• 最終戦、4年生で唯一の得点をあげた田中=日体大世田谷キャンパスで(中川達夫撮影)

  • リーグ期間中、坂本が出場すると試合が盛り上がった(石曽根和花撮影)

  • 加山は「まだ終わった実感がない」と話した

  • 途中入部ながら最後までやりきった山地(伊藤大志撮影)

  • 中野は試合でボールを積極的に動かした

引退特集!~縁の下の力持ち。主力を支えた4年生たち~

[男子バスケットボール部](2016年11月01日 23時37分)

現3年生の代からバスケ部にスポーツ推薦枠が設けられたこともあり、主力として試合に出ているのは主将の川嵜幸祐1人。それでも白井監督は4年生を「縁の下の力持ち。こんな4年生はなかなか出てこない」と評価する。後輩たちも「1番大切な存在」と須田全一(経3)が話せば、針生信洋(営2)は「私生活はお兄ちゃん、バスケでは先生」と語った。監督にも後輩にも慕われる4年生にバスケ部生活を振り返ってもらった。

◆川嵜幸祐(営4)
「(リーグを振り返って)全体的に練習の雰囲気でその週末の試合が大きく変わるということをすごく実感した。(バスケ部生活は)1年の時も2部だったが4年になってからの2部は違うなと感じた。キャプテンとしてプレーでも引っ張っていくことは難しかったが後輩たちももちろんだし、一番は同期たちがいろんなところでまとめてくれたのでやってくることができた。(後輩へ)実質自分が抜けるだけ。最終戦のように下級生だけであれだけ戦えるということを証明してくれた。ただ、ないとは思うが驕りの気持ちを持つことなく、チャレンジャー精神を忘れずにやってほしい。チャレンジャー精神をもってのびのびと駒大のバスケをすれば、おのずと結果はついてくると思う。もし、結果がついてこなくても駒大らしくやればそれをさらに後輩たちが引き継いでくれると思うので頑張ってほしい」

◆山地啓太(歴4)
「(試合に出て)何かできる感じではなかったが、最後に2部のコートに立てたのは良い経験だった。(4年間を振り返って)去年の先輩が2部にあげてくれた状態で4年目を迎えて、結構プレッシャーがあった。4年生になって、試合に出ることがなかったので、プレー以外のところでまとめられるかということをちゃんとやらなきゃなと感じていた。結果的には、なんとかできたかなと思う。バスケ部に入ってよかった、というのが一番。(印象に残っていることは)去年の2部の入れ替え戦。2年生のときは入れ替え戦で負けて昇格できなかった。1個上の先輩が引退するのが悲しかったということもあるし、なにより昇格できたことが印象に残っている。(4年間で成長した部分は)ある程度プレーも上達したと思うが、一番はプレーよりも精神的な部分。4年生だけど裏方に回る、ということをポジティブに考えられるようになったことは成長だなと思う。周りもついてきてくれて、間違ってなかったなと思う。(同期に向けて)自分は途中から入ったが、受け入れてくれてすぐになじめた。感謝している。一般生として同じ気持ちで頑張れた。ありがとうという気持ち。(後輩に向けて)3年生には本当に感謝している。近年では初めて入ってきたスポーツ推薦の代で、プレー的にもチームを救ってくれた。今の3年生が入ってきてから大きく変わったと感じている。一番仲が良かったのも3年生で、そういった面でも感謝している。2年生には、来年は上級生になるので、もうちょっと大人になってほしい。まだ先輩にすがっている感じがある。うまい人は多いので背中で引っ張っていける感じなってほしい。1年生にはもっと下級生という自覚が必要かなと思う。気をつかったり、声を出したりというものが足りない感じ。来年から全員がスポーツ推薦の選手になって、悔しい思いをする人も増えると思うが、チーム一丸となって頑張ってほしい。良い試合を見に行きたい」

