• 薬真寺は主要なキックを任されていることもあり、1得点挙げるも悔しさを語った。=順天堂大学さくらキャンパスサッカー場で(阿部愛実撮影)

  • チャンスを作り出した高橋は1アシスト。

一時同点に追いつくも…無念の敗戦

[サッカー部]JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 第10節・順大戦(2019年08月08日 14時52分)

JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 第10節・順大戦が8月7日、順天堂大学さくらキャンパスサッカー場で開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大1ー2順大


【得点者】
36分:[順]旗手 怜央(大森 真吾)
70分:[駒]薬真寺 孝弥(高橋 潤哉)
78分:[順]大森 真吾


【メンバー】
GK
22 杉本 陸[3年=新潟明訓高]

DF
30 小幡 祐稀[3年=東京Vユース]
6 猪俣 主真[2年=三浦学苑高]
4 真下 瑞都[3年=矢板中央高]
5 桧山 悠也[2年=市立船橋高]

MF
14 米田 大介[3年=浦和東高](→74分 12 竹上 有祥[4年=駒大高])
10 薬真寺 孝弥[3年=長崎総科大附高]
8 横山 玄徳[4年=千葉U-18]
7 荒木 駿太[2年=長崎総科大附高](→ 88分 33 藤原 拓海[3年=山梨学院高])

FW
9 高橋 潤哉[4年=山形ユース]
19 森本 ヒマン[3年=矢板中央高](→81分 42 宮川 公輔[3年=星槎国際高])


【SUB】
GK 21 八木 大政[3年=熊本ユース]
DF 43 相澤 佑哉[1年=熊本ユース]
MF 32 栗原 信一郎[3年=駒大高]
MF 34 西田 直也[2年=駒大高]


真夏の3連戦・第2戦の相手は順大。アミノバイタルカップで完封勝利を収めたいいイメージを持つ駒大は、先発を3人変更。桧山、真下が最終ラインに入り、出場停止明けの森本が先発に復帰した。

試合は序盤から高さと速さで駒大が圧倒。森本が空中戦で圧倒し、徐々に主導権を握っていく。ビッグチャンスもありながら、GKの好セーブなどに阻まれる時間が続くと、36分にまさかの失点。順大のエース・旗手怜央にワンチャンスを沈められてしまう。決定的なピンチは少なかっただけに、痛い失点を抱えたまま試合を折り返す。

後半開始からはお互いに攻守の入れ替わりが激しい時間帯となったが、徐々に総力で上回った駒大が攻勢を強める展開。すると、70分に高橋のポストプレーから薬真寺がリーグ戦では4ヶ月ぶりのゴールを挙げて同点に。ここから一気に流れに乗ると思われたが、失点後からギアを上げてきた順大に守備陣の連携を突かれて得点を奪われてしまう。

ここからは途中出場の宮川、竹上が効果的に絡んで多くのチャンスを作ったものの、再度追いつくには至らず。シュート本数では上回っていたが、決定力の差がスコアに現れた。また、終盤には熱くなった両チームの選手間で小競り合いが起きるなど、後味の悪い敗戦となった。


