• 1部昇格を決め、胴上げされる新倉監督=アミノバイタルフィールドで(五十嵐秋音撮影)

  • 相手のランを止める近藤(副嶋大悟撮影)

  • 2タッチダウンの活躍をした二之方

  • QB戸谷はランタッチダウンもきめた

「100点勝利」で悲願の1部昇格!

[アメリカンフットボール部]2013年度関東学生アメリカンフットボールAブロック秋季1、2部入れ替え戦(2013年12月07日 20時23分)

 2013年度関東学生アメリカンフットボールリーグ1、2部入れ替え戦、一橋大戦が12月7日、アミノバイタルフィールドで行われた。結果は以下の通り。

☆駒 大36-7一橋大
1Q(0-7)
2Q(13-0)
3Q(6-0)
4Q(17-0)

 2年連続で迎えた1、2部入れ替え戦。序盤、ミスが続くと、先制を許してしまう。しかし中盤からDFが本来の隙をみせない守りを見せ始めると、第2Qには今試合から復帰した#15戸谷翔麻(商4)のパスが冴えわたり最後は#33二之方健(禅2)がタッチダウンをきめ同点に追いつく。その後も#12石井優人(政3)がランタッチダウンを決め勝ち越しに成功。その後も#8後藤生織(現4)の果敢なタックルなどでファーストダウンを与えない守りで試合を優位に進める。後半にも#22神田龍人(政3)や戸谷が合計3タッチダウンを決め圧勝した。この試合で来季からの駒大の1部昇格が決定。

◆新倉晴彦監督
「(今の気持ちは)シャバに出たというようなかんじです。(近藤主将からOFもDFも100点という言葉が)そうでしょう。1部にあれだけ快勝できたので、DFはリーグ戦後半から仕上がりが本当によくなっていた。今日もDFでとられたのは0本であとはOFとかパントのミスだったし、フィールドゴールもいれていなかった。今日はフィールドポジションをいかにうまくやるかというのがテーマだったが、常に相手陣地でやれていたので狙うようにできた。それをDFがいい所ででターンオーバーしてくれた。(2Qのタッチダウンは大きかったのでは)そうですね。DFが完璧にやってくれたし、OFもおせたので。あとはエースQBの戸谷がもどってきて、パスがあるので相手も守りづらいし、決めることができたのが大きかった。(リーグ戦を通して)戸谷・神田のエースが2人いない状態で勝てていたのはOLの力が大きい。今年は本当にOLが押せて、パスがないとばれていても勝てたのはOLのおかげだ思う。この2週間の練習は濃い集中力で本当にいい練習ができていたので、接戦になるかと思ったが今日はみんなに100%勝てるよって嘘じゃないで言えたくらい。自信はもてた試合だったと思う」

◆近藤圭介主将(営4)
「(今の気持ちは)本当によかった。こんなに嬉しいことがあるのかというぐらい。 (今日の試合は)先制されてやばいかなという空気が流れたが、その後DFがとめることができたのでOFも気持ちよくプレーできたと思う。後半もいい形で試合を終われたと思う。みんな気持ちが入っていてリーグ戦以上の内容だった。止められたし逆にロスさせることもできた。OFもラン・パスが通っていてよくやれていた。OFもDFも100点だと思う。(相手の印象は)スピードはあったが、それを上回れていたので勝てたのだと思う。1部にいても何勝かできたのではないかと思わせることが目標だったので勝ててよかった。(4年間を振り返って)大変だったがいい4年間だった。こんな自分でもみんながついてきてくれたから、最後にこうやって実を結んでくれたのだと思う。今日1日で報われたかなと4年生全員が思っていると思う。(後輩へ向けて)勝負をする以上、絶対に勝たないといけない。4年生の思いを知っているはずなので勝って、今まで駒沢が果たせなかったことを成し遂げて欲しい」

◆二之方健
「(今の気持ちは)うれしい。(1部には)新メンバーでどれだけ通用するのか楽しみ。(今季は自身にとって)ランニングバックが神田さんと二人でまわすことになって、最初不安だったが1試合1試合を重ねるごとに経験もつめて、自分的には成長もできたなと思う。神田さんの走り方を練習でみて、うまい人のまねをして少しはできるようになったのではないかなと。(今日は2タッチダウンも決めて)自信にはなっている。1部でもやっていけると思う。(1部への意気込み)1部へいってもまず3勝はして、また上の入れ替え戦を目指したい」

