• 気持ちが伝わる演技ができたという=国立代々木競技場 第一体育館で

創部史上初の決勝進出!!

[チアリーディング部BLUE JAYS]チアリーディング部 BLUE JAYS 主将にインタビュー(2022年01月13日 19時57分)

 JAPAN CUP 2021 日本選手権大会が12月17日〜19日に国立代々木競技場 第一体育館で行われた。駒澤大学チアリーディング部BLUE JAYSは自由演技競技Division.1 大学競技部門に出場。創部史上初となる決勝進出を果たし、9位の成績を残した。そこで今大会を振り返り、主将の三上希望(心3)にインタビューを行った。(聞き手:坂下涼弥)


◆三上希望
ーー今大会の目標は
「スローガンとしては「高め愛 〜ピッタリ キメ感〜」。目標としては演技中盤のT1という技を3機しっかり見せたいというのをみんなでいつも話していた。この技は自分たちにとって、挑戦した技で前回の関東大会からも大きく難易度をあげたところ。練習の最中にも何度も上がらないときがあったが、毎週ミーティングを重ねてどうやったら上がるようになるのか、演技の難易度を下げた方がいいのではないかということも話したが、3機でしっかり見せたいという気持ちがあって、これをしっかり決めていくというのが挑戦でもあり目標でもあった」

ーー Japan Cupでは創部史上初の結果を残したが、去年や一昨年とは違う意識改革を行ったのか
「自分個人の意識としては、部を引っ張っていく幹部だけでなく、下級生の考えも聞いたり、意見を言ってもらうことを大切にしていて、下級生が引っ張られてついてくだけではなく、むしろ自分たちがチームを作っているという意識を高く持ってほしいということが昨年や一昨年よりも大きく変わった。経緯者の人は下級生でもチームを引っ張った経験がある。毎週のミーティングで思ったことを言ってもらう。下からの意見も大切にする。3、4年生だけでなく、全員で頑張るという意識がある」

ーーこの結果を残せた要因はなんだと思うか
「構成を工夫した。自分たちが挑戦したい技(T1など)を諦めなかったからこそ、演技に16人全員が愛を持てた。バラバラにならずに練習できて、本番のマットでも信頼し合って練習通りの本番が出せた。」

ーー演技構成のアピールポイントは
「きれいに見せたかったのはT1。1部だったらハイV。2部だったらダンスやモーションをしっかり見せる。3部だったら減点0。演技の特徴としてはメンズが1人いるからこその構成やスピード感。ジェイズらしい力強さや楽しんでいる表情、アイコンタクトなどがポイント」

ーー今大会の目標「高め愛 〜ピッタリ キメ感〜」に込めた思いは
「目標というよりスローガン。ジェイズらしさや演技の完成度。キメ感というのが完成度につながる。チーム全員がお互いに思いやりを持って高め合っていきたいという思いでこのスローガンに決めた」

ーー次はインカレがあると思うが、そこでの目標「200点決勝」を果たすためにどのようなことに取り組んでいくか
「演技の完成度を上げないと200点には届かない。練習中からもっとこだわっていきたい。本番のマットで守らないで踏み切れる演技をしたい。まず練習の段階から妥協せずに基準を高めていって、きれいな演技を作っていきたい」

ーー今回の大会で見つかったインカレに向けての改善点は
「今回、演技自体は気持ちが伝わる演技ができた上に、素晴らしい結果までいただけた。一方、予選と決勝通して全部の技が乗る演技が出来なかったのが反省点。通せる体力がない場面や、本番緊張している場面でも全員がいつもと同じ呼吸でいつもと同じ動きが出来るように練習からも見直していきたい」

ーー前回の取材で「ただ仲が良いで終わらずに、本当に仲がいいからこそできることをして、それが部外の人にも伝わるようにしたい」と言っていたが、今大会でそれは実現できたと思うか
「そういう気持ちを大切にして実現できたからこそ、JAPANCUP決勝進出という結果をいただけて、評価をいただけたと思う」

ーー 演技中にたくさんのスタンツがあるが、体力を持たせる為に何か工夫はしたのか
「演技中だとバタバタ移動してしまったり、いつもと違う感じで集まってスタンツを始めたりしてしまうと、その分余計体力が削られる。演技でここで息を吐くところを各自で決めておいたり、何度も練習をして全く同じ移動をできるようにしたりして、落ち着く部分を作っておくということをした」

ーー演技序盤に連続でジャンプをするところがあるが、連続ジャンプの体力を持たせるため、高さを揃えるために工夫したことは何か
「練習時間がコロナの影響で短くなった時もあったが、そういう時でもジャンプの練習を5分、10分でも入れるようにして、毎日反復練習を行なった。練習後に演技のビデオをチェックし、ズレているところや改善したいところを確認して共有するようにした」

ーー今回の演技ではスタンツが多い印象だが、練習ではどの様な時間配分をし、ダンスに磨きをかけていったのか
「練習の時間配分は、毎週ミーティングで安定している技と安定していない技を分けていくことによって、より練習したい技に時間を割けるようにした。ダンスに関してもジャンプと同じで、毎回練習の時間を5分でも10分でも取る。練習後にはビデオをコマ送りにしてズレている箇所や魅せる部分を確認するようにした」

ーー今回の大会も踏まえ、今後どのようなチームを目指していきたいか
「今回決勝を目指していて決勝に行けたというよりは、やりたい演技が出来た上に決勝という結果をいただけたという形。ちゃんと狙って、JAPANCUPで決勝に行けるチームをにしていきたい。いい結果を毎年継続するのは難しいと思うので、この結果に浮かれすぎず、4年生が引退した後でも力を落とさずにさらにパワーアップしていきたい」

ーーその目標に向けてどのような努力をしていきたいか
「インカレまでは4年生がいてくれるが、その後すぐに引退で4月からは自分達が4年生。4年生としての背中を見せられるよう、今から技術面はもちろん精神面も改めていきたい。部員が少ないのもネックなので、部員確保も頑張っていきたい」

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