• 「3-0で負けるのは悔しかったので」と大将の意地を見せた遠藤=日本武道館で(綱川賢人撮影)

  • 準決勝敗退も、練習の成果を発揮した団体形(加藤優美撮影)

積極性欠け、ベスト8の壁崩せず

[空手道部]第51回関東大学選手権大会(女子)(2008年10月14日 13時56分)

第51回関東大学空手道大会が10月13日、日本武道館で行われた。結果は以下の通り。

【組手団体】
準々決勝
駒大1-2大正大☆
先鋒●北村友希(心3)
中堅●川嶋 岬(国2)
大将○遠藤由貴奈(社4)

【形団体】
準決勝
駒大0-5帝京大☆
蜂須賀三佳(歴4)
川島 岬(国2)
深作世里乃(G1)

 ライバル大正大との対戦となった団体組手準々決勝。先鋒・北村は相手の小刻みな攻撃に対し消極的な攻めとなり、流れを掴めないまま敗北。中堅・川嶋は終盤相手に許した中段突きでの1本が決め手となり大差で敗れ、この時点で勝ちは消えた。だが、大将・遠藤が意地を見せ、終盤貴重な1点を奪うと同時に相手の反則も誘い、チャンスをものにする戦いで一矢報いる勝利を挙げた。
 団体形では『五十四歩小』で挑むも帝京大の前に敗れた。

◆大石智子コーチ
「技術もチームの力も上がっている。だが、自信を持って試合ができず、力を発揮できなかった。試合をする中での作戦の変更もできていなかった。精神的な問題もあると思うが、自分の技を信用できなかったことが残念。(全日本に向けて)今日は中途半端な負け方をしてしまった。どういう試合ができれば満足できるかなど、目標を明確にして取り組ませたい」

◆蜂須賀三佳主将
「実力を発揮し、なおかつ審判団も納得して旗を揚げるように徹底した。チームとしてはすごく雰囲気が良く、稽古に取り組む姿勢がみんな良かった。このまま継続して行ければと思う。(主将としては)組手の選手のバックアップをもうちょっとできればよかった」

◆遠藤由貴奈
「調子は自分では良いと思わなかったけど、周りが良いと言ってくれたので気持ち的にはよかった。でも得意技の中段突きが思いっきりできなかった。(大正戦は)3‐0で負けるのは悔しかったので、どうにか白星を取りに行きたかった。よく対戦する相手だったので警戒しすぎてしまったが、勝てたのは中段を意識していて、それでポイントが取れたからだと思う。(今後は)もっと稽古で試合を意識してやっていきたい。全日本では優勝したいです」

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