• 9回裏2死一、二塁から適時打を放ちサヨナラ勝ちを決めた齋藤=神宮球場で(服部萌香撮影)

  • 福山は8回、貴重な同点適時打を放った

  • 3本塁打を含む9安打を浴びながらも5勝目を挙げた今永

齋藤が決めた!11季ぶり亜大から白星

[硬式野球部]東都大学野球1部春季リーグ対亜大1回戦(2013年05月14日 18時21分)

 東都大学野球1部春季リーグ対亜大1回戦が5月14日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

亜 大 010 000 110 3
駒 大 002 000 011x 4

      打安点
(4)砂 川 410
(7)齋 藤 321
(6)下 川 420
(8)江 越 411
(5)福山亮 421
(2)木 下 410
DH柳 原 300
PH前 田 100
PR松 本 000
(9)西村凌 300 
(3)篠 原 310
PH山 口 100
     計34103

▽二塁打=下川

     回 打安責
○今 永 9 3893

 勝率を並べて迎えた首位攻防戦は亜大の交通事情により時間を遅らせての試合開始となった。先発・今永昇太(経2)は3本塁打を浴び3点を失うが、8回裏、右翼線の二塁打を放った下川知弥(市3)が福山亮(経3)の中前適時打で帰還し、同点に。最終回、2死一、二塁の場面で齋藤導久(法3)が右中間適時打を放ち、今季2度目のサヨナラ勝利に導いた。今永は再三の危機を招くが要所を押さえリーグトップの5勝目。チームは亜大から1部復帰後初白星を飾った。

◆西村 亮監督
「(齋藤は)ピッチャーが代わってもう負けはないので内容を見ながら。相手投手の投球練習を見ていても僕なら振れないなと。(勝負強さは)去年もホームランを打ったり勝負強さはあるんでしょうね。(試合開始が遅れたが)色々な状況がありますから、ペース崩さないようになと。(今季の強さは)ゲームの中で我慢強くなれたこと。今日もエラーなく、ピンチでもなんとかしのげている。紙一重だが。(今永は)できるだけ長いイニングを投げてもらいたかったので、状況、内容を見つつ。今日も打たれたのは本塁打だけですから。(明日は)もううちは、つないでつないで勝つだけです」

◆松本皐兵主将(地4)
「(今日は)やっぱり今永がよくなかった分結構打たれた。ホームランも3本打たれて苦しい展開だったけど、守備が冷静に対処してくれた。(今永は)終盤、真っ直ぐに威力も無いし変化球も低めに決まってなかったけど、ピンチでは踏ん張って最後まで投げてくれた。(亜大からの白星は)試合前から今日の一勝を目標にしていたので、まず一勝できてよかった。(空き週は)右ピッチャーがいいから早い真っ直ぐをマシンで。あとはいつも通り。(齋藤は)よく打ってくれた。ランナーとしても打ってくれと願っていた。ヒットだったらホームににつっこんでやろうと。(明日は)一勝はできたけど、勝ち点をとらなきゃいけないので。しっかり準備して勝ちたい」

◆齋藤導久
「(9回は)初球からいい球がきたらいこうと。外野が前に来ていたので低い打球を打とうとしてうまく叩けた。サヨナラ打は初めて。(球種は)真っすぐ。(砂川が敬遠されて)自分が打って決めてやろうとプラスに考えた。(打てた要因は)自分が打って喜んでるいいイメージで打席に入ったので体がいい感じに反応してくれたと思う。(点差はあったが)全部ホームランでの点だったので嫌じゃなかった。つなげてとられてるわけじゃなかったので。(亜大からの白星は)自分たちが入ってから初めて勝ったので素直にうれしい。(明日は)今日みたいにみんなで粘ってワンチャンスを生かしていきたい」

◆福山 亮
「(今日は)いつもと違う状況での試合で亜細亜は準備が出来ていなかったけど、こっちは準備が出来ていたのでいい形で勝ててよかった。(8回の適時打は)食らいついて1本出す気持ちでいっていい結果になった。(今永は)踏ん張って投げてもらっているので、もう少し野手が援護したい。頼りになっている。(亜大の山崎は)高校時代から知っていて、落ちるボールがいいのでそれに手を出さないように目線を上げて打ちにいくことを意識した。(大きな勝ちだと思うが)まだ1回勝っただけなので明日は絶対勝ちにいく」

◆今永昇太
「(本塁打3本は)打たれはしたが、振り返るとランナーがいなかったから大怪我にならなかったのだと。(嶺井に打たれたのは)インコース高め。厳しいコースを打たれたのでしょうがない。(本塁打を打たれた球は)全部真っすぐ。甘い球とかではなかったので、むこうが一枚上手で、さすがだなと。(調子は)今までやってきた試合みたいにいい調子じゃなかった中でこういった試合ができたので今日のピッチングは評価したい。バックが守ってくれたので野手に助けられた試合」


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 なお、次戦・亜大2回戦は5月15日、13:00から神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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