• 「1区の流れを作るという面では仕事ができた」という加藤=陸上部道環寮で(小野美早紀撮影)

  • 「4年生までずっと走りたい」という花尾

  • 「自分だけが強くなっているのではないと感じた」という鈴木

  • 「去年よりは確実に力がついた」という伊東

全日本大学駅伝、平成の常勝軍団の令和初優勝!6年ぶり13度目で最多優勝記録を更新 ~監督、選手のコメント紹介~

[陸上競技部](2020年11月21日 16時35分)

秩父宮賜杯第52回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月1日、愛知県・熱田神宮~三重県・伊勢神宮の8区間106.8kmで行われた。
大会当日の様子や優勝後の心境について、大八木弘明監督と出走した選手8名に話を聞いた。今回は監督と1区・加藤淳(経4)、2区・花尾恭輔(商1)、3区・鈴木芽吹(営1)、4区・伊東颯汰(営4)のコメントを掲載する。

◆大八木弘明監督
「(改めて優勝という結果について)選手たちが優勝を狙っていたので、しっかり1区から7区までつないでくれたのが優勝につながったかなと思う。最後の8区のエースにつなげてくれた。それが駒澤の勝ちパターンだった。アンカーに良い形で渡ったら勝てるということはミーティングでも言っていたが、その通りのレース展開を選手たちがしてくれた。
(当日のチームの雰囲気は)みんな良い感じだった。練習もみんなまとまってやれていて、良い調整もできていたので、選手たちには自信を持っていこうという気持ちがあった。
(9月の取材でも評価していた、1年生2人(鈴木、花尾)の走りについて)練習のほうはまずまずだったが、試合直前に芽吹は足をひねって休んだりしていて、若干その不安が少し試合にも出ていたかなという感じはした。あとは初めての駅伝だったので若干緊張気味だなとも思った。花尾も、高校と大学の駅伝ではちょっと違って始めからある程度トップスピードでいくような形なので、そういった部分で戸惑いもあっただろうし、緊張もあったのかなという感じはした。
(4年生の走りについて)加藤は最後1年生の三浦(順大)に振り切られたのだけれども、想定内のタスキリレーはしてくれたのかなと。まずまず。伊東は最後のつめがちょっと甘かった。酒井に渡すときに1人になって渡すのではなく、集団で渡してほしかった。小林も強化練習後に足を痛めたりなどをしていて、それの若干の不安があった。良く走ったほうだとは思うが、本人もチームメイトのもう少し良い走りができていればというのがあったと思う。
(今回が駅伝デビューとなった山野、酒井の走りについて、特に酒井は区間新だったが)酒井と山野はよくつないだと思う。酒井は特に今回良い仕事をした。流れをそこでまた変えてくれたところも少しあった。酒井の走りがチームを勢いづかせてくれたというところがある。
(3年生の起用がなかったが)もう少しライバル心をもって、後輩に負けないくらいの気持ちで頑張ってほしい。
(なぜ田澤をアンカーに)青学大や東海大のチームとは最後の最後まで競るのではないかと思ったのと、層が厚いチームなのでそんなには差がつかないだろう、最後のアンカー勝負になるだろうというような予想をしていた。なので最後は田澤で勝敗が決まると思っていた。駒澤は勝つにも負けるにも田澤で勝負すればいいという思いがあった。
(田澤の走りについて)最後アンカーに渡ったときに勝てそうだなという可能性はあった。最後東海大の名取選手と行ってなんとかかわしてくれるのではないかと。青学大は途中で捕まえてくれるだろうという思いはあった。
(ゴールの瞬間の気持ちは)久しぶりの優勝だったので、ものすごく嬉しかった。
(悲願だった三大駅伝単独最多優勝校になったが)それもみんな選手たちが一生懸命頑張ってくれた賜物だから、もう選手たちに感謝。あとは協力してくれていた後援会の方たち、大学の関係者の人たちにも感謝。なかなか1人ではできないことなので、これはチームとしてしっかりやれていたというところが一番良いんじゃないかなと思う。
(全日本を終えて、今のチームの様子は)これから箱根に向けてもう一回準備する。今度はもう二区間多く走るし、山の5区6区とあるので、その辺りの強化ということでしっかり準備しながら箱根を戦いにいきたいなと思う。
(箱根に向けてどういう練習をしていくか)スタミナもそうだし、ロード走のなかで1人で自分のペースを考えて行けるかどうかという練習も含めて、単独走というところに自分たちが取り組んでいければと思う。
(箱根の目標は)往路優勝をして、最終的には総合優勝をできればいいと思っているが、とりあえずは往路優勝を狙っていきたい」

