伊勢同点弾で掴んだ勝ち点”1” 試合終了間際で引き分けに持ち込む
[サッカー部]第90回関東大学サッカーリーグ戦・第21節・対国士舘大戦(2016年11月05日 20時15分)
第90回関東大学サッカーリーグ戦・第21節・対国士舘大戦が11月6日、味の素スタジアム西競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
☆駒大1−1国士大
(0−1)
(1−0)
【メンバー】
GK松村優太郎[1]
DF鈴木啓晃[4] 伊勢 渉[2] 宮坂 瑠[4] 熱川徳政[3]
MF種岡岐将[4] 大塲淳矢[2](→70分桑原 智[4]) 大村英哉[3](→70分安藤 翼[3]) 吉岡雅和[4] 中原 輝[2](→78分小口大司[3])
FW大谷真史[4]
【SUB】
GK輪島 稜[3]
DF菊池 翔[4]
DF星キョーワァン[1]
MF小川礼太[1]
両チームとも負ければ後がない状況の中迎えた試合は、終始強風に翻弄される形となった。前半は”追い風”を利用した国士大の縦に早いスルーパスが冴え、逆に駒大は苦しい立ち上がりとなる。19分、相手の右サイド深い位置からのクロスがファーサイドのバーに当たり、跳ね返ったところを頭で押し込まれ先制を許す。エンドが変わった後半、”追い風”立場となった駒大はサイドを起点に攻撃を仕掛けるが、パス精度に欠け、チャンスを生かし切れない歯がゆい展開が続く。ところが試合終了間際にドラマは待ち構えていた。駒大の右コーナーキックから相手のクリアミスを経て、ボールを受けた熱川が低い弾道でセンタリング。ゴール前に詰めていた大谷がダイビングヘッドでそらすと、伊勢が右足で流し込み同点弾が決まり試合終了。絶望的と思われた貴重な勝ち点を1つもぎ取った。
◆秋田浩一監督
「(今日は)相手も勝たないとダメだったはずで、インカレに出たければそれを跳ね返さないといけなかったが、跳ね返せなかった。それと両サイドがどうも機能しなくて四苦八苦する試合だった。動き出しが遅い。もう少し動きながらプレーしないと、止めれれてしまう。(今日の守備は)1点取られたのはマークしていた選手の怠慢。立ってて、楽していたら相手に使われてしまっただけでもう少し詰めていれば対応できたと思う。最終ラインはそれなりに粘ってはいたが。(得点シーンは)相手も、残り時間守りを固めようとしていたのもあるが、あそこにキックのうまい熱川が約束通り速いボール入れてそれがはまった感じじゃないか。(プレーオフ圏内だが)勝たないとダメじゃないか。2試合勝てば絶対いけると思ったが、そこが何年も上位にいないチームの甘さがでた。乗り越えられれば多少チームが弱っても戦えるようになるはずなんだが。この試合はすごく大事な試合になると何度も言っていて、その試合をきちんと取れるのが力が付いた証拠だと思うが、まだそうでなかった。(次へ)替えがいない両サイドの奮起を願うしかない。やれることを精いっぱいやるだけであとは前からのディフェンスをちゃんとやれば少ない点数で勝ちを拾えると思っている」
◆種岡岐将(地4)
「(今日は)相手が勢いを持ってやってくるから、開始15分は大事にはいったが、前半のうちに失点して自分たちから苦しい展開を作ってしまった。(ハーフタイムでは)一人ひとりのプレーの身が入ってないし、守備のためにやれていなかった。自分たちのやることを見失った中で監督から喝を入れられてもう一回後半気合を入れて入った。(攻撃は)最後に1点取れたが、ゴール前に放り込むことが試合を通して少なかった。90分思い切りの良さ、点を取りに行く気迫が出せれば残り少ない時間でも点は取れるし、勝てない相手はいないのかなと思う。(貴重な勝ち点1)1点取り返せたのは良かったが、逆転する気持ちでやっていた。それができなかったのは自分たちの弱さだと思う。(次へ)勝つために全員が一つになってやるべきことを1週間しっかり準備していきたい」
◆大谷真史(G4)
「(今日は)日本一のために絶対勝ち点3を取らないといけなかったが、それに見合う頑張りや戦いができなかった。勝ち点2を失った悔しさの方が大きい。(前線からのプレスは)全然足りなかった。勝ててる試合の方がもっとチームのために労を惜しまず行っていた。専修戦でいい内容で勝てて、残留できたうれしさが、自分やチームの中で隙や迷いとして出てしまった。それを一つずつつぶしていかないと存在価値はないと思うので、もう一度見直していきたい。(次へ)こういう時こそ原点に立ち返って、1つ1つを100%でやること。自分がピッチに立っている意味をもう一度考えて、切り替えて練習から意識してやっていきたい」
なお、次節は11月12日、にて15:00から早稲田大と対戦する
【会場へのアクセス】
・西武新宿線「東伏見」駅下車、徒歩3分
この試合の写真はフリーランスの北田里美様のご提供及び許可をいただいて掲載させて頂いております。
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