• 獅子吼のエースがまた決めた=浦安市運動公園陸上競技場で(嵜田将礼撮影)

エースの公式戦7戦連続弾で筑波大にウノゼロ勝利‼︎雨中の接戦を制しインカレ4強進出

[サッカー部](2021年12月15日 21時13分)

MCCスポーツpresents 2021年度 第70回 全日本大学サッカー選手権大会 第3回戦・筑波大戦が12月14日に浦和市運動公園陸上競技場にて開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大1-0筑波大

【得点者】
6分:[駒]土信田 悠生(宮嵜 龍飛)

【メンバー】
GK
1 松本 瞬[4年=前橋育英高]

DF
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
28 小針 宏太郎[2年=鹿島Y]

MF
2 桧山 悠也[3年=市立船橋高]
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
11 中村 一貴[4年=駒大高]
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高] (→80分 14 島崎 翔輝[4年=国際学院高])

FW
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高
9 宮崎 鴻[4年=前橋育英高] (→73分 15 米谷 拓海[4年=駒大高])
10 土信田 悠生[4年=高川学園高]

【SUB】
GK 21 深澤 颯人[3年=武南高]
DF 3 會澤 海斗[4年=水戸商業高]
DF 17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高]
MF 20 仲田 瑠[3年=長崎総科大附高]
MF 23 小島 心都[2年=湘南工科大附高]
FW 27 本吉利安[2年=千葉U-18]
FW 33 﨑山 友太[1年=米子北高]

「キーパーが出てきたのがすぐ見えて、浮かせたら入るんじゃないかなと思って打った」。決勝ゴールを振り返って土信田悠生はそう語った。リーグ戦では法大戦での2得点を皮切りに5戦連続ゴールを記録し、勢いそのままにインカレでも2戦連続ゴールを記録。これで公式戦7戦連続ゴールになる。

試合が動いたのは6分。宮嵜龍飛のボールを受けると、利き脚とは逆の左足でふわりと浮かせ、技ありの先制点を奪った。1か月前に行われたリーグ最終戦の筑波大戦では83分までスコアが動かず、今回も固い試合展開が予想されたが、秋田浩一監督も「想定外」と語る早々の先制点だった。その後も筑波大がボールを握る展開が続いたが、小針宏太郎・猪俣主真・相澤佑哉の盤石の3バックがシャットアウトし、1-0で試合を折り返す。

後半は風上に陣取り、立ち上がりから圧力をかけて追加点を狙う。3トップがコースを限定してプレッシングに行き、2列目でボールを奪って効果的にショートカウンターへと転じる形で筑波大ゴールに迫っていく。しかし、時間経過とともに徐々に筑波大に攻め込まれる展開に。特に終了間際はほとんど全員が自陣に戻り、守備に徹する時間が続いた。ラストプレーではあわや失点のピンチもあったが、猪俣がゴール際でボールを搔き出し長い笛。土信田の1点を守り切って無失点で終え、準決勝へと駒を進めた。

決勝進出を懸けた一戦は明大と対戦。例年、相性の悪い相手だが、今季は3戦全勝と調子のよさを見せている。しかし、猪俣は「絶対的に強い相手」と話し、試合に向けて「少ない期間だが自分たちも気を引き締めて全力で取り組んでいきたい」と、再び気合いを入れ一丸となって眼前の一戦へ向かう。