◆1区・加藤淳
「(改めて、優勝して気持ちは)優勝することを目標にやってきていて、走る前もみんなで優勝しようという気持ちが強かった。みんなで勝ち取れて嬉しかった。
(当日の調子は)結構良かった。
(当日のレースプランは)自分は1区だったので、余裕を持って変な動きをせずに、区間賞を狙っていたので後半勝負という気持ちで進めた。
(当日の監督からの指示は)落ち着いてレースをして、後半で勝負できるようにと言われた。
(アンカーの田澤が先頭と40秒差でスタートしたが、逆転、優勝できると思ったか)冷静に考えるとそうだが、あの状況だとハラハラドキドキした。走り終わってみるとやはり田澤だなと思わされた。
(田澤がラスト1.2㎞でスパートを仕掛けたときは)もう圧巻だなと。
(自身の走りを振り返って)自分はずっと1区を走りたいと思っていたし、区間賞が目標だった。そのチャンスを与えてもらったが、区間3位という悔いの残る走りだった。最低限1区の流れをつくるという面では、東海大や青学大とのリードも作れたので、仕事はできたのかなと思う。
(三大駅伝の単独最多優勝校となったが)今年の新チームになってから目標を立てるときに三大駅伝最多優勝というのは意識していた。今年一つ勝って最多優勝校になろうという目標を立てたので、単独トップに立てたのはチームとしても良かったと思う。
(4年連続の全日本出場となったが)4年連続で走らせてもらったが、1年目2年目3年目と走っただけというか、全く貢献できない走りだったので、今年こそはという強い気持ちがあった。そういうなかで一番良い区間順位で走れたというのは良かった。
(2度目の1区だったが)2回目ということで経験があるので、コースのラストに坂があるところとか、どういうところで足がくるのかなどは頭に入っていて、そこを生かすことができたので1回目よりは良い走りができた。
(箱根のチームの目標を)箱根でも優勝を目指してがんばる。
(箱根の個人の目標を)自分としては1区を希望しているが、どの区間を任されても区間賞を取れる走りをしたい。三大駅伝で一度も区間賞を取っていないので、最後の箱根で区間賞をとって、良い形で終わりたい」

◆2区・花尾恭輔
「(改めて、優勝して気持ちは)1年目からこういう大舞台で走らせてもらって、優勝メンバーになれたということで嬉しかった。逆にもう欲がでてきて、走った鈴木とも4年生まであと何回も駅伝があるけど全部勝ちたいねという話がでてきた。
(当日の調子は)緊張はしていたが、走り出したらやるしかないなという気持ちになって、調子は悪くはなかった。
(当日のレースプランは)監督から、後ろが絶対にくるからそれについて行けと言われていたが、それができなかったのが反省点。
(自身の走りを振り返って)加藤さんが良い順位で持ってきてくれたのにすごい順位を下げてしまって、区間順位もそこまで良くなくて、反省が多いなと思ったし、課題の残るレースだった。まだ走れるチャンスはあると思うのでそれをつかんでいきたいなと思う。
(三大駅伝の単独最多優勝校となったが)そこまでの実感というのはなかったが、(単独最多に)なったというのはすごいなと思って、そこに名前が乗れたのは嬉しいなと思う。
(初めての三大駅伝だったが)監督から2区と言われたときはすごく緊張して、出発する日からもずっと緊張していた。走れたことはすごく嬉しかったし、4年生までずっと走りたいなと思った。
(3区の鈴木芽吹と1年生同士のタスキリレーだったが)1年生同士でタスキをつなげられるというのはすごく嬉しいし、一緒に走れて楽しかった。お互いに課題の残るレースだったが、終わったあとに(鈴木から)2人で1年生を引っ張っていかないと、という話を言われたときにそうだなと思って、自分も芽吹に負けないようにしたいなと思った。
(1区、順大の三浦龍司や青学大の佐藤一世など、他大の1年生が結構すごかったが)自分たちの世代はすごく強い選手が多くて、自分はまだまだ足下にも及んでいないので、同等に戦えるように4年間で力を付けていきたい。
(花尾選手は早大の菖蒲敦司を意識しているというが、その菖蒲選手が先頭を走っていた)すごいテレビに映っているな、目立っているなと思った。ただ彼も課題の残るレースで、お互い似たような感じだったので、負けてられないなと思った。
(箱根の目標を)今回の課題をしっかり克服できるように、チームとしては優勝を、個人としてもしっかりと名前を残せるように頑張りたい」

