• 無四球完投でリーグトップの4勝目を挙げた今永=神宮球場で(松井智子撮影)

  • 女房役の木下は4回、先制の中前適時打を放った

1点差守る!勝ち点3で後半戦へ

[硬式野球部]東都大学野球1部春季リーグ対青学大3回戦(2013年05月03日 23時52分)

 東都大学野球1部春季リーグ対青学大3回戦が5月3日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 110 000 2
青学大 000 100 000 1

      打安点
(4)砂 川 301
(7)齋 藤 400
(6)下 川 410
(8)江 越 310
(5)福山亮 310
(2)木 下 411
DH柳 原 300
(3)西村凌 310
(9)伊 藤 310
     計3062

     回 打安責
〇今 永 9 3351

 4回、2死から安打と四球で好機を作ると7番木下祐志(市3)が中前適時打を放ち先制する。同点に追い付かれた直後の5回、1死一三塁の場面で1番砂川哲平(法3)の野選ですぐさま勝ち越しに成功。先発・今永昇太(経2)は8回、安打と自らの失策で1死二三塁の危機を招くが、江越大賀(法3)が好捕を見せこの回を無失点で切り抜けた。今永は今季2度目の無四球完投でリーグトップの4勝目。チームは勝ち点3を挙げた。

◆西村 亮監督
「(今日は)今永に尽きると思います。(今永は)中1日の登板は初めて。落ち着いてやれている。去年は力任せのところがあったが、今年は長いイニングを投げるようになり着実に成長している。今日はいけるところまでと。全員使う気持ちでいた。(8回マウンドでは)今永はやばいって顔はしていなくてやっちまったって顔をしてた。それを見て大丈夫だなと。しょうがないから1つ1つアウトを取ろうと話した。(しぶとい戦いが続いているが)今永が粘り強く投げてくれること。去年より大きなミスが少しだけ減っている。あとは大事なところで1本出る集中力とディフェンス力。(亜大戦は)まだまだ向こうのがレベルが上。挑戦権を得ただけなのでもう一度引き締めたいと思います」

◆松本皐兵主将(地4)
「(今日は)よかった。明るく元気だしていこうという雰囲気が。(試合前は)勝つしかないという空気。(バントミスが2つあったが)ここからの課題。これからこういうことしてたら勝てないので、走塁とバントを課題にしていきたい。(今永は)負担をかけちてしまっているがいいピッチング見せてくれている。(空き週は)課題があるので、ひとつひとつつぶしていきたい。(次戦は)亜大が優勝続けているので止めたい」

◆江越大賀
「(今日は)昨日の試合は切り替えて今日の試合に全力で勝ち点をとりにいった。気持ちでいこうと思っていた。(8回の守備は)何も考えていない。来た球を捕るだけと。1本目はランナー見る余裕が無くてショートに返す事だけを考えてた。2本目は来た瞬間捕れると思った。(今永の調子は)まぁ良い方だった。ただ相手が結構振れていたので守っていて常に集中していた。(打撃は)あんまり本調子ではないが、運良く来週空いたのでそこで調整したい。基本に戻ってしっかり形から。(次戦は)同率首位で3季連続優勝しているチーム。止めるのは僕たちしかいないと思っている。全力で戦う」

◆木下祐志
「(今日は)今永がよく投げてくれた。昨日も力負けした感じではなかったので、皆で勝ちにいくということを考えて臨んだ。(先制適時打は)必至に食らいついた。どうしても今永に1点を先制してあげたかったので、ピッチャーの為に意地で打った(8回今永には)今日は真っ直ぐがきていたので自信をもって投げ込めと。あいつがエラーしてピンチが広がったので自分で取り返せと言った。(8回の危機は)長打だけは怖かったので、全部三振をとる気持ちで高さに気をつけて。(8回裏の当たりは)ヒット性の当たりだったが、センターを守っているのが江越だったのでとってくれるだろうと思っていた。(次戦は)亜大も細かいことも絶対に仕掛けてくるので、バッターだけにならないように周りを見て皆で勝ちにいく」

◆今永昇太
「(トップの4勝目だが)1戦目を任されるようになり自分の結果がチームの結果につながるので、こうして4勝を積み上げられたのはうれしい。(8回は)自分でつくってしまったピンチだったので逆転はまずいと思いスイッチが入った。抑えたのは全部真っ直ぐ。(失策は)思い切った判断で投げたが、判断は攻めた結果なので落ち込まなかった。(青学は)昨日と同じ負け方はしないぞと。ランナーがいなければホームランを打たれてもいいぐらいの気持ちで。(中1日の登板は)高校とは違うが、完封はしなくていいと思っていたので。疲れても投げるのは自分だけと思って投げた。(亜大戦は)打線も去年より良い。いやらしい野球をしてくると思うので、絶対にひかずに簡単に4連覇はさせないという気持ちで戦っていきたい」

※また、twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

 なお、次戦・亜大1回戦は5月14日、10:30から神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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