• 大事な初戦の勝利でチームに良い流れをもたらした島村=所沢市民体育館で(二宮優里亜撮影)

  • 強豪相手に接戦を制した英

  • リーグ戦初勝利を決めたダブルス、歓喜のガッツポーズ

強豪に見せた!これぞ駒大の卓球だ

[卓球部]春季関東学生リーグ1部・早大戦(2015年05月15日 23時10分)

春季関東学生リーグ1部・早大戦が5月15日、所沢市民体育館で行われた。結果は以下の通り。

☆駒 大4―0早 大
○島村直道 (経2)3―1坂口●
○松田尚樹(営2)3―1大島●
○英 稔史(経3)3―2山本●
○松田、水谷良紀(営1)組3―2大島、上村組●

リーグ4戦目は強豪、早大と対戦。この試合で重要である初戦の1番手・島村が健闘した。流れが作れず1セット目を落とすが、粘り強い卓球で2セット目を取り返す。左右に揺さぶる多彩な攻撃が相手に効きはじめ、徐々に相手を翻弄。初戦をものにした。この1勝で流れは完全に駒大にペース。2番手・松田が得意のレシーブで日本代表、大島を倒すと、続く英も相手の強烈な攻撃に苦しめられるが粘り強い戦いで応戦。大声援の中、フルセットで打ち勝った。ここまで一度も勝てていないダブルス松田・水谷組に勝利が委ねられた。タイムアウトを上手く使い1セット目を先取するがお互いにセットを取り合いフルセットへ。二人の息の合ったプレーで点を重ね、最後は今大会初出場の1年・水谷の堂々としたプレーでポイントを奪い見事白星を上げた。リーグ戦初勝利を飾り、後半戦へと突入する。

◆長崎隆志監督
「(今日は)試合前に1番手・島村のところで勝たないと勢いがでないと選手たちに話していたがまさにその通りとなった。1番手が大事な勝負でした。島村がきっちりと勝ってくれたからこそ松田に良い流れを引き寄せた。松田も粘り強く戦ってくれた。英も春から練習してきたフォアの成果が存分に出ていた。全敗で後半戦をむかえるのと勝利してむかえるのでは全然違うので勝てて本当に良かった。(ダブルスは)松田が我慢強く戦ってくれた。状況によって水谷にうまくバトンタッチしていた。特に松田のレシーブは良かった。(印象に残った場面は)ダブルス1セット目の時に松田が自分でタイムをとった場面。その結果1セット目を取ることができ、最終的な勝利につながった。(次戦は)この勢いのまま、声を出して戦ってほしい」

◆内山健吾主将
「(今日は)1番手・島村のところで、1セット目を取られて苦しい展開になったけれど2セット目を取り返せたのが一番大きかった。今までの練習の成果が出たと思う。この勝利のおかげでチームが流れに乗れた。今日のキーポイントだった。今日は良い部分しかなかった。(勝因は)やはり島村選手のところ。あとは、苦しい時に出し続けていたチームの応援だったり、アドバイスの声。(初勝利は)連敗していた中での1勝だったのでとても嬉しかった。大会前から後半戦が勝負と言っていたので、良い流れで後半戦に臨める。(次戦は)次は勢いにのっている埼工大。チーム力があるがそれに負けないチーム力で勝ちたい」

◆島村直道
「(今日は)自分が勝って、チームに勢いづけたいと思っていた。昨日もいい試合ができていたので、自信を持って臨めた。(1番手で勝てたことは)チームに勢いづけられたのでよかったと思う。(左右への揺さぶりがみられたが)序盤にバックに集まっていて、相手にふられてしまっていた。相手の脚が動いてなかったので自分から動いていこうと思った。(次戦に向けて)早稲田に勝って嬉しいが、次からが本当の勝負だと思っているので、すぐ切り替えて明日に備えたい」

◆松田尚樹
「(今日は)早稲田戦ということで、皆チャンスがないと思っていたが、自分自身は準備をしっかりしてきたので、チャンスはあると思っていた。相手も強かったが、戦う前から負けると思って戦ってはいなかった。対策練習をたくさんやって、何か月も前から準備してきたことが結果的に勝利に繋がってとても嬉しい。(シングルスについて)誰よりも1番練習してきたので、自信はあった。絶対勝とうと思っていた。(ダブルスについて)1年生と組んで、今日が初勝利だった。悪くはなかったので、いつかは勝てると思っていた。(バックハンドが多い印象だったが)フォアハンドが長所ではある。バックハンドは苦手だったが、フォアハンドを活かすバックハンドの練習をして、最近よくなってきている。(次戦に向けて)今日勝ててほっとしたが、シングルスもダブルスもあり、残留もかかってくるので、気を抜かずに自分の仕事をしたいと思う。応援も喉を枯らすくらいしてくれていて、勝たなくてはいけないなと思う」

◆英 稔史
「(今日は)後輩たちが強い人を倒して勢いをつけてくれたので、自分もその波に乗れてよかった。(いい流れでの試合だったが)昨日2敗してしまったので、今日は絶対勝ちたいと思って臨んだ。(接戦での戦いは)自分次第だと思った。無我夢中になって頑張った。(次戦に向けて)明日からが勝負。チームでしっかり勝っていきたい。あと3試合あるが、相手が強くても全勝したい」

◆水谷良紀
「(ダブルスは)あと1点がとれず、初勝利ができていなかったので今日の勝利はとても嬉しかった。竸った場面で先に点を取ることができた。今日は体が自然に動いて気持ちよかった。(初勝利は)リーグ戦初めて勝てて嬉しかった。シングルスの先輩たちも格上相手に勝っているのを見て、僕もやってやろうかなという気持ちでした。(松田選手は)松田選手がいたから駒大に入ったくらい尊敬している先輩です。(次戦は)埼工大は部員も多く声も大きいので竸った試合になると思う。しっかり準備して臨みたい」


なお、次戦は5月16日、日大戦が10時15分、埼工大戦が15時より所沢市民体育館で行われる予定。

■会場へのアクセス
西武新宿線「新所沢」駅東口より徒歩10分
新所沢駅東口発所沢ニュータウン・西武フラワーヒル・本川越行きにて「所沢市民体育館前」下車徒歩1分

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