• 被安打10ながら要所を抑える投球で6勝目を挙げた今永=神宮球場で(服部萌香撮影)

  • 江越は初回、2死三塁から左翼線に先制の適時二塁打を放った(山本春煕撮影)

  • 貴重な2点目を挙げた福山亮は今季勝負強い打撃を見せる(五十嵐秋音撮影)

「今永さまさま」初完封で決戦制す!

[硬式野球部]東都大学野球1部春季リーグ対亜大3回戦(2013年05月16日 20時10分)

 東都大学野球1部春季リーグ対亜大3回戦が5月16日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

亜 大 000 000 000 0
駒 大 200 000 00X 2

      打安点
(9)4砂 川 420
(3)西 村 320
(6)下 川 300
(8)江 越 421
(5)福山亮 421
(2)木 下 410
(7)齋 藤 400
DH篠 原 420
RD松 本 000
(4)福山慎 100
H4山 口 100
PH岩 崎 100
9 小 森 000
     計33112

▽二塁打=江越、福山亮

    回 打安責
○今永 9 38100

 初回、砂川哲平(法3)が四球で出塁し2死三塁の好機を作ると、4番・江越大賀(法3)の左翼線二塁打と福山亮(経3)の連続適時打で2点を先制。先発・今永昇太(経2)は5回、2死から3連打を浴び満塁の危機を招くなど、9回を投げ10安打を浴びるが要所を抑える投球。初の完封勝利でリーグ独走の6勝目を挙げた。チームは勝ち点4で再び単独首位に立ち優勝へ大きく近づいた。

◆西村 亮監督
「今日も今永さまさまです。(9回のタイムは)一塁のランナーが帰っても同点だし、落ち着いて最後集中していけと言った。粘り強かったので打たれてもいいから抑えろと。(今永に対しては安心していたか)連打というのはそんなに続くものではないし、野球の常識的にエラーなどが絡んでの失点だと思うので。(無失策だが)危なっかしいのは何個かあったけどなんとか粘れている。(優勝が見えてきたが)まだわからない。最後の最後に変なものがちらつくと足元をすくわれるので、意識せずいつも通り。(江越は)いいところで上手く攻められた。昨日彼自身も相当悔しい思いをして、帰って練習していたようで。4番の仕事をしてくれた」

◆松本皐兵主将(地4)
「(今日は)亜細亜からやっと勝ち点とれて、他の大学から勝ち点をとった時よりもうれしい。(試合は)先制できたのは良かったがその後追加点が。でも1点とれなくても攻めていく姿勢だけは変えずにやっていこうと言っていたので、その結果ほとんどの回でヒットが出たのだと。(昨日監督からは)1勝1敗で五分五分だから、もう今日の試合は忘れて次の試合に向けて準備しようという話があった。(優勝も見えてきたが)意識せずにするというのは無理だと思うので、その意識する中でちゃんとプレーできるように、練習からしっかりやっていきたい。(次戦は)ここまで来たらもうみんな目標はひとつ。もともとみんな目標はひとつだけど、しっかりやるべきことをやって次に臨みたい」

◆江越大賀
「(今日は)昨日の負けは切り替えて今日勝とうと話していた。勝ててホッとした。(先制適時打は)昨日2アウト三塁で2回まわってきて打てなくて、今日は絶対に打ってやろうという強い気持ちだった。打ったのは内側の落ちる系の抜いたボール。体が反応した。昨日は打ちたい気持ちが強すぎて打てなかったが、今日は打席で相手の配球を考える事ができた。(監督からは)打てなくても4番だから焦らずにと言われている。打てずに苦しんでいたが今永が頑張ってくれているので気合いが入った。(昨日の試合後は)ティーをやった。基本からしっかり3時間くらい。(今永は)今日はピンチの時も安心して守れた。球が走っていてボールも切れていた。(次戦は)国学戦もまず一戦目を勝てるように、基本からしっかりやっていく」

◆福山 亮
「(今日は)勝てたことが1番うれしい。今永がよく投げてくれてリーグ戦助けてもらっているので打って援護したい。(初回の適時打は)江越が最近打っていなかったけどつないでくれたので自分も打とうと打席に立った。(優勝も見えてきたが)来週の国学戦で全てを出しきって1試合1試合を大切に。(次戦は)やることを全力でやっていく」

◆今永昇太
「(今日は)粘り強く投げた結果だと思う。(危機では)失投だけはしないようにと。ギリギリのコースを狙って投げたので凡打にできた。(6連勝だが)なんでこんなに勝っているのか自分でもわからないが、必死になって応援してくれる声に答えたいなと。冷静に投げれているし、そういった中で6勝は自信にもなっている。(10安打完封だが)東浜さんが10安打完封を目標にしていると言っていた。野球は相手の方がヒット数が多くても勝てるスポーツなので。これからのピッチングの参考にしていきたい。(完封は)意識していた。9回は3人で抑えようとしたができなかったのでこれから突き詰めていきたい。(優勝は)みんな意識しています。するのは当たり前ですが、何も変わらないです。自分の結果次第で優勝に近づくと思っています」

※また、twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

 なお、次戦・国学大1回戦は5月21日、10:30から神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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