• 9回裏2死からサヨナラ本塁打を放った下川=神宮球場で(山本春煕撮影)

  • 木下は同点となる本塁打を放った

  • リーグ戦初勝利を手にした高橋涼(松井智子撮影)

下川のサヨナラアーチで勝ち点1番乗り

[硬式野球部]東都大学野球1部春季リーグ対専大2回戦(2013年04月09日 19時20分)

 東都大学野球1部春季リーグ対専大2回戦が4月9日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

専 大 010 111 000 4
駒 大 201 001 001x 5x


      打安点
(4)砂 川 500
(7)横 嶋 200
H7齋 藤 210
(6)下 川 420
(8)江 越 400
(5)福山亮 423
(2)木 下 321
(3)柳 原 200
PH前 田 000
9 伊 藤 000
DH川 合 200
DH篠 原 210
(9)3西村凌 310
     計3395

▽二塁打=下川、木下
▽三塁打=福山亮
▽本塁打=木下、下川

       回 打安責
 片 山 51/3 2774
○高橋涼 32/3 1210

 先発・片山雄貴(商2)は初回こそ三者凡退に抑えるが、毎回走者を背負う苦しい投球が続き5回途中3失点で降板。継投した高橋涼平(経3)は5回に犠飛を放たれるも要所を締める投球で初勝利。打線は初回、下川知弥(営3)が左越二塁打で出塁し福山亮(経3)の右越適時三塁打で2点を先制。3回にも福山が左前適時二塁打を放ち追加点を挙げる。6回表に逆転されたがその裏、 木下祐志(市3)の中越本塁打で同点に追いつく。迎えた9回裏、2死から下川が初球を右翼スタンドに叩き込みサヨナラ勝利。開幕カードで勝ち点を手にした。


◆西村 亮監督
「(今日は)あっという間。8回で決めたかったけど、焦った。(高橋は)去年から投げる力はあったが、まだまだ。今日は粘り強く切れ味もよかった。(片山は)いつもより、調子が悪かったかな。(最終回で下川には)特に何も言ってない。彼に任せて。思いきりのいいところが彼のいいところ。去年の1年間3割超えが自信になっているのでは。ホームランがここで出るとは思わなかったけど。(勝ち点だが)こういう試合で勝っていくとチーム力、底力が出てくる。去年はそれの差で巻けた。我慢して我慢して勝ちを取れると大きい。(今後は)あとは主砲に1本が出れば。気持ちが入りすぎているのかな」

◆松本 皐兵主将(地4)
「(今日は)本当この2試合、1点差で勝てたし我慢ができるようになったと思う。(勝ち点だが)まだまだ勝ち点1。1つずついかないと優勝はないので。その第一歩は踏めたかなと。(高橋は)決して調子はよくなかったけど、よく抑えてくれた。(空き週は)まだ始まったばかり。チームとしてレベルアップできるような空き週にしたい。(次戦は)こういう勝ち方をどんどん増やせるように。一戦一戦大事に戦っていきたい」

◆木下 祐志
「(今日は)片山が調子悪かったけど、要所を抑えてくれた。4回の本塁打と5回のレフト前には悔いが残る。今日はとにかく片山を負け投手にはしたくなかった。(監督が秋から成長したと言っていたが)守備が課題だったのでまずはそこを意識して、オープン戦で投手の良いところを引き出しながら。(オープン戦では岩崎君と捕手の座を)負けたくはないけど、チームが勝つことが1番なので両方がレベルアップできれば良い。(打撃は)うちは他のバッターが打ってくれるので、自分は自信を持って思いっきりいける。(本塁打の感触は)センター越えるかなとは思ったけど、超うれしいっす。(球種は)真っすぐ。真っすぐをはっていた。(中大戦は)接戦、接戦となっていくと思うけど1点を守り抜く勝ち方をしたい」

◆下川 知弥
「(サヨナラ本塁打は)人生初。うれしい。いける球がきたらいこうと思っていた。(2死からだが)次は江越だったので何とか自分は出てつなごうと。(打った瞬間分かったか)ホームラン初めてだったので入るまで全く分からなかった。(左翼との交錯は)大丈夫。(長打が目立つが)あくまでセンター返しを心がけている。飛ぶところがいいだけ。(この冬は)去年は守備で足を引っ張ることが多かったのでまずは守備を固めて、そこからバッティングにつなごうと。(今季の目標は)数字よりはチャンスで打ったり、ピンチで投手を救えるようになりたい。しぶといバッティングを心がけていく」

◆高橋 涼平
「(今日は)1年の秋以来だったので緊張したが、腕は振れていたし調子はよかった。(意識したことは)フォークが持ち味なのでフォークで腕を振って打ちとること。(1死三塁での登板は)ランナーは考えずに思い切って腕を振ることを考えた。(初勝利だが)下川が打ってくれてよかった。(3年目だか)3年なので考えて自分の制球力を生かしていきたい。(片山・今永が)あいつらに頼りっきりなので少し楽に出来るようにサポートしていきたい。(次戦は)投げる機会があれば低めに集めて打たせていきたい」

◆片山 雄貴
「(今日は)チームが勝ち点を取れて良かった。(調子は)悪くなかった。変化球でカウントが取れたのは良かったが、中盤からコントロールが定まらなくなった。(降板したときは)申し訳ない。涼平さんに託すことしかできなかった。(今永については)意識は少しあるが対戦するのは相手なのであまり意識しないように。刺激にはなっている。(チームの雰囲気は)いい感じで上向き。このまま一戦一戦戦いたい。チームのモットーは明るくなので。(今季の目標は)まず1勝。今永でも昨日が初勝利なので1勝の難しさを感じている。(空き週は)力まず低めにコントロール出来るように調整したい」


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 なお、次戦・中大1回戦は4月23日、13:00から神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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