◆秋田 浩一監督
「(今日の試合を振り返って)残念。この試合が前期では一番大事な試合だと思っていたので、ここをやれればと思ったがダメだった。(前半は駒大も押していたように思えたが)何本か決定的なの(シュート)はあったが取れなかった。この試合にかける思いとかが足りないのではないかと。僕は事実云々とかではなく、厳しく言ったが蓄積がないと難しい。4年間一生懸命やっても仕方ない。これは結果なので受け入れなければならない。残念だが仕方がない。(相手にボールを持たれてしまう時間が長かったように思えたが)それは気にしていない。いつものことで崩されたのはあまりなかった。旗手(順大)にやられたのもあの1本だけで、逆に言えば1回しかなかった。しかし、(順大の旗手は)スーパースターになる要素がある。うちは何本もあったが決められない。グラウンドで結果を出せないとストライカーとして認められない。(FWは)肝に銘じてやらないとダメ。(後半の後半には攻める場面が多くあったが)そこにまだ我々の弱さがあるし、問題がある。だからこそまだまだ伸びしろがあると思う。ただ彼らがそれを受け入れるかどうか。ボールが浮いてたら蹴れないから止めて蹴ろうとすると時間がかかってしまう。それを浮いたまま出せる選手になれば止める必要がない。子どもはできないが年齢を重ねると工夫すればやれる。足が遅くてもピンポイントでボールを配れるといい選手になれる。もうそろそろ(選手たちが)わかってもいいかなと思う。早くわかった選手たちはJリーグに行っている。過去の選手たちは受け入れてやってきたからいつも上位で戦える。今年はそのように変われるかなと思ったが、けが人が多かったりと厳しい。(駒大の方が走り勝てたか)勝てるというか、勝たなければいけない。最後までやれれば相手はバテるから…でも仕方がない、これが結果なので。(その中でも1得点をあげた薬真寺選手については)あまり出来は良くないと思う。主要とするボールは全部彼が蹴っているわけなので得点につながるようなボールを蹴ってほしい。(次戦、前期最終節の法大戦に向けて)意地でも取らないと明大との差がついていってしまう。今日が一番大事だったが負けてしまったので、この次は勝たないと後期随分差をつけられてしまう。頑張るしかない」

◆横山 玄徳(歴4)
「(今日の試合を振り返って)チャンスはこっちの方が多かったが、そこを決めきれないところが問題だと思う。守備で粘れなかったのが敗因だと思う。(今日意識したこと)いつも変わらないが闘うところと、球際と、セカンドボールを拾うところを意識した。(相手にボールを持たれるシーンが多かったが)プラン的にも、ある程度(ボールを)持たせてから、FW(に入ったところ)でスイッチを入れてプレッシャーに行くといったやり方だったので、回させているイメージはあったがいつもより上手くはまらなかったので、そこを修正したい。(後半の押し込む時間帯で決めきれなかったが)そこは技術面だけでなく、日々の生活というか練習から緩かった。そういうところを突き詰めてやっていきたい。(次戦の前期最終節に向けて)勝つしかない。とにかく結果にこだわって、最後良い形で大臣杯にも繋げたいので勝ちたい」

◆薬真寺 孝弥(市3)
「(今日の試合を振り返って)今日負けたのはだいぶ痛いなという感じ。(どのような気持ちで試合に臨んだか)ここで勝ったら順大と離れるという大事な試合だったのに離れてしまった。絶対に勝つという気持ちだったが結果がこれだった。(前半、駒大も押しているようでしたが)でも押している時に決めないからこうなるというしかなくて…。しなくていい失点をして決めるべきところを決められなくて負けて当然かなという感じだった。(自身のゴールシーンについて)誰でも決められるゴールだと思う。運も良かった。(フリーキックやコーナーキックなど主要となるキックを任されていることについて)中の人と合ってないことがたぶん多かったので、それは自分次第だと思う。(後半にチャンスもあったが)決められるところで決められない結果の負けですね。(課題はどんなところか)2失点目は特にいらない失点だった。そういう失点を減らしていくことと、最後のところを決められなかったり…そういうところが勝敗の鍵を握ると思う。(次は直ぐに最終節だが)もちろん全力でやるし、ここで負けるのと勝つのでは全然違うので明治に食いついて行きたい。大臣杯の前にもいい感じで勝って行きたい。(自分の中でここを切り換えよう等あるか)もっとコーナーで点を取りたいし、自分でも点を取りたいと思う」


なお、次節は8月10日、NACK5スタジアム大宮で18:00から法大と対戦。前期最終節となる。
◆NACK5スタジアム大宮
・JR「大宮」駅東口より国際興行バス「導守循環」行で「大宮サッカー場前」下車徒歩約1分
・JR「大宮」駅東口より徒歩約20分、またはタクシーで約10分
・東武野田線(東武アーバンパークライン)「大宮公園」駅、「北大宮」駅より徒歩約10分

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