• 本戦での試合が自信につながった梶谷(右)・清水(左)=岐阜メモリアルセンターで(岡田あおい撮影)

  • 体が動かなかった日野

  • 田村は単ベスト16でインカレを終えた

梶谷・清水ペア第4シードに勝利もベスト8入りならず…駒大勢散る

[硬式テニス部](2019年08月19日 11時31分)

令和元年全日本学生テニス選手権大会本戦6日目が8月17日、岐阜県メモリアルセンターで行われた。結果は以下の通り。


〈男子シングルス4回戦〉
●田村迅 0(5-7、6-4)2 ○岡垣光祐(法大)

〈男子ダブルス2回戦〉
●日野勇人・田村迅 0(1-6、3-6)2 ○杉山和誠・小峰良太(中大)

〈女子ダブルス2回戦〉
●渡辺安美・日暮春香 0(2-6、6-7(2))2 ○安部有紗・鈴木沙也伽(山学大)
○梶谷亜未・清水里咲 2(2-6、2-6)0 ●南文乃・中島美夢(亜大)

〈女子ダブルス3回戦〉
●梶谷亜未・清水里咲 0(6-7(0)、2-6)2 ○吉田明日香・稲葉あす果(明大)


【梶谷・清水ペア2回戦】
第4シードとの対戦となった2回戦。本戦初戦からノリに乗っている二人は序盤から攻めのテニスを展開する。1−1で迎えた清水のサービスゲームを無失点でものにすると、続くリターンゲームもブレイク。その後も相手に主導権を握らせることなくファーストセットをものにする。セカンドセットは清水のストレートを抜く攻撃的なショットや梶谷のリターンエースなども決まり、終始流れを渡さない。2−2の梶谷のサービスゲームでは清水の得意とするポーチが冴え、そこから4ゲームを連取し勝利。3回戦進出となった。


◆日野勇人(営4)
「(ダブルスで目指していたところは)ベスト8入って、ベスト4もいけるなと思ったが考えが甘かった。(今日のダブルスを振り返って)田村(迅、経4)に迷惑をかけた。試合期間が開く事で練習量も落ちたし、体調管理もできなかった。そこに限る。(ファーストセット取られたが)簡単に取られた。体調を崩してもう少し動けるかなと思っていたが、思ったより動けなくて。思ったより動けない分、自分でのミスが増えて自信がなくなってまたミスるみたいな。それで手も出せないボールが増えて、いい所がなかった。自分の役割が何も果たせなかったので、悔しいどころの騒ぎじゃない。1ゲーム目から感覚がいつもと違った。一昨日と一昨々日に体調を崩して練習できていなかったせいで、最初から自信なさげにプレーしていた。自信あるように見せ用としていたが中盤くらいからボロが出始めてダメだった。(セカンドセットに入る前にペアと話していたことは)気合入れて、声出していくしかないなと。このままやってもあっさり取られるだけなので何か変えようと思ったが変える自信もなかったので。とりあえず、声と勢いで持っていこうという感じ。相手も1部校だったので勝負どころを取らせてもらえなかったし、自分が勝負どころで決めきれなかった。(田村に迷惑をかけた部分は)自分の今までの動きができていなかったので田村の負担する量が増えたし、前に出るのも全部中途半端だったのでこのような結果になってもしょうがないと思う。(流れを変えられそうな場面はなかったか)セカンドセット3−4の僕のリターンポイント。そこで2本落としたのでそこで取れていればタイブレークまで持っていけた。そこで取れれば変わっていたと思う」

