神戸主将×小島副主将対談「新化続けた1年間」

[陸上競技部](2020年12月31日 16時05分)

今年度は、神戸駿介(仏4)主将と小島海斗(市4)副主将の2人がチームを率いた。役職を持ったことによる変化や、お互いのことについて2人に話を聞いた。(聞き手・黒岩美彩紀)
※インタビュー内容は12月上旬当時

―今のチームの雰囲気は
神戸:各学年仲良くて、学年問わず仲が良いことが今年のチームの特徴で。ルールをゆるくした部分もあって、1年生もいきいきして。上級生もコミュニケーションが取れている。雰囲気はいいチームだと思う。
小島:下級生がしっかり走ってくれて良い刺激を与えられているので、かなりチームとして雰囲気だけでなくて競技としても良い状態にいると思う。

―主将・副主将になって変わったこと
神戸:色々やらなくてはいけないことがあり責任が増えた。人に指示を出すことも増えて、自分ができていないところがあると説得力がなくなってしまうので、準備とか期日を守るとか、そういうところの自覚は去年よりある。
小島:僕の場合は特に変わりはない。

―主将・副主将になって苦労したこと・大変だったこと
神戸:監督と話す機会が増えて「この学年はいまここが良くないから厳しく言え」とか、色々考えなければいけないことが増えて。自分のことだけではなくチームのこと、言葉では簡単だが、問題が起きたら率先して動いた。置いておくとそのままになってしまうので、何かあったら自分が迅速に対応する。自分に充てられる時間が少なくなって忙しかったなとは思う。
小島:副主将になって、練習のとき前で引っ張る回数が増えたと思う。今までだったら楽をして良いところもポジション的に走らないといけないので、きつかったなという感じ。

―監督はどういう存在か
神戸:本当に熱い人というか、陸上に全てをかけている人。だからこそ生半可な気持ちでやっている人には監督自身も腹が立って…というのが4年になって分かって。強いチームを作り続けているのは、監督がプロ意識を持ってやっているからだというのが見えたので。自分がそういうところは尊敬している。
小島:自分は4年間、怒られる場面以外話してこなかった(笑)。陸上に対してはやはり意識が高いというか。「何事もやるときは陸上を第一に考えて、遊ぶときも陸上に支障がでないように」と言われた。

―お互いに負けられないところは
神戸:愛想ですかね。陸上では小島の能力を心から認めているが、負けたくないのはあるので、小島のできない努力をしていこうという気持ちはある。小島に限らずの能力がある選手が多いので、準備とか努力の部分かなと思う。
小島:一つあげるなら飯の量。神戸はなんでも残さず食べる。
神戸:たしかに、自分は何でも残さない。
小島:自分は嫌いな食べ物が多いので、そこは負けたくないかなと。
神戸:負けたくないなら残さなきゃいいだろ(笑)。

―尊敬している部分は
神戸:陸上の感性がすごいなと思っている。小島の通っていた治療先に自分も真似して行っているが、はずれがない。身体の感性というか、そういうのは持っているなと思う。
小島:けがしないところかな。
神戸:したけどね(笑)。
小島:自分はけがしないときがないので、継続して練習できるのがすごいなと思う。

―全日本の優勝について
神戸:6年ぐらい駅伝で優勝してなかったが、今年は良い雰囲気でやれていた。今までの伝統と少しずつ変えていって、最初は緩くし過ぎたのではというのもあったが、形として結果に表れたので、やってきたことは間違っていなかったんだなと思った。
小島:最後の年で自分は走っていないが、後輩たちが頑張ってくれたというのが嬉しかった。今まで我慢して、トラックが使えないときもやってきたことが全て結果につながったと思うと結構うれしかった。

―全日本後に監督がチームのまとまりをほめていたが
神戸:上のチームはレベルの高い練習ができていたので、まとまりはあったと思う。
小島:初めて聞いたが、監督が言うならまとまっていたのだと思う。雰囲気も良かった。

―目標通り、三大駅伝単独最多優勝校になったことについて
神戸:最初に立てた目標をチーム全体でできた。一番の目標だったので、すごく良かったなという言葉に尽きる。すべての駅伝で3位以内かつ1つは優勝しようと決めて、残るは箱根だけだが、監督も「3位以内と言わず優勝を狙っていく」と言っている。チームも優勝狙う雰囲気がチーム内に出ている。
小島:同じですね。


☆こちらのインタビューは、第98号(箱根号)でも特集しております!
紙面では「4学年の雰囲気は」「お互いに感謝しているところは」などについても掲載しております。また他の4年生の特集記事も組んでいます。ぜひ併せてご覧ください!

※今回の箱根駅伝は、現地での応援・観戦を控えるよう呼びかけられております。そのため例年行っていた沿道での紙面配布は行いません。何卒ご了承いただけますと幸いです。
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