• 準決勝で敗れ、沈んだ表情の佐藤光直(左)と佐藤龍=日本武道館で(加藤優美撮影)

  • 一戦も落とさずチームに貢献した佐藤光介

  • 1年生ながらチームに勢いを与えた石井

準決勝で散り、3連覇逃す

[空手道部]第45回東日本空手道選手権大会団体組手(男子)(2009年05月05日 22時12分)

第45回東日本大学空手道選手権大会が5月5日、日本武道館で行われた。今回は組手のみで、準々決勝までは2分6ポイント先取、準決勝からは3分8ポイント先取のトーナメント方式。結果は以下の通り。

【準決勝】
駒大2-3日大☆
先鋒○石井詳馬(商1)8-3岡田竜直
次鋒●佐藤光直(法4)2-8染谷隆嘉
中堅○佐藤光介(法2)8-2鈴木重輝
副将●北村寿洋(経2)4-8前田
大将●佐藤龍治(商4)3-8佐藤友哉

【男子団体組手】
1位 帝京大
2位 日大
3位 駒大、東洋大

 初戦をストレート勝ちし、山場である国士大に3ポイント差で辛勝した駒大。日大相手に迎えた準決勝は、期待の新人石井が先鋒を務め、上段蹴りで一本を奪い先勝する。次鋒はこれまで好調だった佐藤光直であったが、相手の素早い動きに対応しきれず敗北してしまう。続く中堅・佐藤光介は接戦の末、上段突きを決め勝利。副将・北村は開始早々相手に上段突きで一本を取られリズムを狂わせ、徐々にポイントを重ねるが先に取られたポイントは返せず敗戦する。勝負は大将・佐藤龍に委ねられたが、手堅い相手の形を崩せず、次々とポイントを取られ敗北し、3連覇を逃すという結果になった。


◆大石武士師範
「勝てる試合を落としてしまった。でも4年生が負けたんだから仕方ない。まだ始まったばかりだからね、これからこれから。(敗因は)精神的なもの。焦ってしまい、自分の試合ができていない。(特に)接戦のときが課題。でも、この悔しさをバネにしてくれれば。今日は勝ちを焦った」

◆杉山俊輔監督
「戦法を意識するように言ったが、それが出た試合もあれば出ていない試合もある。この反省を生かせればいい。(反省とは)打って下がったり、(相手の出方を)見すぎてしまって反応が遅くなったところ。でも、抑えなきゃいけないところで抑えることができたのは収穫だと思う。(準決勝は)勝たなきゃいけないところで負けてしまった。大将で負けたんだから仕方ない。(若手の活躍は)良かった。勢いがあったので使った。去年までは個人の力量で戦ってきたが、今年は違う。今年は今年の戦いができるように」

◆佐藤光直主将
「国士大が山だと考えていた。それまで楽に進めたからから国士大に勝てたことで気が抜けてしまったのが今回の敗因だと思う。もうこんなことがないように練習をしていく。(1年の石井について)あいつは1ヶ月前から使えるとわかっていた。先鋒としての役割をしっかりやってくれたので頼もしかった」

◆佐藤龍治
「新チームとして初めての大会だし、1年生の手本として負けられなかったけど、国士大に勝てたから気がゆるんでしまった。(昨年の手の骨折は)もう治ったのでその影響はもうない。連覇できなかったのが残念」

◆佐藤光介
「(選考された)10人の中の(さらに)5人のレギュラーとして最初から出るっていうのは初めてで、駒澤のレギュラーってことで重圧もあった。連覇もかかってたし、でもそれを自分なりに力に変えて試合ができたと思う。誰が負けたっていうよりも、駒大っていうチームが負けたので、3位という結果はしょうがない。(今日は)相手もよく見えて、決して弱い相手ではなかったけど、不思議と弱気にならずにいつも通りやったら勝てた」

◆石井詳馬
「10人のメンバー選考に入ってすごいプレッシャーがあった。駒大は名門なので変な試合はできないと思っていた。(先鋒を任されていたが)後には強い先輩がいるのでおもいっきりやれた。次また出れるという保証はどこにもない。また一から一生懸命やるだけ」

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