• 相澤は次戦に向け「駒大のやり方を再確認する必要がある」と話した=流通経済大学龍ヶ崎フィールドで(駒澤大学体育会サッカー部撮影)

「全てにおいて良くなかった」明大撃破から一転、流経大に5失点敗戦で連勝ストップ

[サッカー部](2021年06月06日 20時31分)

JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 第8節・流経大戦が6月5日に流通経済大学龍ヶ崎フィールドで開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大0-5流経大

【得点者】
31分:[流]熊澤 和希(仙波 大志)
35分:[流]宮本 優太
49分:[流]熊澤 和希(宮本 優太)
68分:[流]満田 誠(佐藤 響)
85分:[流]熊澤 和希(菊地 泰智)

【メンバー】
GK
21 深澤 颯人[3年=武南高]

DF
32 飯田 晃明[1年=丸岡高](→61分 28 小針 宏太郎[2年=鹿島Y])
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y]

MF
24 野村 天真[2年=C大阪U-18](→HT 4 岩本 蓮太[4年=長崎総科大附高])
8 江﨑 巧朗[4年=ルーテル学院高]
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高]
13 辻 稔貴[3年=静岡学園高](→56分 2 桧山 悠也[4年=市立船橋高])
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]

FW
10 土信田 悠生[4年=高川学園高]
15 米谷 拓海[4年=駒大高](→71分 27 田海 寧生[2年=丸岡高]))

【SUB】
GK 1 松本 瞬[4年=前橋育英高]
MF 17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高]
MF 20 仲田 瑠[3年=長崎総科大附高]
MF 33 上野 正騎[2年=熊本Y]



前節、明大との上位対決を制し3位に浮上した駒大。連勝を重ね、上位を猛追するために勝ち点3を何としてでも奪いたい8節は、流経大との一戦となった。

普段は立ち上がりから勢いを持って相手を飲み込んでいく駒大だったが、自分たちのスタイルを出せずに苦労する。すると31分にロングボールで裏を取られて失点。その流れのまま36分にも再失点し、立て続けに2点を奪われる。45分を通して攻撃の形を掴めず、0-2で試合を折り返す。

後半、まずは立ち上がりに1点を返し、1点差に詰め寄りたいところだったが、49分に失点し逆に点差を広げられる。更に68分、85分に失点し、前後半合わせてまさかの5失点。攻撃では8本のシュートを放つなど、シュート2本だった前半と比べて勢いのある攻めを見せていたが得点には至らず、終わってみれば0-5と今季初の大量失点で敗戦した。

試合後、秋田監督は「全てにおいて良くなかった」と駒大のスタイルが出せなかったことを猛省。怪我人の続出によりメンバーを変えざるを得ず、難しい状況が続くが、前期は残り3節。どうにかTop3でフィニッシュし、後期へ繋げたいところだ。



◆秋田浩一監督
ーー今日の試合を振り返って
「しょうがない。事実なので受け入れてやるしかない。ボールにいけなかったし走り負けていたし、全てにおいて良くなかった。ボールを回したりとかいうのは負けてもそれ以外の球際だったり気持ちだったりすべて流大の方が上だったと思う」
ーーメンバーを入れ替えてきていたが
怪我人がいっぱい出てしまったので…それを言ったら選手層が薄いということになってしまうのでそれもしょうがない。うちのチームはこうなのだから。ここからまた出発で彼等もどうしたいのかというのを、もう一回気持ちを切り替えてやれるかどうかだと思う」
ーー試合後選手達に話していたことは
「目的というか何のためにやっているのか、誰のためにやっているのか、いろんなことをやろうとしても出来ないわけだから我々が目指すものはシンプルなサッカーなのでそれをやり続ければ…。後半は点数は取れなかったけれどゴール前へは何回か行けてたのだからそれを何回も何回も繰り返した方がチャンスはあるのではないかと。自分達がやれることを徹底してやるということが今は大事なのではないかと話しをした」
ーー後半からスイッチが入った感じか
「そうですね。明治に勝ったり早稲田に勝ったりしていたので少し驕っていたりもあるのかな。なので鼻をくじいてもらって良かった部分もある。我々はそんなに強くないし上手ではないので学生らしく真摯にやってボールを追いかけたり繋いでいくべきだと思う。だからもう一回自分達のサッカーに立ち戻って誰でもやれること、それを繰り返す。パス&ゴーは誰でもやれる、遅くても早くてもでかくても守備でも、でもそれをやらない選手がダメなのでうちのチームでやるべきことをもう一度導き出してやらなければならない。これが実力だと思うので。またこれからやれれば上位を目指せるようにやっていきたい。今日の試合が良い敗戦になれば有り難いと思うし、尾を引いてしまうと大変だけれどもいい方向に行けるように努力していきたいと思う」


◆猪俣主真(歴4)
ーー今日の試合について
「リーグ戦優勝という目標を掲げている中ですごく大事な一戦だとチームで話ししていてそれを意識して準備してきた一週間だったが、自分達のやり方を徹底出来ていなかったり、戦うという部分が相手選手に負けていたのでこういう結果になってしまったのだと思う。試合中で立て直すことも出来なかったのでそういう所も良くなかったところかなと思う」
ーーこれまでのスタイルが今日は出せなかったというのは
「前線からいくというところだったが自分達が引いてしまったというのと、相手選手に技術のある選手が前線に多いというのもあって、そこでビビってしまい、一歩引いたところから始めていたというのが自分達の甘さで、途中から気づいて前からいけるようにはなっていたと思うがそれが試合の最初から出せていなかった」
ーー次へ向けて一週間でどんなところを修正していきたいか
「5失点してしまっているということは重大な課題だと思うので、まず失点をしないということと戦うという部分をこの一週間ちゃんとやっていかないといけないと思うので、技術戦術というところよりも駒大生としてすべきことは何かということをハッキリさせて挑みたいと思う」


◆相澤佑哉(法3)
ーーディフェンスとして課題となったことは
「今日の試合ではゴール前での粘った守備や、クロスに対してしっかり人をマークするところが徹底できなかったと思う。押し込まれている時間帯でも守り切る力が足りないと感じた」
ーー流大戦ということで特に意識したことは
「流経大は個人の能力が高いことは分かっていたので、一対一ではなくチームとして11対11で闘うことを意識した。特に中盤の選手たちの技術が高いのでそこでボールを持たれた時の動き出しなどに注意していた」
ーー無得点で終わったことについては
「この試合は自分たちの攻撃の形が一試合を通してあまり出せなかったと思う。ロングボールの後のセカンドボールを高確率で相手に拾われてしまっていたので、起点が作れず二次攻撃などができなかった。また、セットプレーは武器だと思うので、流れからなかなか点が取れない状況でもセットプレーで取れれば良い流れができると感じた」
ーー次の試合に向けて修正すべき点は
「次の試合に向けて、もう一度全員が初心に立ち返り、駒大のやりかた、戦い方を再確認する必要があると感じた。また、球際など個人のバトルで負けることが多くなれば試合に勝つのも難しくなってしまうので、そういう部分も改善しなければいけないと思った。次節はもっと駒大らしく最後まで走って泥臭い戦いをして勝ちたいと思う」



なお、次節は6月13日(日)、14:00より慶大と対戦する(会場非公開)。

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