8位からのスタート ~悔しさをバネにさらなる進化を~ vol.1
[陸上競技部](2020年01月04日 12時52分)
1月3日、第96回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)後に、駒澤大学玉川キャンパスで慰労会が行われた。
大八木弘明監督、駅伝主将・中村大聖の挨拶を掲載します。
◆大八木弘明監督 慰労会挨拶
「2日間、すごく沿道での声援が選手たちの力になったと思う。私たちが目標にしていた3番以内には入れなかったが、これは私の責任だと思う。色んな中で練習をやってきて、上手くいかなかったこともあったなという反省も含めてこの後しっかりスタッフと話してやっていきたいと思っている。
今回の2日間は天候にも恵まれ、高速化の駅伝になってきたなと思う。(青学大の)10時間45分台というこの数字は、私から言えば中身は昔から変わってなく、本当の強さというものはまた別。これに対応していなかければならないというところ、これが少し出遅れているのかなと思う。選手たちにきちっと定着させなかった私の責任でもあると思う。今回のヴェイパーという靴も含めてやはり私が一番感じていたのは、トラックは別としてロード(レース)になってくると(レースの)始めから思い切り入っていき、それでも最後までもつということ。(5000m)14分30秒くらいでいくところを、今の選手たちは14分20秒くらいで入っていく。それが力的には大して変わらなくても、力が下の選手たちも平気で入っていくというところだ。それが最後までもっていって、きちっと練習した者が最後までもつという当たり前のことだが、結果的に見ているとそういうところをしっかり定着させているところ(大学)が上位にきていた感じがする。これから高速化の駅伝になってくると思う。今は高校生から変わってきているから、やはりすべてが変わっていかないと太刀打ちできないとつくづく監督車に乗っていて感じた。もう一歩先にそういうものを定着させなかった自分が本当に申し訳ないなというのもひとつだった。
来年に向けて練習をきちっとしなくてはいけない、あとは自信をつけなくてはいけない、意識が変わっていかなくてはならない。これが上位チームを脅かすチームになっていく上でやはり大事かなと思う。これから優勝しなくてはならないチームだから、改善して考えて意識も変えていって、最終的には頂点を目指さなくてはならないので、そこを含めて頑張っていきたい」
◆駅伝主将・中村大聖(政4)
「1区を走らせていただいて、流れを作るという役割を果たせずにチームもずるずると順位を落としてしまい、流れを作れなかったということに自分は責任を感じている。今回チーム全体を振り返っても4年生があまり良い走りができず、それをまとめるのが駅伝キャプテンの自分の役目であるので、その役目を果たせなかった点に責任を感じている。その悔しさを来年以降後輩たちは晴らしてくれると思うし、自分自身も見つかった課題だったりその悔しさをもう一段階レベルアップしてしっかりこれからも戦えるように頑張っていく」
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