覚悟をもったチームが13年ぶり7度目の頂点に ~箱根駅伝優勝インタビュー vol.3~

[陸上競技部](2021年01月21日 16時57分)

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走が1月2、3日、大手町~芦ノ湖~大手町の10 区間、217.1kmで行われた。新型コロナウイルスの影響で例年とは異なる大会形式となったが駒大陸上部は13年ぶり7度目の優勝。全日本大学駅伝を合わせて2冠を果たした。
今回は田澤廉(経2)選手、酒井亮太(政2)選手、山野力(市2)選手へのインタビューを掲載する。

◆2区・田澤廉
―改めて、優勝した心境は
「チームとしては優勝したので嬉しいが、個人としてはあまり結果が良くなかったので、来年リベンジしたいと思う」
―10区の石川選手がラスト2㎞で逆転した時どう思ったか
「1年間通してすごく力がついたなと思った瞬間だった」
―12月4日に日本選手権に出場したが、その後の調整は
「ピーキングが難しくて、箱根ではあまりうまくいかなかったというのはあると思う」
―2区を走ると決まったのは
「大体1カ月前くらい」
―前回大会同様、前を追う展開となったが
「焦りとかはなかった」
―レースプランは
「自分のところで流れを変える走りをしようと思っていたので、最初から突っ込んでいこうと思った」
―レース前の監督からの指示は
「1区の白鳥があまり良くなかったので、流れを変える走りをしてほしいと言われた」
―レース中監督からはどのような言葉をかけられたか
「『男ならいけ!』と言われた。切り替える一つの言葉ではあったので、力が入った」
―2区のコースで1番きつかったところは
「20㎞が終わってからが1番きつかった」
―自身のレースを振り返ってみて
「あまりエースとしての走りができなかったのかなと思うので、来年も2区走ることになったらリベンジしたい」
―2区区間7位、7人抜きという結果をどう思うか
「全然満足していない。7人抜きなんて大したことではない」
―次期主将に選ばれたが
「自分が引っ張っていけるのかという思いはあるが、任されたのでしっかりと考えながら引っ張っていきたい」
―主将に選ばれた理由は監督から聞いたか
「1日の中で少しでも多く陸上のことを考えてほしいと言われた」
―どういうチームを作っていきたいか
「一人ひとりがしっかり力を出せるそういうような環境を作っていきたいなと思う」
―今後の意気込みは
「キャプテンとしてチームを引っ張っていかなければならない立場で、2連覇とか2冠とか3冠とかもかかってくる試合もあると思うので、そういった試合をしっかり走れるチームにしたいと思う」

◆4区・酒井亮太
―箱根を振り返って
「自分個人の走りは全然良くなくて、悔しさが残る箱根駅伝となった」
―1月4日のテレビ出演を終えて
「初めてで緊張したが、楽しかった」
―初めての箱根路を走ってみて
「箱根は自分の中で一番大きい舞台だと思っていて、緊張するかと思っていたが、緊張することなくスタートすることができた。しかし、風も強かったことから楽しむことはできず、きつかったという印象だった」
―当日の調子は
「しっかり調整もできていて、調子自体は悪くなかったが、自分の力を出し切ることができなかった」
―4区のレースプランは
「創価大を目標にということでスタートしたが、差は詰まるどころか開いてしまった。途中で東海大が見えてきてからは、東海大の5区の選手が力を持った選手であることから、鈴木芽吹(営1)に楽をさせるために東海大と少しでも差をつけようと考えて走っていた」
―同じ西脇工業高校(兵庫)出身の加藤淳(経4)選手が最後の箱根路を走ることができなかったが
「加藤さんは高校からずっとお世話になっていて大好きな先輩だった。タスキリレーは予定されていた区間的に無理だったが、同じ往路で共に走って往路優勝したいと思っていたので、残念だった。代わりに1区を走った白鳥には加藤さんの思いも背負って走ってほしいと思っていた」
―自身にとって加藤選手の存在とは
「高校の時からすごく優しくしてもらっていて、困ったときにはいつも助けてもらっていた。本当に頼りになる先輩です」
―運営管理車の監督からレース中に声は掛けられたか
「最初の方は褒めていただいたが、後半風が強くなってきて身体が動かなくなってきてからは、風が強くてあまり聞き取れなかった。ラスト3㎞を(中村)匠吾(15年卒・富士通)みたいに頑張ってペースを上げるぞと言われたのは印象に残っている」
―東国大や東海大と競り合う展開となったが
「全日本でも同様の展開だったが、前のことだけを考えていて、競り合っていることは関係ないと思っていた」
―同学年の田澤選手が主将になったが
「田澤はエースで、本当は自分の走りだけに集中してほしいという気持ちもある。同級生として田澤に負担を掛けさせないようにやっていかなければならないと思っている」
―今後の目標は
「このような状況で、どれくらい試合があるのかまだわからないが、5000mでは13分30秒台、10000mでは28分20秒台というタイムを目標にしている。駅伝では、三大駅伝3冠、全日本と箱根は連覇をチームの目標にして、個人では三大駅伝の中でどれか一つは区間賞を獲得したいという気持ち」

