• 4節では杉本、桧山、鷹啄が今季初スタメンとなった=流通経済大学フットボールフィールドAで(提供:駒澤大学体育会サッカー部撮影)

3度のリードを守り切れず…熾烈なシーソーゲームはドロー決着

[サッカー部](2020年07月26日 21時37分)

JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦 第4節・国士大戦が7月26日、流通経済大学フットボールフィールドAで開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大3-3国士大

【得点者】
10分:[駒]宮崎 鴻(荒木 駿太)
51分:[国]梶谷 政仁(西本 卓申)
72分:[駒]薬真寺 孝弥(荒木 駿太)
76分:[国]新井 晴樹
85分:[駒]土信田 悠生
89分:[国]有田 稜(新井 晴樹)

【メンバー】
GK
1 杉本 陸[4年=新潟明訓高]

DF
2 桧山 悠也[3年=市立船橋高]
39 鷹啄 トラビス[1年=市立船橋高]
3 猪俣 主真[3年=三浦学苑高]
6 真下 瑞都[4年=矢板中央高]

MF
10 薬真寺 孝弥[4年=長崎総科大附高]
8 中間 俊亘[4年=広島県瀬戸内高]
11 米田 泰盛[4年=駒大高](→79分 18 土信田 悠生[3年=高川学園高])
27 島崎 翔輝[3年=国際学園高](→60分 9 矢崎 一輝[4年=駒大高])

FW
7 荒木 駿太[3年=長崎総科大附高](→90+1分 17 藤原 拓海[4年=山梨学院高])
29 宮崎 鴻[3年=前橋育英高](→66分 19 村上 弘有[4年=市立船橋高])

【SUB】
GK 22 松本 瞬[3年=前橋育英高]
DF 33 篤 快晴[1年=広島県瀬戸内高]
DF 34 小針 宏太郎[1年=鹿島Y]
MF 20 仲田 瑠[2年=長崎総科大附高]



駒大は、GK杉本 陸、DF桧山 悠也と1年生DF鷹啄 トラビスが今季初スタメン。今季初勝利を目指し、昇格組の国士大との一戦に臨んだ。試合はチームでボールを保持する国士大に対し、駒大DFラインが集中力高く守って決定的なチャンスを与えない。

ファーストチャンスは国士大。3分に自陣右サイドからのコーナーキックにヘディングで合わされ、ピンチを迎える。しかしこのシュートは枠を外れ、難を逃れる。

10分には駒大。右サイドからのDF真下 瑞都のロングスローを、ニアサイドでFW宮崎 鴻が頭でそらす。ファーに流れたボールをFW荒木 駿太がダイレクトで折り返し、中央で再び宮崎が合わせて先制に成功。この得点が今季初ゴールとなった宮崎の雄叫びがピッチに響いた。

17分には再び宮崎。バイタルエリアで鷹啄からくさびのパスを受け、左サイドのMF島崎 翔輝に展開。島崎が右脚であげたセンタリングに宮崎が中央で合わせるが、キーパーの逆を突いたヘディングは惜しくも枠を外れる。

26分には国士大のチャンス。自陣左サイドからグラウンダーのコーナーキックをあげ、ニアサイドの選手がスルー。バイタルエリアからフリーで合わせられるが、シュートはサイドネットへ。

すると36分。杉本のゴールキックを宮崎、荒木、MF米田泰盛と頭で繋いで、荒木が回収。ドリブルからシュートを放つが、相手DFの脚に当たって枠を捉えることができない。

直後の37分には自陣左サイドからエリア内に侵入され、相手選手にフリーでシュートを打たれる。前半最大のピンチだったが、幸いにもシュートは枠を外れた。

危険な場面もあったものの、なんとか宮崎の1点を守り切って前半をリードで折り返す。


しかし後半。立ち上がりの51分に自陣右サイドのスローインから突破を許し、深い位置からセンタリングをあげられる。これを中央で合わされて失点。試合は振り出しへ。

55分には中央突破から、あわや失点の危ない場面を迎えるが粘り強く守って失点を許さない。そして迎えた72分。途中出場のFW村上 弘有が杉本のゴールキックを頭でそらし、荒木が回収。右サイド深い位置からのセンタリングを中央で合わせたのは薬真寺。シュートはキーパーの脇をすり抜けてゴールへと吸い込まれた。

これで勝ち越しに成功した駒大だったが、4分後の76分に自陣左サイドを突破され、センタリングをあげられる。相手選手のシュートはクロスバーを直撃し、一度は難を逃れたもののこぼれ球を詰められて失点。これでスコアは2-2に。

このままでは終われない駒大は、79分に米田泰に替えてFW土信田 悠生を投入。すると85分にその土信田が、同じく途中出場のFW矢崎 一輝のシュートのこぼれ球を押し込んで得点。再度勝ち越しに成功する。

試合はこのまま駒大リードで終わるかと思われたが、国士大がそれを許さない。試合終了間際の89分に、自陣左サイドからあげられたセンタリングを中央で合わされて同点に。

その後もチャンスこそあったが、試合はこのまま終了。三度のリードを守り切れず、計6ゴールの壮絶なシーソーゲームはドロー決着という結果に。今季初勝利は次節以降に持ち越しとなった。


※新型コロナウイルス感染拡大の影響により現地取材は行わず、ライブ配信をもとに作成。




なお、次節は8月1日、15:00より法大と対戦する。(会場未定)
※前期は全日程リモートマッチ(無観客試合)での開催。ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されている。

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