• 強豪相手に果敢に攻めた佐藤龍=日本武道館で(佐藤祐也撮影)

  • これが最後の空手となる遠藤

結果振るわず実力勝負の厳しさ痛感

[空手道部]JKF全日本選手権(2008年12月14日 15時45分)

第36回全日本空手道選手権大会が12月14日、日本武道館で行われた。選手は各都道府県の代表として出場。駒大からは3名が出場した。結果は以下の通り。

【男子組手個人戦】(左が駒大)
2回戦敗退
佐藤龍治(静岡)●1―8○荒賀龍太朗(高体連)
1回戦敗退
杉山俊輔(神奈川)●0―1○三浦正義(北海道)

【女子組手個人戦】
2回戦敗退
遠藤由貴奈(静岡)●2―3○月井美咲(高体連)

 佐藤龍は初戦で強豪である近大・井岡と対戦し、延長にもつれ込んだ接戦を制す。続く2回戦の相手は国際大会での優勝経験を持つ高校生の荒賀。開始直後から相手のペースで試合が進み、終盤には1本を決められるなど、大差で敗れた。杉山は延長の末相手に有効を奪われ、惜敗した。
 遠藤はインターハイ優勝の実績を持つ高体連の月井と対戦。序盤はお互い得点が奪えない試合となるが、1分を切ったところで遠藤が立て続けに上段突きを決め、2-0とする。だが、終了間際に相手の上段蹴りでの1本が決まり、僅差で勝利を逃した。

◆杉山俊輔監督
「(選手として出場だったが)普段言っていることをやりたかったが、相手を見すぎていた。全然攻めてこなかったので。(終わってから)こうしておけばよかったと思う部分はある。(全日本以後は)学生相手に自分の稽古をしていた。(学生が)稽古だからって相手にポイント取らせるような組手になり、そこが足りないところだなと。(部は)今は地道に礎築く稽古をしている。技術的なことや戦法の組み立てなど、基本ですね。駒大は強い強いと言われるが、そこまでの実績がない。今のままじゃダメだということを意識させて(練習に)取り組まないといけない」

◆佐藤龍冶(商3)
「初戦が近大(の井岡)だったので、僅差の試合になるとわかっていた。一つ一つしっかりやった結果、勝利できたと思う。(2回戦は)相手はナショナルチームに入っていたり、実力者だと噂には聞いていた。初めて試合したが、勢いがあり強かった。(来年は)最上級生になるし、実力でも私生活でも後輩の手本になるように引っ張っていきたい」

◆遠藤由貴奈(社4)
「(試合は)相手の蹴りすごかった。構えての蹴りには対処できたけど、(1本取られた時は)組んでいての蹴りだったので。見えなかった。今日で本当に空手を最後にするつもりだったのでえ、気持ち引き締めていったんですけど…。(今年1年間は)国体も全日本も、今年初めて出た。そういう意味で濃い1年だった。良い年でした。(後輩には)悔いの残らないように、1日1日大事にしてほしい。あとは全日本優勝!ずっとベスト8の壁を越えられないと言われてきたので、それくらい大きく目標を持てばいつの間にかベスト8も越えられると思う」

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