• #8三浦は2つのTDを記録(嵜田将礼撮影)

  • 慶応大の壁は厚かった

強豪・慶応大に大敗、点差に「みんな衝撃」

[アメリカンフットボール部](2020年11月09日 15時12分)

関東大学1部BIG8秋季リーグ戦 第2節・対慶応大戦が11月8日に開催された。結果は以下の通り。

【スコア】
● 駒澤大 BLUE TIDE  21-63 UNICORNS 慶応大 〇
第1Q (3-21)
第2Q (10-14)
第3Q (0-14)
第4Q (8-14)
合計(21-63)



前節、神大に16-7で勝利した駒大は、約2年ぶりに強豪・慶応大と対戦した。
第1Qは駒大の攻撃からスタート。RB#26佐々木のロングランであと3ydのところまで前進する。さらに#3小川がFGを決め、幸先よく3点を先制。しかし、慶応大にここから3つすべての攻撃でTDを決められ、3-21で第2Qを迎える。2Qでは、またも#3小川がFGを決め、3点を追加。その後、慶応大に2つのTDを決められるも、QB#4油井のパスをTE#8三浦がキャッチしてTDを決め、何とか慶応大に食らいつく。第2Qはここで終了し、試合を13-35で折り返す。

HTには新倉監督が「まだひっくり返せる」とチームを鼓舞。気合いを入れなおして第3Qへと向かった。しかし、攻撃の手を緩めない慶応大に、さらに2つのTDを決められ点差をつけられる。その後もQB#4油井からTE#8三浦へのパスでTDを狙いに行くが、あと一歩のところでパスが通らず、第3Qは無得点に終わる。第4QはTE#8三浦のTD、PATも成功させ8点を追加。しかし、パスミスが目立つようになり、インターセプトなどから慶応大の勢いに飲まれていく。その後も2つのTDを決められ、万事休す。21-63という点差で、慶応大に黒星を喫することとなった。



◆新倉 晴彦監督
「(今日の試合を振り返って)本当にしんどい相手だったが、ここまでの点差というのは想像していなかった。結果、去年までTOP8でやっているチームは一番の基本、例えば速く走る、強くタックルする、というのをやらなきゃ勝てないリーグにいたチームが、下(のリーグ)に降りてきてその差を見せつけられた。逆に言うとうちは、BIG8のそういうところがあまり徹底できていないチームとやってきているので、タックルも全然柔いし、というところが出てしまった。でも、埋められる実力差だけど、どこか「これでいけるだろう」と練習をしている結果がこれだよ、というところ。(次節に向けて)今日よりは確実に弱い相手にはなるが、今年は試合数が減っているので、4年生が悔いなくシーズンを終えられるかというところが大切。なので、初戦みたいに大して強くない相手にしょっぱい試合をしているようだと1試合損した気分になるので、今日の悔しさを返せるように良い形で勝ちたいなと思う」

◆市川 司韻主将(経4)
「(今日の試合を振り返って)慶応大学さんはもともとTOP8にいたチームで、名実ともにトップクラスの実力を持つ選手が多いと分かっていたので、そこのフットボールの能力で勝つのではなく僕らが大切にしている「誰にでもできることを誰よりもやる」ことの積み重ねで勝負していこうと思っていた。だが蓋を開けてみるとディフェンスも面食らった部分があり、最初はしょうがないと思ったが、立て直せなかったというのが一番大きな印象。オフェンスとしても前節の神大戦よりは点も取れていて次に繋がるような部分もあったが、結局インターセプトが2回あったり、ディフェンスがボールを取ってきてくれたところで得点に繋げられなかった部分があったりと、やらなければいけないときにやるべきことをできなかった。そのままずるずる慶応大学さんにずっと点を取られ続けて、という形になってしまったのかなと思う。(次節に向けて)国士舘大学さんは、僕ら4年生は入学してから一度も勝てていない相手。慶応戦だけの結果を見ると27-16で国士舘さんは慶応さんに負けているが僕らよりは遙かに良いディフェンスをしていて、オフェンスも良いドライブをビデオで確認したので、決して侮れる相手ではない。得に(今日の)慶応戦で、僕もこんな点差を付けられたのが初めてなのでみんな衝撃というか、ディフェンスメンバーもけっこう面食らっている部分もある。今日、明日で1回オフを挟んでから、また後期戦に向かって一人ひとりがどう気持ちを切り替えられるか、国士舘に勝つために自分たちで向けるかどうかというのが一番のポイントだと思う。僕はそこに一人ひとりが向かえるようにチームを引っ張っていきたい」



次節は11月22日、12:15より国士舘大と対戦する。

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