第98回箱根駅伝、3位でゴール!大会記録更新の青学大には遠く及ばず

[陸上競技部](2022年01月03日 16時32分)

第98回東京箱根間往復大学駅伝競走・復路が1月3日、芦ノ湖~大手町の5区間109.6kmで行われた。復路成績、総合成績、個人成績は以下の通り(復路成績と総合成績上位3校と駒大のみ)。
6区・佃康平はトップを走る青学との差を約10秒縮め、2位をキープする好走を見せるも、7区と8区は苦しい走りに。自身2度目の9区出走となった山野力は攻めの走りで順位を2つ上げる力走を見せた。箱根初出走の10区アンカー・青柿響は4位でタスキを受け取ると、前を走る中大を追い抜き3位浮上。最後は猛追する東洋大との接戦となったが競り勝ち、3位でフィニッシュした。その他詳細は以下の通り。

【復路成績】
1位 青学大 5:21:36
2位 東洋大 5:26:25
3位 明大 5:28:08
9位 駒大 5:29:23

【総合成績】
1位 青学大 10:43:42
2位 順大 10:54:33
3位 駒大 10:54:57

【個人成績】
6区(20.8km) 佃康平(法4) 0:58:53 [6](2)
7区(21.3km) 白鳥哲汰(経2) 1:04:12 [10](2)
8区(21.4km) 鈴木芽吹(営2) 1:07:47 [18](6)
9区(23.1km) 山野力(市3) 1:08:47 [4](4)
10区(23.0km) 青柿響(歴2) 1:09:44 [6](3)

※[]は個人記録、()は総合記録



◆6区 佃康平
 標高差840mの山を一気に駆け下りる6区を任されたのは佃。1位の青学大を3分28秒差、2位の帝京大を51秒差の3位で追いかける。最初の4㎞では得意の上りでペースが上がらず、青学大との差が開くが、下りに入ると徐々にペースアップ。大平台のポイントで帝京大に追いつき並走に。16 ㎞過ぎ、区間賞ペースの順大に抜かれるが、離されることなく食らいつく。監督車が合流し「4年生最後だぞ」と大八木監督からゲキが飛ぶと、力を振り絞り順大を抜き返してラストスパート。先頭青学大との差を10秒縮める力走を見せ、区間6位、2位で7区白鳥へタスキリレー。

◆7区・白鳥哲汰
 2位で佃からタスキをもらったのは、前回の箱根で1区を走った白鳥。すぐ後ろを順大が追う展開となるが、2㎞付近で突き離す。しかし、9㎞付近で順大が猛追すると追い越され3位に。その後どんどん引き離されていく。そして残り3㎞で苦しそうな表情を見せつつもペースを上げた白鳥は、順大に追いつき2位へと浮上し一気に突き離す。残り1㎞で順大が詰めてきたがラストスパートをかけ、競りながらも2位で8区鈴木へとタスキをつないだ。

◆8区・鈴木芽吹 
 3位の順大とほぼ並んで平塚中継所を飛び出した鈴木。しばらくは順大と並走する展開が続く。しかし茅ヶ崎のチェックポイントを過ぎた後、藤沢橋手前でペースを上げた順大についていくことができず離されてしまう。その後は3位をキープし粘るも15㎞付近でアクシデントが重なり一気に順位を落としてしまう。1位と7分49秒差の6位で山野にタスキリレー。鈴木は区間18位の走りで悔しさが残る結果となった。

◆9区・山野力
 前回に引き続き復路の最長区間9区を任された山野。監督からは「9区には自信がある」と期待を寄せられていた。5位の創価大とは10秒差の6位でスタート。序盤は落ち着いて入り少し離されるも、8㎞手前から徐々にペースアップ。10㎞地点で一気に創価大の前に出て5位に。その後14㎞地点の給水で気持ちを持ち直し4位に浮上した。そこからは快走を続け、前との距離を縮めていく。最後は歯を食いしばりながら、アンカー青柿にタスキを渡した。

◆10区・青柿響
 4位でタスキを受け取った青柿は、得意だという単独走で前の中大との差をどんどん詰めていく。17㎞あたりで中大を捉えて前に出るが、中大も喰らい付いてくる。しばらく競ったのち、青柿が前に出て突き放す。安心したのも束の間、21㎞過ぎには、後ろで猛追を見せていた東洋大が8秒差まで詰めゴール手前で追いつかれる。しかし青柿はラストで前回王者の意地でスパートをかけ、東洋大と2秒差の3位でゴールテープを切った。


2日間、駒大陸上部への熱い応援をありがとうございました!

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