◆中野峻介(英4)
「(試合に出て)緊張というより、最後だしやってやろうという気持ちだった。後輩たちが作ってくれた流れを壊したくなかった。(4年間を振り返って)濃くて楽しい4年間だった。楽しいことばかりではなく、つらいこともあったが、みんなで乗り切ってやって来れて、良い4年間だった。(印象に残っていることは)1年生の時に3部に落ちたこと。一番悔しくて、一番印象に残っている。忘れられない。(4年間で成長した部分は)練習中の態度といった、人間性の部分。後輩はみんなうまいので、どういうところで自分が目立てるか、後輩の見本にになれるのか考えた。周りに注意するといったプレー以外のことをやっていかなければならない。それは4年生になって特に自覚した。良い背中を見せられたかなと思う。(同期に向けて)4年間楽しいこともつらいことも一緒に経験してきた。この4年間のことを忘れないで、社会に出て頑張ってほしい。ありがとうという気持ち。(後輩に伝えたいことは)今日の試合は1年間で一番いい試合だったと思う。試合に出てる人も出てない人も一つになって戦っていた。試合に出てない人は、良いゲームを見れたと思う。見習って来年につなげてほしい。後輩には、目の前のことだけでなく、周りも見れる人になってほしい。もう少し気配りが増えてもいいかなと思う。良いメンバーがそろっていると思うので、本当に期待している」

◆坂本泰成(現4)
「(リーグ戦を振り返って)山あり谷ありだった。良い雰囲気のときも悪い雰囲気のときもあって、それは来年に向けた良い経験だったのだと思う。(今日の試合は)シーソーゲームだったので、試合に出られるかどうかわからなかった。監督が自分を出してくれたので、やれることをやろうという気持ちで取材に臨むかことができた。(4年間を振り返って)本当に楽しかった。(4年間の思い出は)たくさんありすぎて言葉にできない。(後輩たちに向けて)自分たちの目標を決めて、それに向かって頑張ってほしい」

◆加山大樹(市4)
「(今日を終えて)10年間バスケットを続けてきたので、まだ終わった実感がない。また火曜から普通に集合してバスケットをやるような感覚。(試合に出場したが)緊張はしなかったが、気づいたら終わってた。(この4年間は)自分達の学年は一般生で入ってきてあまり試合には出れなかったが、後輩達にレベルの高い選手がいるので、練習とかでいいプレーができたりすると楽しかった。(入部して良かったと思うことは)下級生が中心で試合に出ていたが、このリーグ中も試合に出ているメンバーと4年生全員でミーティングをした時、試合に出ていない4年生の声も後輩達は快く聞いてくれた。そういうチームメイトに恵まれたところ。(後輩達に伝えたいことは)能力のある子達ばかりなので、是非来年はもっと上を目指して頑張ってほしい。本当は自分達が試合に絡まなければならない中よくやってくれたという感謝がある。(バスケットは)楽しい。身長が高い方が有利だったり、身体能力の高い方が有利と言われるが、誰でも活躍できる可能性のあるスポーツだと思う」

◆田中翼(歴4)
「(今日を終えて)プレーヤーとしてはそんなに試合に出れなかったが、いい仲間と思い出作りはできた。部活をやって後悔は全くない。その一言に尽きる。(最後に出場したが)4年間頑張ってこれた4年生と一緒に出れてよかった。最後はシュートも打てて、偶然だったけど入ってよかった。いい思い出ができた。(ゴールは)とりあえず打っちゃえと(笑)。打てば入るんだと後輩達にも伝えたかった。その気持ちもあったので、思いきりやろうと思った。(4年間は)正直辞めたいなと思う時もあった。でも99%辛い練習も1%皆で勝つということが全部を上回る楽しさに変わった。(4年間で大変だったことは)試合にそんなに出れなかったことと、3部に落ちてしまったり、2部で上がれなかったり。そこはキツかった。(入ってよかったと思うことは)本気でぶつかり合える仲間に出会えたことがすごくよかった。 (バスケットとは)辛いことも楽しいことも全部教えてくれる。友達に近い感じ。頑張ればいい結果が出るし、ふざけている時はそういうバスケになってしまう。(後輩に伝えたいことは)能力はある。駒大に1番足りないのが得点を取る絶対的エースだと思う。それは誰にでもチャンスがあることだと思うので練習からバチバチやってほしい」

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