◆9区・山野力
―改めて、優勝した心境は
「小さい頃からの夢だった箱根駅伝に出場できたことと、優勝できてうれしく思う」
―10区の石川選手がラスト2㎞で逆転した時は
「自分の9区のところで先頭と1分30秒で、僕と石川さんで逆転しようと思っていたが結果的には3分以上開いてしまった。すごく石川さんには申し訳ないなと思ってタスキをわたしたが、逆転して本当にいいチームメイトに恵まれたなと思う」
―1月4日にテレビ生出演したが
「初の経験だったのですごく緊張したのと、朝早かったのですごく眠たかった」
―全日本の時は、2週間前から緊張していたと言っていたが、初めての箱根となった今回は
「緊張はしたが、全日本を経験していたので眠れないというのは無かった。タスキを渡された順位的に、スタート前はプレッシャーで緊張していた」
―レースプランは
「昨年走った神戸さんからも前半突っ込んだ方がいいと言われていて、自分の中でも積極的な走りをしようと思った。だが箱根前、最後の追い込みのポイント練習を故障してできなくて、自分の中の不安が少しあり、突っ込んだレースができなかったのが課題」
―レース前監督からの指示は
「佃さんが先頭と差を詰めていて非常に逆転できる場面だったので最初から強い気持ちをもって追っかけてくれと言われた」
―レース中の監督からの声掛けは
「最初3㎞はまあまあなペースで入っていたので最初は優しい言葉をかけてもらったが、だんだんと口調が変わって10㎞ぐらいから「遅い、遅い」と言われて、自分も頑張って上げているが先頭と縮まらず、ずっと怒られていた印象がある」
―給水の神戸駿介(仏4)選手かけられた言葉は
「神戸さんからは『大丈夫、大丈夫、前が速いだけ、お前も全然遅くない』という言葉をかけてもらって、自分も良いペースで行っていると感じて一安心できた。15㎞地点は酒井。走る前からお前で抜かして『スッキリ!』に出ようという話をしていたので、『頼むぞ!』という一言をもらった」
―自身のレースを振り返って
「持ちタイムがいくら速くても駅伝は全然違うと感じた。来年はしっかりタイム以上に積極的なレース展開をしていきたい」
―区間6位については
「レース前は区間賞取るつもりで行って、悪くても3位以内に抑えようと思っていたのであまり納得はいってない」
―次期主将の田澤選手に期待することは
「昨年から走りでチームを引っ張っているので、今度は先頭に立って言葉や態度で引っ張ってほしい」
―今後の意気込みを
「3月に学生ハーフのユニバーシアードを決める大会があるのでそこに向けて練習していきたい」

※次回・最終回は、花崎悠紀(市3)選手、佃康平(法3)選手、石川拓慎(現3)選手へのインタビューを掲載します!

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