• 「4人抜きで区間新、区間2位でも悔しさは残る」という酒井=陸上部道環寮で(小野美早紀撮影)

  • 「前を詰めることだけを考えて走った」という山野

  • 自身の走りを「100点中85点くらい」という小林

全日本大学駅伝、平成の常勝軍団の令和初優勝!6年ぶり13度目で最多優勝記録を更新 ~監督、選手のコメント紹介②~

[陸上競技部](2020年11月22日 17時39分)

秩父宮賜杯第52回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月1日、愛知県・熱田神宮~三重県・伊勢神宮の8区間106.8kmで行われた。
大会当日の様子や優勝後の心境について、大八木弘明監督と出走した選手8名に話を聞いた。今回は5区・酒井亮太(政2)、6区・山野力(市2)、7区・小林歩(心4)、8区・田澤廉(経2)のコメントを掲載する。

◆5区・酒井亮太
「(改めて、全日本優勝という結果についてどう思うか)今年は優勝を狙えるチームだということは周りからも言われていた。実際試合も少なく自分たち自身は、優勝校大本命とまではいかないのかなと思っていたが、その中でもみんなが粘ってタスキつないで優勝できたのは良かったと思う。
(はじめての三大駅伝となったが)特に緊張とかはなかった。同じ区間の選手の名前を見ていて、区間上位で走れるなというのはあった。ちゃんと仕事をしないといけないと思っていた。監督の設定のタイムより自分の目標タイムを上で設定していて、区間新も出さないといけないなとは思っていた。初めての三大駅伝だったが冷静に緊張することなく、大体思った通りのレースができてよかった。
(2年生同士のタスキリレーとなったが)あまり意識はしてなかった。
(当日の調子は)ちゃんと調整もできていたので、悪くはなかった。アップしていてもいい感じだなって思っていた。
(当日のレースプランは)タスキをもらう順位とかにもよるので、その時その時で考えようと思っていた。タスキをもらった時、5、6秒前に青学大、東海大、東洋大がいたが、それに最初すぐ追いつこうか迷った。ある程度速いペースでスタートし始めたが、それほど差が詰まらなかった。一気に行き過ぎて最初の1kmのタイムが速すぎるのは嫌だなと思ったので、徐々に詰めていこうと思った。自分の中ではもっと早く青学大に追い付くつもりだったが、集団から青学大が先に行ってしまったので、そこでちょっと置いて行かれたという感じになってしまった。そこで焦ったが、それでも後半はあまり差を広げられなかったので、良かったと思う。
(監督からの指示は)スタート直前くらいに電話で指示を受けたが、しっかり前を追っていくということと、レース前からずっと『後半勝負』と言われていたので、それをちゃんと頭に入れて走った。
(自身の走りを振り返って)4人抜いて、先頭との差も1分近く縮めて、前が見える位置でタスキを渡せて、チームのための走りはできたと思う。区間賞を取ることだけを考えたら、最初にもっと行って青学と2人で並走していたら行けたのかなとは思う。個人の走りは80点くらいだと思う。4人抜きで区間新、区間2位でも悔しさは残る。
(先頭と約40秒差でアンカーの田澤選手にタスキが渡ったが、逆転できると思ったか)心の中では8割くらい「勝ったかな」と思った。
(田澤選手がラスト1.2㎞で仕掛けた時どう思ったか)いつもの練習と同じ光景だなと思った。練習の時も1人で上げるので。
(箱根でのチームの目標は)ずっと監督は3位以内と言っているが、往路優勝も狙える戦力ではあると思うので、往路優勝、総合3位以内を目標としていきたい。
(箱根での個人の目標は)走る区間にもよるが、往路だったら区間5位以内でまとめて、復路だったら区間賞を狙っていきたい」

◆6区・山野力
「(改めて、全日本優勝という結果について)自分は優勝できるとは思っていなくて、後半2人(田澤選手・小林選手)が強かったので、その2人にいい順位でつなげれば、優勝狙えるかなぐらいしか思っていなかった。とりあえず自分のところでミスしないようにすることだけ意識した。
(はじめての三大駅伝となったが)2週間前から緊張していて、お腹も下していて、夜も眠れなかった。いざタスキをもらってスタートしてみるとそこまで緊張しなかった。
(当日の調子は)エネルギー切れが怖かった。前日の夜に結構食べ過ぎてしまって、胃もたれをしてしまった。
(当日のレースプランは)区間賞を狙いに行っていたが、前半結構きつくて、明大と東海大に追い付かれたときには結構きつかった。とりあえず離されないことと、しっかり前を詰めることだけを考えて走った。
(監督からの指示は)突っ込みすぎないで最初は冷静に入って、後半勝負という風に言われていた。
(自身の走りを振り返って)先頭との差を詰められたのは良かったが、抜かされてしまって、その後も10秒くらい開かれてしまったので、そこが反省点だと思っている。
(先頭と約40秒差でアンカーの田澤選手にタスキが渡ったが、逆転できると思ったか)勝ったかなと思った。
(田澤選手がラスト1.2㎞で仕掛けた時どう思ったか)ずるいなと思った。もっと早く仕掛けて一人で淡々と行けばよかったのに、テレビ受けが良いことをした(笑)。
(箱根でのチームの目標は)3位以内取れたらいいと思う。
(箱根での個人の目標は)大きく失敗して怒られなかったらいいかなと思う。怒られると怖いので」

