けたからということでは無いんだけど、もう一回切り替えて戦って行くのは一緒。だけども優勝を見たときにもう一敗も出来ない状況であって、今までは1試合を全力でやるということだったが、でもこれからは覚悟を、優勝を見据えた1試合ずつの覚悟を持って戦おう、と。それで負けたらしょうがねえじゃんって(いうことを伝えた)。(東野選手の立ち上がりについて)俺の中では計算内といえば計算内。今までもそういうケースはあった。けど1試合トータルで考えたときに、少しでも粘らせて白銀につなげて行く、というゲームを作ることをあいつ(東野)には伝えていた。調子が悪いならしょうがないよね。(白銀選手が負傷で一旦休んだが、続行したことについては)行けないような負傷であれば、当然彼のことを思えば代えたけど、当たりどころを聞いたときに、これ休ませたらいけるなと思った。(途中から東野選手の調子も上がってきたようだったが)配球をちょっと変えた。立ち上がりで拓大が変化球狙いというのが見えた。それがちょっとはまってしまった。ストート主体に、長を含めて変えさせた。(取って取られての緊張感のある試合だったが、選手にはどんなことを伝えたか)いつも通りなんだけど、どういう展開になるかわからない。また逆転されるかもしれないし。逆転されたとしても一個一個のプレーを続けて行く。ゲームセットまで何が起こるか分からない、ということを今日も強く言い続けていた。「安心するな、安心するな」って。俺たちの野球を続けて行くんだということを言い続けた。(スクイズやバントなど小技の多い試合だったが)ゲームの展開を見て、クロスゲームに持って行くためにはそういう作戦しかないなと。大きいのを期待して後手に回るよりも、付いて行って付いて行ってという野球をすれば最後が見えてくる。(青学戦に向けて)これまでは4年生のファイナルステージということを、思う存分やるぞということを伝えてあった。拓大戦に入る前に、これから2カード今シーズンの総決算が始まるぞ、と。今シーズン、今年1年の総決算をやって行くということを伝えてある。一回体の、コンディショニングのリフレッシュだけさせて、もう一回再挑戦です」

◆米満一聖主将(市4)
「(今日の試合は)勝てて本当によかった。(昨日今日とよく打てていることについて)ヒットは出たり出なかったりするので何とも言えないが、出るにこしたことはない。粘りが繋がっているのかなと思う。(先週勝ち点を落としてからの今週だったが)課題となっているバッターの粘りなど、もう一度1から見直してきた。(主将自身の調子は)全然上がってない。バッティングはまだまだ。とにかくバントして次に繋ぐ意識をしている。(優勝について)1試合も落とせないので、一戦必勝。(次戦に向けて)拓大戦と同じように一戦も落とせないので、一戦必勝でとにかく攻め続けて、思い切ってやりたい」

◆東野龍二
「(今日のピッチングは)初回立ち上がりが丁寧にいきすぎて、バタバタしてしまった。二回以降はなんとか自分の持ち味であるテンポよく打者を追い込む攻めができていたから、良かったと思う。(相手に攻めこまれてどう対処したか)自分の中でかわそうということが頭にあった。それでは駄目だと思ったから長とも話して真っ直ぐで押していくことにした。それが途中からできたから良かった。(昨日ワンポイントに出てからの先発だったが)監督から初戦絶対投げると聞いていたから気にはならなかった。(監督からの指示は)いけるとこまでいけということで、自分自身も飛ばしていこうと考えていた。(自分の課題は)自分の中で丁寧にいこうと思い過ぎてることが良くない方向に進んでいる。割りきって思いきり攻めていく投球をしたい。ボール先行にならず、ストライク先行で打者に有利なカウントで勝負する。(今後の試合は)残り一カードで自分たちは一戦一戦勝っていくしか道はない。自分の与えられた仕事を全うしてチームの勝利に貢献したい」

◆長壱成
「(今日振り返ってみて)厳しかった。簡単には勝てないと分かっていたので苦しみながらの戦いだった。(一点差に詰め寄られた中での1打だったが)ファーストストライクから振りに行くことだけを考えていた。積極性が結果に繋がってくると思う。(守備でも活躍があったが)守備は1番自信がある。いつも通りできたと思う。(日頃のどんな練習がいかされたと思うか)やっぱりキャッチボールが全てだと思う。常にキャッチボールを大事に練習している。(来週にむけて)勝つしかない。泥臭くやっていきます」


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次戦、対青学大第1回戦は10月17日(火)10時00分より大和スタジアムで行われる予定。

■大和スタジアムへのアクセス
小田急江ノ島線「桜ヶ丘駅」下車 徒歩10分
小田急江ノ島線・相鉄線 「大和駅」下車 徒歩15分

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