• 1年を通して、体を張ったプレーでチームをけん引した種岡「チームのために頑張る素晴らしさを学んだ」=早稲田大学東伏見サッカー場で(フリーランス 北田露美様撮影)

  • 久しぶりの先発出場となった桑原。前半は中盤のボール支配に貢献した(フリーランス 北田露美様撮影)

  • 試合終了後悔しさを滲ませる大谷「相手に圧倒された」(フリーランス 北田里美様撮影)

”インカレへの道”東伏見に散る 早稲田相手に今季ワースト6失点 

[サッカー部]第90回関東大学サッカーリーグ戦・第22節・対早稲田大戦(2016年11月14日 16時09分)

第90回関東大学サッカーリーグ戦・第22節・対早稲田大戦が11月12日、早稲田大学東伏見サッカー場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒大1−6早大☆
(0−0)
(1−6)

【得点者】
61分:[早]山内(柳沢)
63分:[早]中山(山内)
75分:[早]中山
78分:[駒]鈴木
85分:[早]石川(相馬)
87分:[早]中山
88分:[早]小林



【メンバー】
GK松村優太郎[1]
DF鈴木啓晃[4] 星キョーワァン[1] 宮坂 瑠[4] 熱川徳政[3]
MF種岡岐将[4] 桑原 智[4](→82分小川礼太[1]) 大村英哉[3](→75分鈴木魁人[3]) 吉岡雅和[4] 中原 輝[2](→71分金 大生[4])
FW大谷真史[4]

【SUB】
GK森 健太[4]
DF菊池 翔[4]
DF伊勢 渉[2]
MF児玉卓也[4]

 インカレ出場には勝ち点3が前提条件となるこの試合。駒大は前半からサイドの中原、大村を軸に攻撃を仕掛けるが、決定機を演出することができず中盤でのボールの奪い合いが続いた。迎えた後半、得点が欲しい駒大は攻めの姿勢を崩さず相手ゴールに肉薄するものの、逆に”前傾姿勢”となったところを相手に利用させた。61分、中盤での浮き球の攻防で相手にボールが渡ると、前線へのロングパスに対応が遅れ、キーパー松村との1体1を右足で振りぬかれ先制を許してしまう。これで守備が崩壊すると立て続けに5点を失い勝負あり。駒大は75分に左コーナーキックからゴール前の混戦を経て鈴木のヘッドがきまるが、反撃もここまで。結果的に今季リーグワーストの試合内容でリーグ戦を終え、インカレ出場の望みも絶たれた。

◆秋田浩一監督
「(今日は)これが結果だから受け入れないと仕方がない。(守備は)右サイドがバテバテだったのもあるし、PKの失点で意気消沈してしまったんじゃないか。点数の差ほど相手と実力的に差があったわけじゃないと思うが、これがサッカーだと思う。(攻撃面は)あまり機能していなかった。この試合は”小さな大一番”だが、人生の中でもそうそうこういう機会はないのでちゃんとできるようにならないといけなかった。勝ち負けではなくて、90分間戦うことが大事だが、教えきれなかった。(来年へ向けて)学生サッカーの良さは、多少劣っていても、皆で努力すれば何かを得れること。結果も大事だが、結果へのプロセスはもっと大事。このプロセスを結果につながるようにやっていきたい。子供たちは物事の感じ方が少し違うので、大事なことを最初から教えていかないといけない。(後期納得のいった試合)次につながると思ったのは日体戦と専修戦だと思う。徹底していけばいろんなことができるので、何か一つきっかけをつかめれば変わってくると思う。(4年生へ)一生懸命やらないといいものは得れない。4年間コツコツとやっていけば、次のステージへ行ったときに役に立つと思う」

◆森 健太(経4)
「(今日は)ダメな部分が全部出てこういう結果になってしまった。(ベンチから見ていて)たとえ6点入っていようが点を取りに行く気持ちを見えている選手もいたのでそれは大きな収穫だと思う。4年生が頑張っている姿をみて伝わってくるものがあったし、後輩も背中を見て、この悔しさを来年にぶつけてほしい。(インカレ出場叶わなかったが)一番は駒大が全国で優勝することだったので、それができなかったのは歯がゆいし、けがしている間もチームに対する発信が足りなかったりと、自分の力不足を感じた。(4年間は)けがが多くて、悔しさが残る苦い4年間だった。それでも人間的に成長できたし、秋田監督の下で駒大に入学して間違いはなかったと思う。(最後のリハビリは)出る気持ちで準備していたし、伝わるものがあればいいと思っていた。早稲田戦で引退してしまっても悔いが残らないようにやってきた。(チームへ向けて)厳しさをもってやったがまだ足りなかった。昔の駒大を復活させるには至っていないし、どれだけサッカーに打ち込めたかを自分自身に問いただして来年につなげてほしい」

◆種岡岐将(地4)
「(今日は)自分たちのすべてを出すために準備してきたが、これでも全然足りなかった。監督の求める速い攻撃を自分たちは徹底したつもりだったが、監督からはそうではなかったといわれた。自分たちはまだインカレに出て日本一を目指せるチームではなかったと痛感した。(4年間は)最初は小手先の技術や、戦術に目が行き過ぎていて、チームのために頑張ることの素晴らしさを教えてもらったので、それにもっと早くみんなが気づいていれば違う結果になっていたと思う。最後の笛が鳴るまで、自分たちが持てる力をぶつけようとしていたので、結果には出なかったが、後輩に伝わったと思う。(今後へ)結果で後輩に示せなかったが、自分たちちが残せることはあると思うので、しっかり伝えて卒業していきたいと思う(後輩へ)速く変わってほしい。監督の求めるサッカーを自分ではなくとにかくチームのために戦ってほしい」

◆大谷真史(G4)
「(今日は)悔しいが、相手に圧倒された。本当は自分たちが圧倒するべきだったが、できなかった。自分たちの努力の結果がこれなので、自分たちの責任だと思う。(森がベンチに戻ってきて)勝たないといけない試合を勝てず、申し訳ない気持ちでいっぱいだが、‶モリケン"がキャプテンでなければチームはまとまらなかったし、ここまでやってこれなかった。感謝している。(副キャプテンとして)自分なりの形で駒大のワントップを務めてきた。でも今日のこの結果を受けて、自分の力不足を感じた。今日の失点も自分のヘディングで負けて、カウンターを受けてのものだし、すごく責任を感じている。この先サッカーを続けるなら、この負けを胸に刻んで、もっと強くならないといけない。(後輩へ)駒大は絶対日本一になるチームだと思う。でも全部選手次第。選手が監督の言ったことを受け入れて、監督の言っている何かに気づいて実行ほしい。もっと勝つためにシーズン前から全力を尽くしてほしい」

発行冊子最新号一覧背景(左)

サッカー部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)