◆7区・小林歩
「(改めて、全日本優勝という結果について)普通に嬉しい。優勝したことがなかったので良かったなと思う。
(当日の調子は)良くもなく悪くもなく、普通だった。
(レースプランは)とにかく前を追って、1位で渡すことを考えていた。
(監督からの指示は)直前に『5区、6区がしっかり走っているからお前も周りの選手を利用してしっかりつないでくれ』と言われた。
(7区に起用されたが)監督から『いくよ』と言われていたので気持ちの準備はできていたが、他大の選手にエースクラスが多かった。今までつなぎの区間ばかり走っていて、はじめて主要区間を任されて緊張した。
(意識していると言っていた青学大の神林選手と同じ区間だったが)『また神林来たか』と思ったが、今回はあっちが強かった。
(自身の走りを振り返って)100点満点中85点くらい。設定タイムと同じくらいで走れたが、正直もっと監督に求められていて、自分でももっと行けると思っていた。やっぱりそこのギャップがあるので、まだ満足してはいけないなと思う。
(8区の田澤選手にどのような気持ちでタスキを渡したか)頼む!って(笑)。渡すときに実際そう言った。
(田澤選手が先頭と約40秒差でスタートしたが逆転の可能性はあると思ったか)信頼していないわけではないが、相手も吉田選手(青学大)なので、少しきついかなと思った。5kmすぎくらいで結構詰めた時は『追いつきそう』と思った。
(残り1.2kmくらいで田澤選手がスパートをかけたが)切り替えがすごくて、練習でもあの感じでやっている。ハートも強いし、大舞台であの走りができるのはすごいなと思った。
(三大駅伝単独最多優勝校となったが)4月くらいから神戸(駿介・仏4)や主務の(青山)尚大(地4)がそういう目標を作ってくれてずっと言っていたので、今年度の目標を一つ達成できてよかったと思う。
(箱根での個人の目標は)頑張って区間賞取りたい。
(走りたい区間は)どこでもいいけど、プレッシャーのかかる区間はもういいかな(笑)。でもそれは監督が許してくれないのでやっぱり往路の主要区間を走りたい。
(箱根でのチームの目標は)青学大も強いので優勝は断言できないので、3位以内を目指したい。往路優勝はしたいと思う」

◆8区・田澤廉 ※別日に電話取材
「(改めて優勝という結果について)チームとして、全日本は優勝を狙っていた大会だったので、優勝できてすごく嬉しいという気持ち。
(当日の調子は)いつもとあまり変わらなかった。良くもなく悪くもなくだった。
(9月の取材のとき、目標は区間新、区間賞と言っていたが、当日のレースプランは)流れによるとは思ったが、自分は本当はどんどん突っ込んでいって区間新記録、56分台を狙いたかった。だがチームが流れよくタスキを渡してきてくれたので、確実に優勝できる道を選択して、がんがん行かずに、今回は確実性を求めていった。なので区間新記録とかは狙わず、優勝を狙ったという大会だった。
(当日、監督からは)最初は落ち着いて行け、名取燎太(東海大)の後ろについてラスト勝負で勝てば良いんじゃないという感じのことを言われた。監督もその時には区間新記録とかではなく優勝したいという気持ちがあったから、自分にそのように言ったのではないかなと思う。
(自身の走りを振り返って)最初は落ち着いて走った。本当は56分台を目指して行きたかったが、それも我慢して、落ち着いてしっかり優勝できたという部分に関しては良かった走りなのかなと思う。
(先頭と41秒差の3位でタスキを受けたが、その時には優勝できるとは考えていたか)その時は正直離れすぎているなとは思った。吉田(圭太、青学大)さんは力があるので、調子が悪いとかだったらあるかなとは思っていたが、その時はまだ思っていなかった。
(先頭に追いついて3校で並んだときは)優勝が見えてきたなという感じはした。
(青学大をかわして東海大との並走が続いたときは)名取さんがどこで仕掛けてくるかとか、疲れていないかとかを確認しながら走っていた。自分もどこで仕掛けようかというのを考えながら走っていた。
(ラスト、わりと終盤でスパートをしかけていたが、なぜそのタイミングだったのか)計画的という感じではなくて、自分がここでしかけたらおもしろいんじゃないかという感覚があったので、その自分の感覚に従ってそこでラスト(スピードを)上げた。
(スパートを仕掛けたとき名取燎太選手がついて来られなかったが)ああ良かった、勝ったなと思った。優勝というのは、自分の全国大会レベルの初タイトルだったので、嬉しさがこみ上げてきた。
(優勝のゴールテープを切った感想は)ゴールする前から叫んでいたと思うが、そこで青山さんとか監督の姿が見えた。優勝をずっとしていなかったので、自分たちが卒業するまでには1回でもしてあげたいなという気持ちがあったので、本当に優勝できてよかったなと改めて思った。
(チーム目標だった三大駅伝単独最多優勝校となったが)最多になって、それは自分じゃなくてやはり監督が嬉しいのだと思う。もちろん自分たちはタイトルを狙ってはいたが、それ以上に三大駅伝で一つでも優勝しようという目標を掲げてやっていたので、まずその三大駅伝で一つ優勝できた、目標を達成できたということが良かったなと思う。
(箱根のチームの目標は)チームでは往路優勝、総合優勝をすること、最低でも3位以内というのがチーム目標。
(箱根の個人の目標は)どこを走るかは分からないが、任された区間で区間賞と、狙えそうであれば区間新も狙っていきたい」

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