◆3区・鈴木芽吹
「(改めて、優勝という結果について)チームとしても優勝を狙っていたのでその通りになって嬉しい。自分としては1年目から三大駅伝で優勝させてもらえたので嬉しいという気持ち。
(大会当日の調子は)良かった。
(当日のレースプランは)レースプランというのは特に考えていなかったが、2区で少し順位が下がり気味だったので、とにかく少しでも前にいくことだけを考えて走った。
(走りを振り返って)少しでも順位を上げないと行けない状況だったので、本当はもっと順位を上げられれば良かった。少し自分の中で不安な気持ちがあって、前の選手を抜いていくときに1回その選手の後ろに付くという判断をして前に行ききれなかった部分があったので、そこが今回のレースの自分の中で後悔している点。
(アンカーの田澤選手について、先頭と40秒差でスタートしたときに、逆転する、優勝するとは思ったか)区間配置が発表されたときに田澤さんがアンカーというのを聞いて、その時点で勝てる確率が高いのではというのを思っていた。当日のレース展開的にも、田澤さんのところまで先頭では走れなかったが先頭に離されない走りというのを7区間でしっかりできたので、勝てるかなと思った。
(田澤選手が最後にスパートをかけたときは)だいたい1区から4区くらいまでの選手が一緒にテレビを見ていたが、かなり盛り上がっていた。
(初めての三大駅伝だったが)入学してからトラックシーズンや記録会、インカレで自分が思った以上の結果を出せて、その勢いで今回も区間賞を取りたい、いけるのではと思って走ったが、やはりトラックとは違って駅伝は甘くないというのを感じた。
(1年生同士のタスキリレーとなったが)前半の流れを決める重要な区間で、加藤さんは調子が良かったので上位で来てくれると思っていて、花尾を自分がどれだけ走れるかというのがチームの結果を左右するというのを自分も思っていたし、花尾とも共通認識としてあったと思うので、とにかくチームのための走りをしようという思いだった。
(3区に佐久長聖高の選手が多かったが)思ったよりも同級生や先輩がいたので、スタート前はうきうきしていて楽しかった。中谷雄飛(早大)先輩と一緒に走ったが、自分も高校時代から尊敬している先輩で、同じ大学駅伝の舞台で、同じ区間で走れるので本当に楽しみだったというのと、勝ちたいなという気持ちがあった。
(他大の1年生の走りについては)今回このような状況でトラックレースが(あまり)ないなか自分は結構大会に出られたので結果を出せたが、東海大や青学大の選手たちはあまり試合に出られていなくて、どういう状況なのかよくわからなかった。今回駅伝を走って、強い選手はその力どおりに走っていて、自分だけが強くなっているのではないんだなというのをすごく感じた。
(チームの目標だった、三大駅伝単独最多優勝校となったが)チームの目標だったので達成できて嬉しいが、全日本を優勝したことで箱根もとりたいという欲が監督や自分たち自身も出てきている。この目標を達成してさらに上に行くために、箱根もとりにいきたい。
(箱根に向け、チームの目標と個人の目標を)チームの目標としては、最低でも3番以内というのがあるのでまずは達成したい。個人としては今回の全日本で前半の区間を走らせてもらって、良い流れを作りきれなかった部分があったので、箱根でもう一回、往路の区間で監督に任せてもらって、チームに良い流れを作りたい」

◆4区・伊東颯汰
「(改めて、優勝という結果について)自分は今4年生で、優勝というのは経験したことがなかったので素直にとても嬉しい。この大学には優勝するために入ってきたので、初めて優勝というのを味わえて良かった。
(大会当日の様子は)今年の強化練習を終えたあたりから調子が出てきて、という感じだったので万全な状態とは言えなかったが、それなりに状態は上がった状態で走れたので良かったかなと思う。
(当日のレースプランは)去年も同じ区間を走らせてもらって、ふがいない走りをしてしまっていた。監督に今年も同じ区間に起用してもらって、前を追うような走りではなくて、今年はお前で決められるような走りをしてくれと言われた。そのような走りは出来なかったが去年よりは確実に力が付いたのかなという走りだった。レースプランは深く言われなかった。
(アンカーの田澤選手について、先頭と40秒差でスタートしたときに、逆転する、優勝するとは思ったか)自分たちが経験したなかでは、昨年の出雲駅伝が最後の最後で2位になったりしたので、最後まで気が抜けないなという状況ではあった。田澤は練習を見ていた感じだと調子が良く、勝てるという自信はあったのですが最後まで緊張して見ていた。
(田澤選手が最後スパートをかけたときは)テレビを見て盛り上がっていた。
(最後の全日本となったが)本当に4年間が早かったなというのが一つで、最後の4年目に優勝という形で終われて素直に良かったなと思う。全日本は3年間走り、2、3年のときはあまり良い結果ではなかったので今年こそはという気持ちで臨んだが、全日本には良い結果というのは自分のなかで、個人的にはついてこなかったかなと思う。
(昨年度も同じ区間を走ったが、それと比較して)順調に練習を積めていたらもう少し良い結果で終われたかなと思うが、順当にいかなかったので、そのやっていなかった部分というのが、今回の全日本で課題となっていろいろ出てきてしまったと思う。
(チームの目標だった、三大駅伝単独最多優勝校となったが)去年から最多優勝校というのは目標に掲げていたので、それを今年ようやく現実にできたというのは自分としてもチームとしても嬉しい。監督もずっと口すっぱくずっと言っていたのでその目標を達成できたことは嬉しかった。
(箱根に向け、チームの目標と個人の目標を)最後の箱根で、大学4年間の集大成になる。今後も実業団で続けるつもりなので、そこに良い弾みがつけられたらなと思う。優勝というのは目標にしているが最低でも3位以内というのは絶対に入りたいし、全日本の優勝校としてチームの走りというのをチームとしても個人としても頑張りたい」


※明日は5区・酒井亮太選手、6区・山野力選手、7区・小林歩選手、8区・田澤廉選手のコメントを紹介します!

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