• 駒大を引っ張ってきた今永=神宮球場で(二宮優里亜撮影)

  • 小川は唯一の打点を挙げた(寒川朋子撮影)

意地見せられず、2部降格。

[硬式野球部]東都大学野球秋季入替戦東洋大3回戦(2015年11月10日 17時16分)

東都大学野球秋季入替戦対東洋大3回戦が11月10日神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 001 000=1
東洋大 003 033 10☓=10

      打安点
DH米 満 400
HD高 石 100
(6)前 田 510
(9)青 地 300
(7)松 尾 410
(3)恒 川 210
(8)長谷川 000
8 小 川 211
(4)福 山 300
(5)巻 木 200
H5菅 野 200
(2)高橋亮 100
H 巴 山 100
2  長  000
H 岡 田 000
     計3041


     回  打安責
●今 永 51/3 30119
東 野 22/3 1031

 先発今永昇太(経4)は3回、1死一、二塁の場面で安打を放たれ先制される。その後も連続安打を放たれ、この回一挙3点を失う。また5回にも1死満塁で走者一掃となる左翼線二塁打を打たれさらに3点を奪われる。相手打線を抑えられず、今永は5回1死一、三塁で降板。代わった東野龍二(商2)も後続を抑えられなかった。一方打線は、2回死球などで満塁の好機をつくるも活かせず、5回まで無安打無得点。6回⑥小川弘樹(政4)の中安打で1点を返すも9点差に追いつけず、2部への降格が決まった。


◆西村亮監督
「(今日は)今永しかいなかったので仕方がない。3回で変えようとしたが、本人との思いの確認をした。(2回満塁の場面で)1点でも取れていたらと思う。4年生にもう一度託したが、仕事ができなかった。期待している選手が仕事をしてくれないと苦しい。(来季について)2部に落ちるような野球をしていたので、オフでしっかり鍛えてなるべく早く1部に戻ってきたい。(今永に対して)ずっとともに歩んできた選手。駒大をここまで引っ張ってくれてご苦労さんといいたい。新たなステージでも頑張ってほしい」

◆巻木周平主将(経4)
「(試合について)秋リーグを終えて今日まで、やるべきことをやってきたが、勝つための守備や攻撃ができなかった。(自身の調子は)リーグ戦途中から上がってきたが、相手バッテリーに嫌がられることを出来なかった。4年が機能できなかったことが申し訳ない。(後輩に向けて)結果で貢献することは出来なかったので、4年間で経験したことを言葉で伝えたい。(主将として)最初は無我夢中だった。春から厳しい展開が続く中で、どうしたら勝てるかを常に考えていた。普通では経験できないことができた」

◆今永昇太
「(今日は)悪くはなかったが、調子で野球をやっているわけではない。一選手として負けた。(学生生活最後の登板について)最後の2つ勝たないと意味がない。後輩になにも残せなかった。弱いチームのまま終えてしまい、申し訳ない。(次のステージでは)まだ考えられる段階ではない。(原投手には)大学野球での借りは大学野球でしか返せない。プロではどんな相手にも自分の出来ることをしたい。(この4年間)人間的に成長できた。きれいな形で終われなかったことを受け止め、次に向けてしっかりと準備したい。大事に起用してくれた監督には感謝している」

◆前田滉平(法4)
「(入れ替え戦は)4年生の力が足りなかったことが負けにつながった。(4年間を振り返って)入れ替え戦も2回経験して、全国優勝も経験して色々なことがあった。最後の最後に2部に降格して情けない。(後輩に向けて)駒大野球を受け継いで、すぐ1部に戻ってほしい。持ち味の元気を絶やさずに、頑張ってほしい。(同期に対して)長いようで短かった。試合に出ている4年が少ない中で、応援してくれる力が強かったので感謝でいっぱい(駒大野球部は)明るく泥臭くひたむきにやっていくチームなので、それを変えずにやっていってほしい」

◆永山慶志郎(商4)
「(今日を振り返って)今永が頑張ってくれたのでここまでこれた。今永が打たれた時に逆転できなかったのが自分たちの弱さ。4年が頑張らなければいけなかった。(4年間は)早かった。今までと違って、東都の野球は厳しかった。後輩たちには申し訳ないが、託したい。(同期に向けて)2部降格になったが、伝統ある駒大で一緒にやってきた。ありがとうと言いたい」

◆片山雄貴(商4)
「(今日は)悔いを残さないよう、いつでも登板出来るように準備していた。(東洋打線は)一人ひとりが工夫して打っていると思った。(今日で最後となったが)東野や高橋由、谷中、白崎など力のある投手が揃っているので、来年も投手中心に守り抜く野球をしてほしい。(4年間は)1年からベンチ入りしている中で、先発6勝しかできなかったことが悔しい。(後輩に向けて)投打ともに力のあるチーム。一球一球勉強だと思い、春に優勝して、再び1部で野球をすることに期待したい」

◆土屋雅飛主務(現4)
「(試合が終わってみての感想)申し訳ない。これで終わりか、というかんじ。(入れ替え戦に臨む前は何を考えたか)4年生を中心に気持ちで勝負したかった。4年間やってきたことを全て出そうと思って臨んだ。(2年間主務を務め上げた。4年間を振り返ってみて)優勝して、入れ替え戦を2回なんて経験できるマネはいない。この経験をこれからも生かしていきたい。いろんなことをやってきたがマネをしていて良かった。(印象に残っている試合は)昨秋の亜細亜第二戦。あれを勝てたから優勝できたのだと思う。(自分がなにかチームに残せたと思うことは)マネがもっと動ける環境を作れた。マネ同士も、チームとの関係もよくできたと思う。(後輩には)来年もすぐに上がれるように頑張ってほしい。(卒業後は)大学職員として残る。チームのためにできることをしていきたい。この悔しさは一生もの」

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