• 土信田はチームを勝利に導く2ゴール=浦安市運動公園陸上競技場で(三塚結衣撮影)

関東リーグ得点王が貫録の2ゴール‼︎初戦4得点快勝で3回戦へ駒を進める

[サッカー部](2021年12月12日 19時31分)

MCCスポーツpresents 2021年度 第70回 全日本大学サッカー選手権大会 第3回戦・東園大戦が12月14日に浦和市運動公園陸上競技場にて開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大4-1東園大

【得点者】
45分:[駒]土信田 悠生
45+2分:[駒]荒木 駿太(中村 一貴)
62分:[駒]土信田 悠生(荒木 駿太)
86分:[東]金城 アンドレ 泰樹(井堀 二昭)
90+3:[駒]米谷 拓海

【メンバー】
GK
1 松本 瞬[4年=前橋育英高]

DF
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高]
28 小針 宏太郎[2年=鹿島Y]

MF
2 桧山 悠也[3年=市立船橋高] (→90+1分 3 會澤 海斗[4年=水戸商業高])
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
11 中村 一貴[4年=駒大高]
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高] (→90+4分 27 本吉利安[2年=千葉U-18])

FW
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高
9 宮崎 鴻[4年=前橋育英高] (→86分 20 仲田 瑠[3年=長崎総科大附高])
10 土信田 悠生[4年=高川学園高] (→77分 15 米谷 拓海[4年=駒大高])

【SUB】
GK 21 深澤 颯人[3年=武南高]
DF 5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]
MF 14 島崎 翔輝[4年=国際学院高]
MF 23 小島 心都[2年=湘南工科大附高]
FW 33 﨑山 友太[1年=米子北高]


いよいよ集大成となる最後の大会が始まった。シードの駒大は2回戦からの登場となり、東海学園大と対戦した。

試合は立ち上がりから駒大がボールを保持する展開が続く。裏へ抜け出される場面も散見されたが、最後のところで猪俣主真や小針宏太郎が身体を投げ出してブロックし、前半の被シュート数を0に抑える。なかなか得点が奪えない中、45分に江﨑巧朗がPA内で放ったシュートが相手の手に当たりPKを獲得。これを土信田悠生が落ち着いて決め、先制に成功すると、そのわずか2分後に中村一貴のロングスローから、ファーサイドにこぼれたボールを荒木駿太がボレーで捉えてネットを揺らす。前半は膠着した時間帯が続いたものの、終了間際に2点を追加し試合を折り返す。

後半は一方的なワンサイドゲームの展開が続く。62分には、右サイドから小針がアーリークロスを上げファーサイドで荒木が折り返すと、中央で土信田がヘディングで押し込み、この日2点目を奪う。終了間際には交代で入った米谷拓海が相手のクリアが甘くなったところを回収し、相手GKとの一対一を冷静に沈めてダメ押しの4点目。1失点を喫したものの、大量4得点で危なげなく準々決勝へと駒を進めた。

準決勝進出を懸けた次戦は筑波大と対戦。今季の対戦成績は1勝1敗と五分で、厳しい戦いが予想される相手だ。


秋田浩一監督
――試合を振り返って
「1点失点したし、前からのプレスをもう少しやれればチャンスが増えたかなと思う。うちにとっては最初の試合だったので気負ってしまった」
――3トップが攻守において破壊力があるが今日の試合は
「今日は運動量が少なかった」
――今日2ゴールの土信田選手についてどんな成長が見られたか
「真面目に一生懸命コツコツやってきたことで得点王になれたりした。練習は嘘をつかない。器用でもないし速さもない。自分の武器は頭と膝から下の速いシュート。それが打てるようになればプロでももうちょっとやれるのでは。よくやってるなと思う」
――今年の駒大の強さは縦に速いだけでなく、繋ぐことやその後の人数のかけ方などが変わったことが大きいのでは
「奪われてもその次にすぐに行ってディフェンスをして、と言ったり、前に行く人がいなかったらちゃんと繋いでからやる。ただ、今日はボールがゴール前に行かないと点数が取れなかったので、ボールを速く空いてる人を回してゴール前に行きましょう、と言うのがポイント」
――﨑山友太選手と本吉利安選手のベンチ入りについて
「今現状では彼らがいい。怪我人が出てドリブラーが欲しいところで﨑山。FWに関してはDFとFW、(鷹啄)トラビスか本吉か、どちらを入れるかで迷った。トラビスは何回か経験してるので本吉をベンチ入りさせた。

土信田悠生 (英4)
――PKを振り返って
「PKはチームで自分が蹴ることになっていたので上手く決められてよかった」
――2点目のシーンは
「(荒木)駿太からの折り返しに走り込んで触るだけだった」
――この形は多いか
「駿太や鴻から入って自分はその後を狙うことが多い。上手く決めれてよかった」
――3トップの連携は
「普段から練習で声をかけあってやっているのが試合の結果として出ているので、それは自信を持ってやって行きたいと思う」
――得点王としての振り返り
「得点王は目指していなかった。自分は1人で点を取ったりできるタイプではなくて、みんなのいいクロスだったりいいボールを自分がたまたま決めただけで、それが結果として得点王になれたのが良かった」
――自分の持ち味やプロになっても磨いていきたい武器は
「ヘディングであったり、クロスに対して行くところ。それをもっと上で磨いていかなければならない」
――最後の1年はどんなところに成長があったか
「去年はベンチスタートが多かったが今年はスタートから出させてもらえることが多くて去年より多く出られてる分、自分的に自信を持ってプレーできている部分が大きい。出続けている中でゴールの感覚も変わった」
――リーグ戦が終わったあとからインカレまでに変えたこと
「今まで自分たちがやってきたことをもう一段階上の所でやれるように意識した」

猪俣主真(歴4)
――試合を振り返って
「初戦の難しさを大臣杯でも経験していたので、まずは初戦を勝ちきることが大事だと思って挑んだ」
――攻めの時間が続いたが
「全国大会で地方のチームとやる時はそうなることを想定していたが、ディフェンスラインで集中を切らさないことが重要だと思っていたし、攻撃の入り方やシュートをして、やり切って終わることが大事だと思ったのでそこは意識できていたかなと思う」
――前半でサイドの連携が上手くいっていなかったことについて
「守備のところでうまくはまってない実感があった。それを前半のうちに100%改善することが出来なかったのでそれも課題。監督とかコーチに指示を与えられてから良くなるのではダメだと思うので、攻撃でも守備でも自分たちで改善できるようになりたい」
――リーグ戦が終わったあとからインカレまでに変えたこと
「初戦の相手が決まった時に技術のある相手だったので、守備のところだったり自分たちの強みであるヘディングであったりロングボール、前に速い攻撃というのを意識するために、早く判断するとかいいポジショニングを取ったりするというのを意識した練習をした」
――今日の試合も圧倒していたが次はどうのようなイメージか
「筑波だったら守備がメインになってしまうが、守備で自分たちからはめてから攻撃というものをイメージしている。守備で取った後に多い人数が関わっていくというのが大事。意識していきたい」
――目標は
「優勝」


次戦は12月14日(火)、12:00より浦安市運動公園陸上競技場にて筑波大と対戦する。

3回戦は、以下の予定でインターネット配信を実施予定。
「ジェイネットTV」ならびに「YouTube 全日本大学サッカー連盟公式チャンネル」にて、全試合録画配信予定。

試合日当日の夜20時~21時の間に試合映像を配信予定。なお、当日の状況により配信時間が翌日以降にずれる場合もあるため、あらかじめご了承下さい。

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