• 中谷は新記録へと果敢に挑んだ=日本体育大学健志台陸上競技場で(曽根彩花撮影)

  • 工藤は終始安定した走りで集団をけん引(田中碧撮影)

攻めの走りで、中谷・工藤自己新!

[陸上競技部]第247回日本体育大学長距離競技会(2015年11月14日 18時48分)

 第247回日本体育大学長距離競技会の第1日目が11月14日、日本体育大学健志台陸上競技場で行われた。駒大からは1万mに中谷と工藤が出場した。結果は以下の通り。(上位3名と駒大のみ)。
 
<1万m>5組
1着 梶原 有高 (厚木陸協)28:13.42
2着 サイラス キンゴリ(仙台育英学園高)28:13.81
3着 中谷 圭佑 (経3)28:17.56☆
5着 工藤 有生 (政2)28:23.85☆

☆は自己新記録

 工藤は好調なスタートを切る。中谷は集団後方でペースを作り半周足らずで追い上げ、駒大勢は先頭集団で集団をけん引。工藤がリードしていたかのように見えたが、中盤から中谷がさらにスピードを上げ、レースはヒートアップ。8000mを超えても勢いは止まらず、中谷は3着、工藤は5着で駒大勢は自己新記録を塗り替えゴール。肌寒く雨が降りしきる悪天候の中、攻めのレースを展開した。

◆大八木弘明監督
「(総評は)タイム的には狙っていたタイムは出たが、8000mまでは楽について、あの展開ならばもう少しタイムが出たかというところ。足りないものがあったのではないか。 (課題は)課題は見えていて、中谷は後半我慢できるスタミナや脚力、工藤は上半身の体幹。箱根に向けて走り込んでいく。(チームの様子は)悪くない。明日の上尾ハーフマラソンでどこまで中堅どころが頑張れるかだろう」

◆工藤有生
「(今日の走りは)寒かったが走るからには結果を出そうと思って走った。目標としていた20秒には届かなかったが23秒でしっかりまとめることができた。(監督・コーチからは)まだ体幹がしっかりしておらず、後半の走りがぶれてしまうと言われている。後半は中谷さんに離されてしまった。その点がまだ弱いところだと思う。(出雲・全日本を終えて)区間賞がまだ獲れていない。走るからには区間賞を獲って、次の走者に渡すことが駅伝では勢いに繋がると思うので、その点を意識して練習に取り組んだ。(次へ)箱根駅伝に向けて、優勝出来るように精一杯頑張りたい」

◆中谷圭佑
「(今日の走りは)粘り切れず後半の詰めの甘さが出た。粘れていればもう少しいいタイムが出ていた。また、自分は天候をあまり気にしないので、雨の涼しい中で走れたことはプラスになった。(開始直後の位置取りは)転倒を避けるためと自分のペースを作るため後ろを走った。後方から徐々に前へ行くことで自分の中でいい流れを作ることができる。(全日本を終えて)正直疲れもあったが、監督に「今日の日体大記録会で記録を狙いたい」と頼んだからこそ気持ちを切り替えて試合に臨めた。今後は箱根へ向けて長い距離を走る必要がある。今までとは違ったレースになるので距離を踏むように意識している。(箱根へ)自分がしっかり走らなければ、チームの優勝はない。区間賞を獲り、チームに貢献できる走りをしたい」

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