• 岩本は均衡を破る貴重な先制点を奪った(駒澤大学体育会サッカー部撮影)

  • 荒木は今季リーグ戦3点目を記録

アクシデントで途中出場の岩本が均衡を破る‼︎リーグ最多タイの6勝目で2位浮上

[サッカー部](2021年06月14日 20時38分)

JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 第9節・慶大戦が6月13日に開催された(会場非公開)。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大2-1慶大

【得点者】
84分:[駒]岩本 蓮太
90分:[駒]荒木 駿太(宮崎 鴻)
90+1分:[慶]飯塚 亮貴(齊藤 滉)

【メンバー】
GK
21 深澤 颯人[3年=武南高]

DF
3 會澤 海斗[4年=水戸商業高](→88分 32 飯田 晃明[1年=丸岡高])
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]

MF
2 桧山 悠也[4年=市立船橋高](→33分 4 岩本 蓮太[4年=長崎総科大附高])
23 小島 心都[2年=湘南工科大附高]
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高](→80分 12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高])
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]

FW
15 米谷 拓海[4年=駒大高](→71分 宮崎 鴻[4年=前橋育英高])
10 土信田 悠生[4年=高川学園高](→83分 33 上野 正騎[2年=熊本Y])

【SUB】
GK 21 石綿 樹[4年=相洋高]
DF 19 松本ケンチザンガ[2年=浦和東高]
MF 13 辻 稔貴[3年=静岡学園高]
FW 27 田海 寧生[2年=丸岡高]



前節、流経大戦で0-5と大敗し、Top3死守のためになんとしても勝ち点3が欲しい駒大は、慶大と対決。今節は、ここまでほとんどの試合でスタメン起用、フル出場している宮嵜を替え、2年生の小島を起用。サイドには篤と、ディフェンシブな布陣で臨んだ。

試合は両チーム慎重な入りから、五分五分の試合展開。駒大はロングボールや、サイドを起点に慶大ゴールへと迫る。前半だけで9本もコーナーキックのチャンスを得るなど、セットプレーからも再三チャンスを演出。しかし、得点は動かず、両チームスコアレスのまま前半を終えた。

後半も硬い試合展開が続く。前半よりシュート本数は増えたものの得点は動かず、両チームスコアレスのまま時間が経過。このまま0-0で試合終了かと思われたが、84分に試合が動く。相手バイタルエリアでの混戦から、江﨑が左脚で豪快なミドルを放つ。これは惜しくもクロスバーに阻まれたが、走り込んだ岩本がヘディングで詰めて先制に成功。桧山の怪我により、前半に途中出場した岩本が均衡を破ってみせた。これで勢い付いた駒大は、90分にコーナーキックのチャンスから、後半途中出場の宮崎鴻が頭で合わせ、キーパーの手前で荒木がコースを替えてゴール。立て続けに2点目を奪う。アディショナルタイムにロングカウンターから失点を許すもそのまま逃げ切り、勝利。貴重な勝ち点3を掴んだ。

9節は、法大と明大との1位・2位直接対決を法大が制し、首位をキープ。駒大は明大を抜き2位に浮上。首位法大を勝ち点2差で猛追し、前期終了時点で首位も狙える位置につけている。



◆秋田浩一監督
ーー今日の試合について
「先週、5-0で負けたので失点をしないようにしてくれればいいなという感じだった。前半が0-0だったのは良かったと思う。桧山はちょっと怪我をしてしまったが、両サイドにどちらかというとディフェンシブな選手を使った。攻撃力もあるから、そういう意味では良かった。内容的には後半の方が点数は取れたけれが悪かったように思う。ーー例えばどのような点が悪かったのか
「後半に(相手に)大きい選手が入ってきて、大きい選手をターゲットにしていて、それをちゃんと捉えきれないからゴール前にいっぱいボールが入ってきてしまった。ハーフタイムにその話しはしたのだが、上手く伝わらなかったのか、出来なかったのか、バテてしまったのか分からない。(相手の)ワントップの後ろに19番と、前半だと24番。その子達が追い越してくるのに対応していけなければ厳しいかなと思った。
ーー小島選手、篤選手のスタメン起用については
「連戦でずっとやってきたので、宮嵜(龍飛)の場合疲れもあったと思ったし、外から見ていればいろんなことも分かると思った。篤の場合、サブには入っていたが、なかなか出る機会も少なかったと思ったので、今日はそういう意味もあってこの前に大敗したから、両サイドからきっちり守れる奴ということでの起用だった。まぁやれたのではないか。(岩本)蓮太は、桧山がケガしての出場ではあったが、攻撃に関してはちょっと…。だが得点を取ったので良かったと思う」
ーー前期もあと2節だが
「できるだけ上位にいて、後半勝負できるように出来たらいいなと思う」

◆荒木駿太(市4)
ーー今日の試合を振り返って
「前半は点が取れずに押し込まれていて厳しい状況だったが、後半に入ってもなかなか点が取れずに、でも駒大のサッカーを徹底してやり続ければと監督に言われていた。やり続けた結果、2点取れて勝ちに持って行けたのかなと思う」
ーー今日のゲームでやりづらいと感じたところは
「慶應と自分達のサッカーは結構似ていて、球際とかそういう場面で前半は自分達も負けていたと思う。前半からしっかりやって、そこで得点出来ていればもっと楽な戦いになったと思うので、そこは改善点」
ーー試合終盤に2点を取り、1失点してしまったが
「あの時間帯に2得点出来たのは大きかったが、1点取られたというのは本当にいらない失点だったので、そこは練習のところから改善していければいいかなと思う」
ーー今日意識したことは
「自分はいつも通りで、セカンド(ボールを)拾って、走って、というのは意識してやっていたが、今日はなかなか自分が思うようにいかなかった。最後、ボールが自分のところに来て点を決められただけなので、個人としてもチームとしても色々改善点が見つかった試合だと思う」
ーーゴールシーンを振り返ってみて
「宮崎鴻がヘディングすると思って、来るだろうなという感覚はあった。そこに居て、ボールが来て当てるだけだったので、皆で勝ち取った1点だったなと思う」
ーー前期残り2試合だが
「前期あと2試合、上位に行く為にはこの2試合絶対に落とせないので、練習中から全力で頑張って行きたいと思う」

◆岩本蓮太(営4)
ーー今日はアクシデントから早い時間での途中出場となったが
「途中交代で流れに入っていくところは難しいところだが、その途中交代で前半はゼロで抑えられることが出来たし、後半はなにもしていなかったけれど、(自分が)得点した点で勝てて良かった。
ーー今日の得点を振り返ってみて
「信じて走って、そうしたらそこへボールがたまたま来て、決められて良かった。コーナーでは全部狙っていた。そこへ来るだろうなと狙っていたら、今日は来て決められた」
ーー試合中意識していることは
「ロングスローだったり、それでしっかり中に合わせたりだったり、サイド攻撃で中へクロス合わせたりだとかを意識している」
ーー修正したいところは
「苦しい時間帯で自分達の攻撃がうまくいかない時とか、もっとサイド攻撃をしっかりしてサイドから攻撃したり、駒大の最後まで諦めないとかそういうところをしっかりやっていきたい」



なお、次節は6月19日(土)、11:30よりフクダ電子アリーナにて国士大と対戦する。

◆フクダ電子アリーナ(〒260-0835 千葉県千葉市中央区川崎町1−20)
京葉線・蘇我駅から徒歩約8分

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