• ラストスパートが光った佐々木と中西=日本体育大学健志台陸上競技場で(石曽根和花撮影)

  • 故障明けで自己ベスト更新を果たした藤木(奥野凌河撮影)

  • 初10000mとなった若林

自己ベスト大幅更新!…中西、佐々木がラストスパートで魅せる

[陸上競技部](2017年12月03日 10時29分)

第261回日本体育大学長距離競技会が12月2日、日本体育大学健志台陸上競技場で行われた。結果は以下の通り(上位3人と駒大のみ)。

【男子10000m】
<13組>
1着 石井 優樹(関西学院大)29:19.32
2着 千葉 直輝(SGホールディングスグループ)29:22.02
3着 石川 佳樹(拓大)29:22.57
26着 若林 大輝(商1) 29:48.21★

<14組>
1着 高橋 流星(愛知製鋼) 29:02.24
2着 佐々木 聖和(営2)29:02.63☆
3着 中西 亮貴(地4)29:03.27☆
12着 藤木 悠太(営4)29:11.55☆

※☆は自己ベスト、★は初10000m

13組には、若林が出場。序盤から集団の先頭で積極的にレースを進める。ラスト3000m付近でレースが動くと、徐々に先頭集団から離されてしまう。レース終盤は自分のペースで走りきり、29分台をマークした。

14組には中西、藤木、佐々木の3人が出場。
大きな縦長の集団の中、中西、佐々木が積極的に前に出てレースを進め、藤木も少し離れて中ほどにつく。残り1000mほどで実業団選手がトップに立つと、続く集団を佐々木と中西が引っ張り、藤木もこの集団で粘る。最後は中西が猛追をみせ、29:03.27でフィニッシュ。競り勝った佐々木は持ち味のラストスパートが光り、昨年の初10000m出場時から1分以上タイムを縮める結果に。故障明けの藤木も自己ベストを20秒更新する走りをみせた。


<13組>
◆若林大輝
「(初の1万mは)調子は良くて、7000mくらいまで前の方でレースを進めることができたが、やはり気持ちの弱さというか自分の1番弱いところが出てしまった。監督からも言われたが、気持ちの強さを追求してこれからもっと練習していきたい。(レースプランは)前のほうについて、ラスト2000mくらいでいこうと思っていた。(今日の結果をふまえて)課題も見つかり、良い試合になったと思うので、これからもっと記録的にも、気持ち的にも向上できるように頑張っていきたい」

<14組>
◆中西亮貴
「(久々のレースだったが)調整も順調にやってこれて、久しぶりのレースなので思い切ってやっていこうと思っていた。(レースプランは)そんなに速くならないかなと思っていたので、ついていってラストあげて28分台を最低でも狙っていきたかった。しかし、中盤やはり思い通りに集団のペースが上がらず、自分も途中引いたが、引ききれない部分もあったのでそこが課題。(監督・コーチからは)監督にはレース前に、先頭のほうでついていってラストあげるよう指示があった。(箱根に向けて)自分は秋からレースに出ていなかったので、これが選考レースという意味で走ったが、いまいち28分台にのせることができなかった。終わってしまったものは仕方ないので練習などでどんどんアピールしていきたい」


◆藤木悠太「(今日の調子は)故障が長続きしていて良くはない状態だった。(レースとしては)自分の中では予想はできなかったが、自己ベストでいい方だった。そこは良かったと思う。同じ組で走ってた2人に負けて本当に悔しい。メンバー選考になっていたが、勝つことができなければ選ばれないと思うので結果を真摯に受け止めたい。(レースプランは)ついていって最後まで粘りきるプランだった。(チームで戦っていく上で意識することは)メンバーには入れないと思う。それでも4年生で最後の年になるからチーム全員で戦うためにも一番上の者がしっかりやらなければいけない。最後までくさらずにチームを引っ張っていく姿勢は見せたい」


◆佐々木聖和「(今日の調子は)調整はあまりやってきていない中で自信はなかったが、体が動いていたので結果を出せるイメージをもってレースに臨めた。(自己ベストだったが)去年の11月の10000mで走ってあまりよくなかったので一年経った今、ある程度成長した走りを見せないといけないと思っていた。レース展開としても途中でしっかり自分で前に出れたのでいい感じだった。(5000mベスト、10000mベストといい流れがきているが)学年としてはいい流れがきているが個人としてはどっちもあと一歩でトップを逃しているから最後の詰めの甘さがある。次からはそこを改善して勝ちきるレースをしたい。(箱根を意識していたか)上尾ハーフがよくなかったから今回は挽回するために結果を出そうと走っていた。(ラストスパートが光っていたが)ラストスパートは自分の持ち味だったから出しきるレースにしたかった。苦しい中でも出しきれて良かった」

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