• 大将戦を制し優勝を決めた志村を労う選手たち=日本武道館で(綱川賢人撮影)

  • 大一番となった大将戦で意地を見せた志村

  • 主将としてもチームを引っ張った竹田

大接戦制し掴んだ3連覇!

[空手道部]第51回関東大学選手権大会(男子)(2008年10月14日 16時44分)

第51回関東大学空手道大会が10月13日、日本武道館で行われた。結果は以下の通り。

【団体組手】
☆駒大3-2国士大
先鋒●和気龍太朗(商2)
次峰○佐藤龍冶(商3)
中堅●井上武士(営4)
副将○竹田純哉(法4)
大将○志村龍己(仏4)

【形団体】
準決勝
駒大0-5山梨学大☆
舛田翔平(英4)
塚原結基(営3)
糸川秀幸(政2)

☆優秀選手賞☆
竹田純哉
志村龍己
大木正歳
佐藤龍冶

 優勝すれば史上2校目の3連覇となる男子団体組手。全体的にレベルが高く、接戦続きに加え昨年同様怪我人を多く抱えての大会となったが、決勝に向け順調に駒を進める。決勝では先鋒・和気が相手のリズムある攻撃に対応できず敗北。続く次峰・佐藤龍は開始早々に技ありを奪うと、中盤にも中段突きでこの日三度目となる1本を取るなど、初戦からの好調を維持し勝利を収めた。中堅・井上は押され気味だった展開も終盤に追い上げを見せ、負けはしたがチームに勢いを与える粘りを見せた。副将・竹田は序盤に中段蹴りで技ありを奪うと、その後は突きで小刻みに加点し勝利。すべてが委ねられた大将戦は、志村が同点で迎えた終盤に技ありを決め流れを完全に引き寄せるとそのまま試合を決め、見事3連覇を達成した。
 団体形は、舛田を中心に素晴らしい演武を見せ予選を通過する。準決勝では駒大が得意とする『雲水』で、3人が呼吸を揃えた美しく力強い演武を披露するが、山梨学大に判定の結果敗れた。

◆杉山俊輔監督
「押さえるところ押さえたから勝てた。必ずしも結果だけの優勝ではない。9月下旬に練習試合でボコボコに負けて、それから休みなく練習してきた成果では。学生はよく頑張った。(全日本に向けては)戦法の確認をする。駒大のセオリーで試合がしたい。(駒大のセオリーとは)相手の先の先を読むこと。難しいが、竹田や志村はそれができている。全日本はまだ(優勝)取っていないので、取りたいですね」

◆竹田純哉主将
「(優勝は)嬉しい。3連覇の重圧はなかった。いつもの試合をするだけだと思って臨んだので。今まで通りやればできると思っていたし、杉山監督もそう言ってくれた。(決勝の相手は)帝京がくると思ってたけど、どこがきても一緒。主将として引っ張るだけ。(全日本優勝は)絶対したいけど、難しいですね。(ライバルは)近大しかいない。とりあえず今のモチベーション下げないでやっていくしかない」

◆志村龍己
「(優勝は)何とも言えないですね。(大将戦は)みんながわざと2‐2で回してると思ったくらい(笑)でも4年生なので意地もあった。(3連覇は)気にしなかった。今日はずっと駒大の大将として試合に出してもらって、信頼されていると思ったので絶対勝ちたかった。自分が優勝を決めたことも嬉しい。(試合中竹田主将に声をかけられていたが)あれで落ち着くことができた。すごく信頼できる奴だし、全力でこれからもついていく。(全日本は)やっぱり近大がライバル。最後だし、優勝したい」

◆舛田翔平
「去年まで頼れる先輩がいたが、今年は自分が引っ張っていかなくてはならないので苦労した。ブランクのある2年生がいたので全体的にも技術の問題があった。決勝の形はあまり自信なかったので予選の演武を思いっきりやった」

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