• 熱い演技を披露する後藤=駒大記念講堂で(中川達夫撮影)

  • 感謝の気持ちを込めた学注を見せた長橋(寒川朋子撮影)

  • ブラスバンド部の4年生3人。(左から)伊藤、長橋、北村

  • 笑顔でステージを盛り上げた清水(奥田葉月撮影)

第38代の集大成!熱気あふれた天馬祭

[その他](2017年12月03日 15時00分)

 應援指導部ブルーペガサスによる第13回天馬祭が12月2日、駒大記念講堂で開催された。第38代最後の公演に、学内外からは多くの来場者が訪れた。ブラスバンドステージ、チアリーダーステージ、リーダー公開の演技で会場の熱気は最高潮に。ここで代表を勤め上げた後藤勇太(現4)、副代表の長橋宏平(地4)による感謝の気持ちを込めた最後の学注に観客たちは胸を打たれた。第4部のスペシャルメドレーでは、来場者全員が一緒に応援歌を歌い、今公演をもって引退する4年生5人は有終の美を飾った。

◆後藤勇太代表
「(公演を終えて)いい気分。リハーサルのときは上手くいくか、みんな楽しんでくれるか不安だったが、本番はみんなすごく盛り上がってくれたので、ありがとうございますという感じ。(最後硬式野球部が『後藤』『後藤』と合いの手を入れていたが)まさか私にやってくれるとは。聞こえてきて面食らった。本当に嬉しかった。ありがとうございます。(4年間の思い出は)1年生のときは私は応援団という感じではなくて、この環境が自分の中で嚙み合っていなかった。やめたいと思ったこともあったし、模索しながらあがいた1年間だった。硬式野球部が優勝して、駅伝も優勝したので『やってみようかな』と思ったのもあった。2年生のときは3年生がいなかったので、4年生の先輩から2年生なのに3年生のような扱いを受けて、先輩の指導がきついと思う毎日だった。でももうやめることは考えずに頑張った。あのときから応援が増え始めて、少しずつ応援の意味や良さがわかってきた。いろいろな人が必要としてくれたり、駒大はいいところだなと感じた。3年生はリーダー部では1番上になって、引っ張らなきゃとか、4年生になるために準備をしていた。4年生の今年はもうやりたいことをいっぱいやった。お客さんも、支えてくれる方も、後輩も協力してくれたので、本当に楽しい1年を送れた。今思えば本当に楽しい4年間だった。(同期は)最初は14人いたけど、どんどんやめていった。でも今まではあまりなかったと思うが、やめた人たちとも仲が良くて、飲みに行ったり、釣りに行ったりする。今日この舞台で一緒にやってくれた4人は、好き放題勝手にやったので、相当私のこと嫌いだと思うんですよ(笑)。でも天馬祭を作り上げているときにしみじみとしたものを感じた。一緒にやれてよかったし、この4人じゃないとこんなに楽しい日々は送れなかったと思う。直接は言えないけれど(笑)、本当にありがとうございます。(後輩に向けて)しっかりしていると思う。自分の考えを持っていて部のためにすごい動いているので、来年以降すごく楽しみ。頑張ってください」

◆長橋宏平副代表
「(今日の思いは)やりきれたという気持ちでいっぱい。(4年間の思い出は)選手の方々は駒大を背負って全力で頑張ってくれて、選手が頑張っているからこそ、自分も頑張れた。選手が頑張ってくれているだけで嬉しかった。(4年間で一番印象に残っているのは)2つあって、硬式野球部が1年生の時に日本一になった時と先日1部昇格を果たした時。日本一を達成した時の景色とこの前の一部昇格の景色が重なって見えた。今でも思い出すだけで嬉しい。(同学年の)4年生選手は、苦しんだのを見てきているから嬉しいし。(なぜ昇格できたと思うか)去年とは雰囲気が違った。高校時代に自分もスポーツをやっていたので、チームワークの大切さはよく分かる。『見えない力』が選手たちを動かしていた。選手たち自身でもそういった雰囲気を作れていた。それに尽きる。一つの目標に向かって、全力でやっていたからこそ、こういった結果を出せたのだと思う。雰囲気から良かった。(今日、学注の舞台に立って)もう集大成なので、全て出し切ろうと臨んだ。(後輩たちに向けて)苦しいことも絶対にあるとは思うが、大学を盛り上げるため、自分のため、とおのおの頑張っている。それに負けず、後輩たちも頑張って体育会を応援してほしい。体育会を応援すれば、應援指導部ももっと大きくなるし、應援指導部が大きくなれば、駒大がもっと盛り上がる。皆で駒大をガンガン盛り上げてほしい」