◆戸谷翔麻
「とにかく嬉しくて安心した。チーム内が不安定な時期もあって不安だったが、こうやって勝てたことが本当に嬉しい。(リーグ戦は)怪我をしてしまい、石井がここまで頑張ってくれた。チームをここまで上げてくれたのは後輩の頑張りのおかげ。トップの舞台で戦えたのは後輩がいたから。(今日は)バック陣には助けてもらった。OFはファンブルが多かったがそれ以外はラインは相手を抑えて、バックは走れて、パスも取れていいドライブができて良かった。100点だった。DFが抑えてくれたからOFが思いっきり攻められた。最初に失点したのもOFのせいだったので本当にDFには感謝している。(緊張はしたか)めちゃくちゃした。昨日の練習から緊張してボールがぶれぶれだった。(1部への想いは)自分たちが1部で試合できないということは分かっていたから、後輩たちを1部にあげることだけを考えていた。(後輩へ向けて)来年はとても強い相手がいる訳じゃないから拮抗した試合ができると思う。全勝して上位にあげってほしい。通用すると思う」

◆神田龍斗
「OLが強いのが一番の駒澤のうまみなので、やっと二之方が成長して全力で走れるようになった。バックのトレーナーの小松さんが自分たちを鼓舞して練習させてくれたので成長できた。クオリティが上がったのはあの人のおかげ。(1部への想いは)待ちに待った1部。去年負けて、泣けなかった。今回勝ってもなけなかった。泣くのは来年にとっておく。だから来年は上の入れ替えにいけるように、自分たちが引っ張って気持ちもう一回、強い駒沢だなと思われるように引っ張っていきたい」

◆石井優人
「(今日の試合は)スカウティングしていたよりも体が大きくて、正直不安もあった。でも、対戦してみて、やってきたことが得点としてでたので互角以上に戦えた。自分はランの役割だったが、精度を高めてプレーできた。(緊張はしたか)あまり緊張はしなかった。やりきったとおもってここまで来たので不安の緊張よりも楽しさの緊張が大きかった。(1部へむけて)今は1部のなかでも2部に近い位置にいると思うが、自分が1年生の時以来の舞台なので、神田と一緒に走っていこうと思う。来年は今よりもっとOFもDFもプレーの精度を上げていきたい。フィジカルが違うとおもうので、フィジカルも鍛えて、1つでも多く勝ちたい」

◆#44村田朋之(経4)
「(今の率直な気持ちは)嬉しいです (実際やってみて)イメージと違った。強いイメージがあったが実際やってみてもそうでもない。2部でももっとライン強いところはあったし、別に強いとは感じなかった。(100点100点という話があったが)率直にそうだと思う。(1部への想い)トップステージでやりたい気持ちは叶わない夢だったのでせめて後輩たちにはやらせてあげたいと思う。(後輩には)とりあえず頑張れと、やるしかないと言いたい」

◆後藤生織
「(今の率直な気持ち)めっちゃうれしい。(昨日は何を考えていたか)ただひたすら勝つことだけを考えていた。タックルして倒すことだけを考えていた。(今日の試合は)最初は緊張もしていて先制されてしまった。そのまま気持ちを引きずるメンタルの弱さが今まではあったが、今日は冷静で、2Qには改善できてそこからは完封できた。(1部への思い欲を言えば1部でやりたかった。でもこうやって、強い相手にも圧勝できた。来年の後輩たちには、さらに上へと超えていってほしい。(今日に点数を付けるなら)99点。ほんとは100点の出来だが、これで満点をあげるわけにはいかない。もっとやれるはず」

◆#89伊津野文人(国4)
「(今の率直な気持ち)こんなにうれしいことはない。(昨晩は)これ以上やれることは無いと思っていた。今日の試合が楽しみで、最後に1部のチームとやれることも本当に楽しみだった。(今日の試合は)楽しかった。DFも頑張って、完封してくれた。OFは点が取れる。戸谷や神田や石井がラン中心で攻めて、ランで勝てた。うちのフットボールをできたら絶対に勝てると思えた結果だった。(1部への思いは)正直、1部で試合できることが羨ましいが昇格するという目標が達成できた。そういった目標を成し遂げられることは人生でもなかなかないことだから本当によかった。(4年間を振り返って)辛かった思い出しかない。あきらめたくて、もうだめだと思うことばかりだった。それでもここまでやりきって、結果がでたことは本当にうれしい。(後輩へ向けて)細かいことにも気をかけて自立しないと勝ててはいけない。実力はあるから頑張って欲しい」

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