• 大量4得点で今季初勝利を獲得した=流通経済大学サッカー場で(提供:駒澤大学体育会サッカー部撮影)

大量4ゴールで今季初勝利!さあ、ここからだ!

[サッカー部](2020年08月09日 21時32分)

JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦 第6節・慶大戦が8月9日、流通経済大学サッカー場で開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大4-1慶大

【得点者】
38分:[駒]島崎 翔輝(中間 俊亘)
48分:[駒]宮崎 鴻(薬真寺 孝弥)
58分:[駒]米田 泰盛(荒木 駿太)
77分:[駒]宮崎 鴻(薬真寺 孝弥)
80分:[慶]松岡 瑠夢(杉本 崇太朗)

【メンバー】
GK
1 杉本 陸[4年=新潟明訓高]

DF
6 真下 瑞都[4年=矢板中央高]
39 鷹啄 トラビス[1年=市立船橋高]
3 猪俣 主真[3年=三浦学苑高]
33 篤 快晴[1年=広島県瀬戸内高] (→78分 4 小幡 祐稀[4年=東京VY])

MF
10 薬真寺 孝弥[4年=長崎総科大附高]
8 中間 俊亘[4年=広島県瀬戸内高]
11 米田 泰盛[4年=駒大高](→85分 12 安元 奨[4年=駒大高])
27 島崎 翔輝[3年=国際学園高](→89分 2 桧山 悠也[3年=市立船橋高])

FW
7 荒木 駿太[3年=長崎総科大附高](→90+1分 9 矢崎 一輝[4年=駒大高])
29 宮崎 鴻[3年=前橋育英高](→85分 18 土信田 悠生[3年=高川学園高])

【SUB】
GK 22 松本 瞬[3年=前橋育英高]
DF 34 小針 宏太郎[1年=鹿島Y]
MF 14 米田 大介[4年=浦和東高]
MF 35 小島 心都[1年=湘南工科大附高]



4試合を消化して2敗2分と、未だ勝ちのない駒大は今季初勝利を目指して慶大戦へと臨んだ。

立ち上がりからロングボールを多用して相手陣へと攻め込む両チームだったが、駒大はエアバトラー・DF鷹啄 トラビスが圧倒的な高さで制空権を独占。ロングボールをことごとく跳ね返し、慶大に付け入る隙を全く与えなかった。前線では、今節もMF米田 泰盛、MF島崎 翔輝、FW荒木 駿太のハードワークからチャンスを生み出す。

すると7分。相手のクリアボールが短くなったところを島崎がトラップし、1人かわして右脚を豪快に振り抜く。シュートスピードは申し分なかったが、わずかに枠を外れ惜しくも得点とはならなかった。

続けて9分。バイタルエリアからDF篤 快晴へといったん戻し、ボールを受けた篤はセンターサークル付近から強烈なミドルシュート。このシュートは枠を捉えていたが、相手GKのファインセーブで惜しくもゴールならず。

給水タイムの15分まで、ほぼ相手陣でプレーする立ち上がりとなった。

ゴール前までは持っていけるものの、なかなか得点の遠かった駒大だったが、38分に均衡が破れる。DF猪俣 主真が頭で弾いたボールをFW宮崎 鴻が落とし、米田泰が前線へとボールを送る。一度は弾かれたものの、そのボールを回収したMF中間 俊亘が中央の島崎へ送り、ゴール前の駆け引きを制した島崎が冷静に合わせてゴール。先制に成功する。

得点直後、セットプレーやロングスローからピンチの場面を迎えるなど慶大の時間帯が続いたが、FW宮崎や荒木もゴール前まで戻って11人全員でゴールに鍵をかけ、得点を許さない。駒大は島崎のゴールを守り切り、前半を1点リードで折り返す。

駒大は直近の2試合で得点後の失点が続いていたが、今節では成長した姿を見せた。後半立ち上がりの48分に、左サイドでコーナーキックを獲得し、これをMF薬真寺 孝弥が蹴る。薬真寺が右脚で放った内巻きのボールに宮崎が頭で合わせるが、相手に当たってコースが変わり、惜しくもクロスバーの上へ。その直後のコーナーキックを再び薬真寺が蹴り、中央の宮崎へ再度ドンピシャのボール。宮崎は2度目のチャンスを逃さずキッチリと決め、駒大に待望の追加点が生まれる。

さらに58分には、自陣からの薬真寺のスルーパスに抜け出した荒木がそのまま中央へクロス。逆サイドから走り込んできた米田泰が右脚で合わせ、3点目を獲得する。
圧倒的な得点力を誇る今季の駒大はこれだけでは終わらない。77分、右サイドからのコーナーキックのチャンスに、相手のマークを振り切った宮崎が飛び込んで4点目を獲得。この日、宮崎は右左両方のコーナーキックから頭で2得点を奪うなど、得点力が光った。

しかし、80分には慶大に一瞬の隙を突かれ自陣右サイドを突破される。ここにGK杉本 陸が飛び出すが、相手に逆を突かれて失点。この日、被シュート数はわずか2本という数字だったが、後半のワンチャンスをモノにされてしまった。

惜しくもクリーンシートとはならなかったが、相手の6倍近くのシュートを放つなどまさに「駒大の試合」となった。今節1アシストを記録した荒木は、合計5アシストでアシストランキングトップ。また、薬真寺の2アシストや宮崎の2ゴールなど、攻撃陣が大活躍。直近3試合で10得点を獲得する圧倒的な得点力が特徴の今季のチームらしい試合運びで、リーグ戦初勝利を獲得した。


※新型コロナウイルス感染拡大の影響により現地取材は行わず、ライブ配信をもとに作成。




なお、次節は8月15日、RKUフットボールフィールドB面にて17:30より早大と対戦する。
※前期は全日程リモートマッチ(無観客試合)での開催。ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されている。

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