◆田村迅(経4)
「(シングルスの試合を振り返って)ファーストセットは最初0−2とかだったが、内容的には悪くなくて、5−4の場面ではマッチポイントもあった。格上を追い詰めるくらいファーストセットは良かった。そこでセットを取れればセカンドセットをいい流れでできたのかなと思う。ただ入りは本当に良かった。(ファーストセットを取られた理由は)自分のミスをし始めた理由が、相手の球がすごく深くて、ピンポイントでベースラインを狙ってきていたこと。それに途中で気づいて、そこで無理してしまった部分があった。ちょっと途中で守りに入った部分があった。そこから相手に隙を突かれて攻められるという展開がセカンドセットであった。そこでハマってしまったのかなと思う。(今回のインカレの結果は)素直に喜びたいが、上には上がいる。でもここまで行けたのは自信にしてリーグにつなげていきたい。ファーストセットをセットポイントまで追い込んでいるので、あとは自分の甘さが課題なのかなと思う。リーグに向けて気合を入れて頑張っていきたいと思う。(ダブルスを振り返って)日野は病み上がりの試合だった。自分がプレーで引っ張っていくようなことができていなかった。自分がフォアサイドだし、先行して気持ち的にも体力的にも安心させるように自分がリードできなかったのは悔しいところ。(1−6でファーストセットを取られたが)結構すんなり取られてしまって、その後トイレットブレークして話した。しっかり現状を整理して、やることをやっていこうと話し合って臨んだ。結局負けてしまったが。D1としてこれ以上情けない試合はこれ以上できないので気を引き締めたい。(インカレで見えた課題は)日野は何て言うかわからないが、日野には狙ったところに入るような安定したストロークがある。それができれば日野の味は出るし、僕も打たれても全部しっかり返せる鉄壁のボレーをお互い徹底するだけだと思う。それが今日お互いにできていなかった。それをしっかり改めて夏関に向けて調整していきたいと思う」

◆梶谷亜未(国4)
「(今日の試合を振り返って)初戦の相手は春関準優勝という成績があって、うまさを知っていたのでこちらは『勝てたらいいな』ぐらいの勢いで臨んだ。だからプレーしていて楽しかった。チャレンジャーだったので気持ち的にやりやすくて、相手も前衛がすごくうまいというのを知ってたので、そこを崩していけて勝てたらいいなと思い、あまり勝ちに執着している感じではなかった。(今日の2戦目は)今まで強いところに当たって勝てていたので、(今まで勝っていた分)『この相手に負けたくないな』と感じてその思いが裏目に出てしまった。ここまでの試合がうまくいきすぎていた分、(競る展開に)自分たちが勝手に焦ってしまって『何かしなきゃ』と単発になった。我慢ができなかった。(インカレを振り返って)ルーザーで入れてここまで3試合もできると思っていなかった。ドローも悪かったが(強い)相手に対して向かっていったら勝てるということが分かったのでチャレンジャー精神が大事だなと感じた。(印象に残っている試合は)本戦の1回戦。(予選で)負けた後の試合だったし、1度負けたことのある相手だったのでそこに勝てたのが自信につながった。(インカレで見つかった課題は)強い相手に向かっていくのはできたが、勝ちたいと思う相手に対して自分たちの良さを出せずに終わってしまったなと感じる。(梶谷・清水ペアの長所と短所は)ノっていたらどんな相手にも勝てる気がするが、ダメになったときにすんなり負けてしまう。ノれば食えるが、食われてしまうこともある。相手にグイグイ来られたときに自分たちが単調になってしまう。強い相手に勝った後が自分たちは弱い。『強い相手に勝ったから次は勝たなきゃ』と思ってしまっていいプレーができていない。(リーグや夏関に向けて)4年生で最後なので悔いなく終われたらいいなと思う。4年間の集大成を後輩たちに何か残して終われたらいいなと思う」

◆清水里咲(国2)
「(今日の試合を振り返って)(2回戦では)勝てると思っていなくて、亜大のペアは1年と4年ペアだったが、4年は見たことがあって、1年生は強いということだけ知っていた。最初の方は様子見でやって、だんだん分かってきて思い切ってやっていこうと話してた。そしたらいつの間にか1セット取れていて、2セット目は出だしを重視しようと話していた。そしたらいい感じに動くことができた。それにリターンで攻めることができて、相手も引いてボールが吸い込まれるように自分のところに来た。競るか負けるかぐらいだと思っていたら、勝つことができた。(印象に残った試合は)ダブルスの本戦初戦と2回戦。(インカレ実践できたことは)ストレートを多めに打って攻めにいくことができた。春関より動くことができた。(できなかったことは)単調になって周りが見えなくなってしまったところ。今日の2試合目も2セット目が雑になった。1セット目が取れなかったことで焦ってしまった。(3回戦での課題は)最初の方にもっとストレートを打って相手がポーチに出ないようにしておけばよかった。(夏関やリーグに向けて)夏関は去年のダブルス優勝があってプレッシャーもあるが、ペアも違うので思い切ってやっていきたい。リーグは単複出れるように、力をつけて体力もつけて勝利に貢献したい」


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