• 板倉はゲームキャプテンとしてチームを率いた=江戸川区陸上競技場で(高尾葉菜撮影)

  • 監督にヘディングを高く評価された逆転ゴールの菊地

  • 初先発で緊張したという松島も試合後笑顔を見せた

インカレ出場引き寄せる逆転V

[サッカー部]第88回関東大学サッカーリーグ戦・第21節・対慶大戦(2014年11月09日 00時06分)

 第88回関東大学サッカーリーグ戦・第21節・対慶応大戦が11月8日、江戸川陸上競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

 ☆駒大2-1慶応大
   (1―1)
   (1-0)

【得点者】()はアシスト
24分:[慶]宮地(端山)
43分:[駒]中村(板倉)
85分:[駒]菊地(板倉)



【メンバー】
GK秋山瑠偉[4]
DF大木 暁[4]、立石忠之[3]、松島鷹史[3]、柳川剛輝[3]
MF唐木沢真也[3]、板倉直紀[4]、平野篤志[3](→71分斎藤純平[4])、小牧成亘[4]、中村駿[3] (→80分溝口祐真[4] )
FW菊池将太[3] (→89分嶋谷昇大[3] )

【SUB】
GK積田景介[3]
DF須貝暁[4]
MF新田己裕[3]
FW大谷真史[2]
※[ ]内数字は学年

 累積警告やケガで主力を欠きながら挑んだ慶応大戦。インカレ出場権を懸けた直接対決だ。序盤は、相手のセットプレーとカウンターを中心に攻め込まれる時間が続く。試合が動いたのは35分、CKからヘッドで合わせられ失点する。だが、徐々にチャンスを作り出し攻撃のリズムを掴み出すと、前半終了間際、中村が混戦から押し込みゴール。試合を振り出しに戻す。後半は、一進一退の攻防を見せるもゴールが遠い。しかし、85分に板倉のCKを、菊地がファーでダイレクトで合わせ逆転に成功。その後の慶大のオフェンスを凌ぎ、試合は終了。暫定ながらも、インカレ出場圏内である5位まで浮上した。

◆秋田浩一 監督
「(メンバーがいない中での闘い)その分上級生が意識してやったと思う。上手、下手は別として駒澤らしかった。ミスも多少あったが、それを差し引いても一生懸命やっていた。(修正したいところ)前からもう少しプレスをやれる様にならないと下がって守るようにしかならない。特にテクニックのあるチームとやる場合は下がって守るのではなく、我々のコンセプトである前からボールを取りに行くという意識が無いとダメ。それが学生らしいサッカーの一つででもあるので90分間動き回って戦うという意味ではやりたい。(前半は押し込まれる場面も多かった)そういう想定の元でやっていた。失点を先にしたのは残念だが、粘り強くやれていた。逆転して自信を持ったことは良かったし、チャンスのある限りはやってほしい。両サイドはドリブルも上手いしセンタリングもちゃんと出来るタイプなのであそこからの攻撃を頭ではなく、胸とかを使って早くやれれば攻撃がワンパターンではなく、幅広くできるのではないかと思う」

◆板倉直紀 副将(法3)
「(今日は)負けてはいけないという状況の中、自分が引っ張っていかなくてはいけないという思いで今週やってきたので、勝ててよかった。 (逆転ゴールのシーン)最近セットプレーで点が取れてなかったのでよかった。最近は自分自身キックミスが多かった。(主力の不在)自分たちのやるサッカーは同じ。やるサッカーをしっかり共有できたと思う。(先制点を決められ焦りは)雰囲気が悪くならないようにとは言った。切らさず、落とさずやろうということ。(最終節にむけて)勝てばインカレPO以上が決定するので、しっかりやりたい」

◆菊地将太(政3)
「(今日は)主力選手の四年生が出られない厳しい状況だった。その分三年生が頑張ろうという話も試合前にした。みんなで団結したことが勝利につながったと思う。(ヘディングでリズムを作れた試合)自分がヘディングで勝った時に、他の選手が裏に回ってくれたので、そういう面は前節よりよかった。(得点シーン)セットプレーは大きい選手に合わせるが、今節はメンバーがいつもより小さかったので、セットプレーの練習をしてきた。その練習の形で点を取れたので、この点はみんなで取った点だと思う」

◆立石忠之(歴3)
「(今日は)負けたらインカレ出場の可能性が消えるので、インカレに行くためにも、四年生のためにも頑張ろうと思ってプレーした。(CBとしての出場)与えられていることをやるだけ。特に、ラインコントロールとカバーと声掛けを意識してやった。(前半なかなか点が決まらなかった)DFとして失点しないように声を出して、粘って守備しようと意識した。ある程度はできたと思う。(後半は)相手も疲れていたので、お互い総力戦だった。1点入って、自分たちはゴールを守るだけだった」

◆松島鷹史(歴3)
「(今日は)三年生中心のチームでの試合で緊張した。四年生のためにと団結した。それが導いた勝利だったと思う。試合終了後、嬉し涙が出た。何より次につなげられたことが嬉しい。(リーグ戦初先発)自分のやることをやろうと考えていた。直接対決という重要な試合であり、最終ラインという失点の責任を負うポジションで緊張した。(逆転シーンは)今週一週間セットプレーに重点を置いて練習していた。あのゴールはその練習の成果とみんなの気持ちが実を結んだゴールだと思う。(最終節は)四年生と一日でも長く練習したいので頑張りたい」


なお、次節は11月15日、ゼットエーオリプリスタジアムにて11:30から流経大と対戦する。
【会場へのアクセス】
・JR内房線「五井」駅西口より徒歩30分

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