• 相手を翻弄し攻める志渡澤=後楽園ホールで(北詰友梨撮影)

  • 3Rの猛攻撃からRSCを勝ち取った林田

  • 1年生ながら見事勝利をおさめた高田

圧勝!衰えない気迫で力の差見せ付け

[ボクシング部]第65回関東大学ボクシングリーグ戦(2012年06月23日 21時40分)

 第65回関東大学ボクシング1部リーグ対法大戦が6月23日、後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。

☆駒 大8―1法 大
【LF】安納佑樹○(10)ポイント(3)●及川鎮来
【F】田中亮明○(13)ポイント(5)●中原悠太
【B】渡部哲也○棄権●山崎天夢
【B】林田翔太○RSC●高野裕基
【L】志渡澤和広○(10)ポイント(4)●山口弘介
【L】坂口堅人○(11)ポイント(6)●堀田清太
【LW】藤田 大●(4)ポイント(11)○霜田整哉
【W】高田侑典○(8)ポイント(8)●鳥谷部諒佑
【M】濱崎良太○棄権●加藤 直

※RSCとはレフェリー・ストップ・コンテストの略
※()内数字はポイント数

 第一試合から順調に勝ち越し、迎えた4戦目は階級を上げて臨んだバンタム級・林田。慎重に相手の動きを見ながら攻撃を繰り出した。終盤には激しい連打の嵐を浴びせてのRSC勝ちで勢いを後につなげた。続くライト級・志渡澤は強気な姿勢で試合を展開。中盤では疲れを見せたが、フェイントで錯乱しながらの攻撃で持ち直し結果ポイント勝ち。見事、チームの勝利を確定させた。ウェルター級・高田は大きな体格を生かした力強い攻撃で圧倒し、2Rでは連打で主導権を奪取。積極的に攻め続け白星を上げた。リーグ戦も佳境だがワンサイドゲームに近い試合を展開し衰えない気迫を見せ付ける一戦となった。

◆小山田裕二監督
「(林田は)もっと打っていかないとダメ、相手を見すぎている。ラストの連打を初めからできるようにしなきゃいけない。(志渡澤は)最後のRがばててしまい動けていなかった。それまでは良かった。(坂口は)あわてると攻撃が雑になってしまっていた。(高田は)試合に勝ったのはいいが、打つ時に顔が逃げている。だからカウンターを打つ時に相手の顔にしっかりと当たっていない。顔が動くから、カウンターを打っているときもやられているように見えてしまっている。(濱崎は)ロングレンジで丁寧にやってほしかった。相手を倒したいから、力んで前に出たりして悪いのを二つもらったのがダメなところだった」

◆林田太郎コーチ
「(今日は)9―0を目指していた。大差で勝たなければいけなかったが頑張ったよい結果だと思う。(渡部については)パンチがでかく、相手がかみあっていた。倒しにいく気迫が良く100点に近いできだった。(林田は)ジャブを打たないといけなかった。チャンスを見逃さず手数を取れたのは良かった。(志渡澤について)最高!!1・2Rは相手を手玉に取った。3Rはパンチが当たりすぎて油断していた。遊びを入れるとバテずに良かったのにと思う。(高田選手について)ビビッてしまい相手を見ることができず、パンチの精度はあまり良くなかった。センスはいいと思うがもしかたら負けたかと思った。(濱崎選手について)阻むものはない。負けるという考えはなかったと思う。(全体を通して)ライト級の層が薄いので志渡澤を持ってきた。ライト級には頑張ってほしい。中流級に頼れるように頑張ってほしい。でも階級を感じさせない試合だった。駒澤は薄っぺらいボクシングではない。これからはもらわない技術が必要だと思う」

◆志渡澤和広(仏3)
「(勝った感想は)勝つ気持ちは強く、負けられなかった。勝つためにライト級へ階級を変えた。(監督からは)相手はパンチが強い選手だから足を止めたらパンチをもらってしまうと思って、しっかり動けと言われた。(勝負が決まるというプレッシャーは)まったくわからなかった。ただ、試合に勝つことしか考えてなかった。(チームの勝ちは)自分が勝ったことも嬉しいが、それ以上にチームが勝ったことが嬉しい。チームが勝てば周りの人たちも楽しくなると思う。(試合中のいいプレーは)いつもならくっついた後、離れてしまうが今日はうまくフックを狙うことができた。2Rで決めようと思ったが、スタミナが切れてしまった。(目標は)とにかく勝つことだけを考えていきたい」

◆林田翔太(経2)
「(前回の敗戦からの今回の勝ちは)今回は階級を上げて通用するか心配だったが、勝てて嬉しい。(階級を上げた理由は)監督の指示で。体重がないから上げるのは大変だった。(試合は)1、2Rは慎重にいって、3ラウンドで倒そうと思った。(周りの声援は)打て、打てという声が聞こえた。周りの声援は力になった。(監督からは)3ラウンドであまりいけなくて、いくところはいかないとダメだよと言われた。(リーチの長さは)生かすことができた」

◆高田侑典(経1)
「(試合は)勝ててうれしい。階級を高校の時の階級に戻したので、練習の時から体がよく動いていたからやりやすかった。(目標は)全日本に出てランキングに入ること。(チームの勝利は)勝ってよかった」


 なお、対日体大戦は7月14日、後楽園ホールで行われる予定。

■会場へのアクセス

JR中央線・総武線 都営三田線 水道橋駅下車 徒歩1分
大江戸線 春日駅下車 徒歩5分
丸ノ内線・南北線下車 後楽園駅下車 徒歩1分

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