◆秋田浩一監督
――試合のプランは
「まず前半に失点をしなければ、この雨だしバックラインの裏にボールを入れて前の2人の頭(空中戦)も含めてやれれば大丈夫かなと思っていた」
――無失点で終えることができたが守備は
「よく集中していたと思う」
――初戦から3バックの布陣に変更があったが
「もともと相澤(佑哉)はけがをしていて、初戦は復帰してすぐだったので篤(快青)を使った。今日は相手が速かったし、特に9番の森くんもいたので、ある程度速い選手がいいと思った。それもあるが、元々彼が3バックの左をずっとやっていたし、治ったのでと言う感じ」
――かなり早い時間に先制できたが
あれは想定外だった。シュートも上手かったしびっくりした。まぐれじゃないですかね(笑)あれに気を良くしてあればっかりやられると困るので、あれはあれで」
――後半は風もあって相手を押し込む形だったが、守備に関してはどのような意図だったか
「まずは一度(相手にパスを)繋がせてから、一番前の荒木(駿太)、宮崎(鴻)、土信田(悠生)が2回、3回追えれば(左右)どちらかにズレるので、そうすればハマっていく。そこからボールを奪いに行こうという感じだった。筑波さんの、ボールを回しながら森くんを裏に使うというあれが一番怖いので、キックはみんな上手いがプレッシャーにいければミスも出るんじゃないかなと。そういう形で高い位置で奪えればもっとチャンスができると思った。厳しかったと思うが、それを後半45分間継続しろと」
――次戦は明大との対戦になるが
「筑波さんと同じでテクニックのある選手が多いので、粘り強くやって失点しなければチャンスはあるかなと思う。先に失点すると厳しくなると思うので、前の3人の攻撃力と守備をもう一度確認してやりたい」

◆猪俣主真(歴4)
――最後のシーンのカバーのポジショニングについて
「最後のゴール前の場面は密集していたし、行く人はいつもボールに行けというのは自分たちの中ではある。そこでみんなが行ってしまうと裏をやられていたと思うので、みんなが行ってくれると信じて引いた」
――そこは約束事のような感じか
「特に約束事はないが、ボールに行くのが約束事のようなところがあるので、逆にみんなが行ってくれると思った」
――相手の攻撃で左サイドを中心にローテーションもしてきて、誰が行くかというのは難しかったと思うが
「山原選手から森選手の裏というのが一番怖かったが、そこに出されないように全体的に引くことだったりで注意はしていた。後半は逆に風上になって前からどんどん行け行けになって奪えるチャンスも多かったので、それは良かったが、後半の最後みたいに回され始めるとボールに行けないところも出てきていたので、そこは一回落ち着いてボールに行けるようにもうちょっとできたかなと思う」
――準決勝まで来たというところで、3年前の先輩たちの思いというのはどう感じているか
「自分はメンバー入りはあまりできていなくて、応援席から見ていたがやっぱり4年生はすごいなという気持ちで見ていた。自分も立ちたいと思っていた舞台に今立てていて光栄なことだし、このチームでここまで来れていることを誇りに思うので、あとは優勝してみんなで笑って終えられるようにまずは次の試合頑張りたいと思う」

◆土信田悠生(英4)
――今日の試合を振り返って
「立ち上がりに先制することができて、最後危ないシーンもあったがチーム全体で粘って守って勝利できたので良かった」
――先制点のシーンを振り返って
「(宮嵜)龍飛からいいボールが来て、キーパーが出てきたのが見えた。上手く決められて良かった」
――先制した瞬間の心境は
「立ち上がりをチームでしっかり入ろうという話をしていて、その中で取れた点だったので良かった。素直に嬉しかった」
――自分のゴールで勝ったという今の心境は
「自分のゴールで勝ったというよりは、チームで1点取ったというのがあるので、チームとして1-0で勝てたというのはすごく嬉しい」
――今大会へかけるモチベーションは
「自分たちはリーグ戦の1位と大臣杯の1位を狙っていたがそれがなくなってしまって、最後のこの大会で日本一を取るしかない。チームで一丸となって、応援も含めてみんなで戦って日本一を取りたい」


次戦は12月18日(土)、13:30よりNACK5スタジアム大宮にて明大と対戦する。

準決勝はジェイネットTVにて録画配信予定です。
試合個別の配信URLにつきましては、全日本大学サッカー連盟公式ホームページでお知らせされます。試合日当日の夜20時~21時の間に試合映像を配信予定ですが、当日の状況により配信時間が翌日以降にずれる場合もございます。

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