• 連戦の順大相手に引き分け=中大運動公園陸上競技場で(三塚結衣撮影)

  • 終了間際の荒木のシュートは惜しくもネットを揺らせず

7連戦7戦目の順大にスコアレスドロー。"最低限"の勝ち点獲得で前期1位へ望みつなぐ

[サッカー部](2021年06月27日 17時37分)

JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 第11節・順大戦が6月26日に中大運動公園陸上競技場にて開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大0-0順大

【メンバー】
GK
21 深澤 颯人[3年=武南高]

DF
3 會澤 海斗[4年=水戸商業高](→63分 岩本 蓮太[4年=長崎総科大附高])
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]

MF
14 島崎 翔輝[4年=国際学院高](→73分 28 小針 宏太郎[2年=鹿島Y])
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高]
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高](→72分 33 上野 正騎[2年=熊本Y])
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]

FW
15 米谷 拓海[4年=駒大高](→66分 宮崎 鴻[4年=前橋育英高])
10 土信田 悠生[4年=高川学園高](→83分 23 小島 心都[2年=湘南工科大附高])

【SUB】
GK 22 石綿 樹[4年=相洋高]
DF 32 飯田 晃明[1年=丸岡高]
MF 13 辻 稔貴[3年=静岡学園高]
FW 27 田海 寧生[2年=丸岡高]



今節勝利で前期1位でリーグ戦を折り返せる可能性がある駒大は、今月6連戦を戦っている順大と対戦。

立ち上がりから2トップへロングボールを供給し素早い攻撃を展開する駒大だったが、順大DFをなかなか突破できないでいると、相手の少ないチャンスを攻め込まれる場面が増える。3バックの脇の深い位置を攻め込まれ、サイドから何度か危ない場面を迎えるが、ペナルティエリア内では猪俣主真や相澤佑哉が身体を張ったシュートブロックで守り、前半の被シュート数をわずか1本に抑える。

後半は、両チーム前半よりも多く決定機を迎える。駒大も60分過ぎからFWに宮崎鴻、ウイングバックにスピードが持ち味の上野正騎を投入し、先制点を奪いにいく。試合終盤には荒木駿太をFWへポジションチェンジし、その荒木からこの試合最大のチャンスが。小針宏太郎が前線に送ったボールから荒木が抜け出し、飛び出してきた相手GKを見極めてシュート。しかし、無人のゴールへと転がるボールをライン側で相手DFかき出され、惜しくもゴールにはならず。0-0のスコアレスドローで試合を終えた。

なお、今節引き分けで勝ち点1を獲得し、延期分の1試合を残して勝ち点19で3位につけている駒大。明大、法大、早大は前期11試合を全て消化しているため、10節延期分の対国士大戦で勝ち点3を獲得することができれば、首位に浮上することができる。



◆秋田浩一監督
ーー今日の引き分けをどう感じられているか
「やっぱり上位に行くには、こういう試合を取っていかないと厳しいんじゃないかなと思う。逆に順大は2週間で6試合くらいしているわけなので、彼らはすごいと思う。それには敬意を表さなければいけないし、うちもそうならなきゃいけない」
ーー前期の総括は
「大学生に全体的にすごく上手い選手が多い中、うちみたいなチームはやり方が違くてもなんとかやってこれたというのは、ある程度通用するところがあるのだと思う。でも、一つ乱れると流経大戦みたいに大敗してしまう。なので、ディフェンスの部分と運動量の部分。他所はポゼッションして上手くボールを回しながらやれるが、うちはそこまで力量がないので。でも深井コーチが来て、ボカーンと蹴るだけじゃなくて、短くてもいいからタッチ数を少なくして速く運ぶという意識がだいぶできてきたので、意識の中では両方使える。あとはテクニックや技術がもうちょっと伴ってくれれば、もう少しやれるかなと思う。思っていた以上には良くやったと思う。上位の明治や早稲田にもちゃんと勝負してやれたので、そこは収穫だったと思う」
ーー島崎選手が復帰したが、いる試合といない試合で違いは感じるか
「左サイドの方がいいが、左脚を怪我したので右サイドで(使った)。速さがあるのと運動量があるのと、彼は色々なポジションを器用にできるのでディフェンスの役目も多少果たせる。速さと運動量と、あとは右脚はパンチ力があるので当たればすごいシュートを打てるので、そういうところが魅力だと思う」


◆猪俣主真(歴4)
ーー今日の試合を振り返って
「前期を1位で折り返したいとチームで言っていた中で、負けられない試合だと思って挑んだ。守備は(失点)0で抑えられたことは良かったが、得点がゼロだったという所が勝ち切れない弱さ、甘さなのかなと思う」
ーー身体を張ったシュートブロックなど、粘り強い守備が印象的だったが
「最後粘れていたというのは良かったが、相手は6連戦やっている中で自分たちはバテてしまった場面もあった。もっと運動量を増やしてやれれば優位に試合を進められたかなと思うので、そこが課題かなと思う」
ーー前期の総括は
「結果としては6勝して例年に比べれば、まあまあな結果が出ているのかなと思うが、内容を見てみるとそこまで満足できるような内容ではない。もっと上を目指してやっていかなければいけないので、後期はより内容と結果にこだわってやっていきたい」
ーー延期分の試合、アミノバイタルカップに向け
「自分たちの目標はリーグ戦優勝と全国制覇というのがあるので、アミノバイタルカップも手を抜いて良い大会ではない。全試合全力で取り組んで、全部勝つつもりでやっていきたい」


◆深澤颯人(社3)
ーー今日の試合を振り返って
「チームとしては勝ちたい試合だったが、チャンスをものにすることができなかった。前半を0で終えるということもできたし、試合を通して無失点で終えられたということは良かったが、相手は6連戦休み無しで来ている中で、こっちは先週休みをもらっている。そういう面では、この引き分けも勝ちにしたかったという印象」
ーー今日の引き分けはどのように捉えているか
最低限。目指しているのは日本一なので、ここ勝って前期1位で折り返したかった。負けていない、という評価くらい」
ーー今季GKがなかなか定着しないが
「駒大の特徴として、そこまでキーパーが安定していないというところで、自分としてもキーパーが安定していないチームは上に行けるチームではないと思っている。良い競争が出来ているという意味もあるが、そこを一つ突き抜けてチームのためにやるためもっと上に行く必要があると思う」
ーー自身の強みはどう捉えているか
「今日の最後のセーブも自分の得意としているシュートストップの強みが出た場面だった。シュートストップとキックが自分のストロングポイントなので、そこを活かして勝利に繋げていきたい」
ーー前期延期分、アミノバイタルカップに向け
「他のチームがどうなるかは分からないが、勝たないと首位はないので、いつあるか分からないがラスト1節に集中していきたい。あとはアミノバイタルカップも、日本一を取るためには手を抜けない所なので一戦一戦集中してやっていきたい」

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