◆清水瑠里チアリーダー部長(法4)
「(今日を終えて)ここまでやってきて良かったなという思いが一番強い。お客さんの笑顔を最後に見れて、とても幸せだなと思っている。(4年間を振り返って)つらいこともあったが、つらいことよりもお客さんの笑顔や体育会が勝つ、そういうことが自分の中ですごく自分の励みになった。(これまでで楽しかったこと、つらかったこと)応援している体育会の方々が勝利してくれた瞬間に喜んでいるときとかがすごい楽しくて、幸せだった。負けてしまった試合では、選手も悔しい表情をしていたし、私たちもどんな表情をしていいか分からなかった。自分たちの力の無さを痛感して、つらいなと思った。(チアリーダー部の4年生が1人だが)すごい大変だった。多分同期の中で一番辞めたいと言っている回数が多いと思う(笑)。大変だったが、だからこそ大変を乗り越えたところに自分の成長があるし、自分が後輩を育てなきゃとか、先輩が作ってくれた歴史を残さなきゃとか、そういう思いもあって続けることができた。(チアリーダー演技の技術的な部分について)3歳からずっとチアをやっていてそのときの経験を生かして、小さい頃のコーチに教わったことをチアリーダー部に教えていった。お客様には安全で安心なものを見てもらうのが大切だなというのが自分の中のモットーにあって、やっぱり私1人の技術では足りないものがあるので、そこは後輩にいろいろ助けてもらったりだとか、外部の人たちに連絡を取ってなど工夫して、一つになっていった。(天馬祭を行うまでにどんな準備をしてきたか)チアステージを考えるにあたって、私1人で一応構成は全部考えて後輩に伝えた。そして後輩が自分たちで考えて覚えてくれて一緒に(ステージを)作ったという感じ。やっぱり私1人では作れないものがあって、みんなの努力のおかげ。部員一人ひとりが努力しないと、応援の合間に天馬祭を開けなかったな、練習も出来なかったな、と思う。(後輩に向けて)つらいこともあると思うが私たちチアリーダー部なので、やっぱりお客さんの笑顔を作ったり、選手を後押しするという自分たちの仕事を忘れずに、元気いっぱいでこれからも愛されるチアリーダー部をみんなで作っていって欲しいなと思う。(ブルーペガサスとはどんな存在か)大学生活を充実したものにしてくれて、駒澤大学を好きにさせてくれた存在。(同期に向けて)ここまで支えてくれてありがとうございます」

◆北村香菜子ブラスバンド部長(政4)
「(今日を終えて)ホッとしたのが一番。いろんな先輩方がいらっしゃってくれて、今までの3年9ヶ月の思い出というのが一気に駆け巡ってきた。あっという間だったなというのもあるし、ブルーペガサスに入って良かったなと思った。(4年間を振り返り心に残ってることは)王道といえば王道だが、今年の硬式野球の入替戦で入れ替わって、後輩に神宮球場での応援ができる楽しさを残せたのが良かったなと思う。(今まででつらかったことは)いろいろあるんですけど、硬式野球が2部に落ちたこと。その前の年が全国優勝してそこからの下がり具合。ここからどうなって行くんだろうという、未知の世界に飛び込む感じがすごく怖かったなということを覚えている。(後輩に向けて)こんな不甲斐ない38代だったが、1年間支えてくれてずっと感謝の気持ちでいっぱい。39代は必ず38代よりも良い代を築けると信じているので、自信を持って1年間を過ごしていって欲しいなと思う。(ブルーペガサスとはどんな存在か)一生で1位、2位を争うくらい最高に充実した時間だったと思う。(同期に向けて)こんな私をプラス長にしてくれてありがとうございました。あと4年間つらいこともあったが、乗り越えられたのはやっぱり同期の5人で一緒にいれたからからだなと改めて実感した」

◆伊藤吏緒主務(G4)
「(公演を終えて)4年間あっという間だった。この一週間本当にたくさんの方々に協力していただいたので、感謝の気持ちが大きい。ここまでやってきて本当に良かった。(4年間の思い出は)硬式野球部が自分が1年生のときに日本一になったことと、今年見事に1部昇格できたこと。感動したし、嬉しかった。(同期は)最初14人いたが、どんどんやめていって最終的に5人になった。この1年間は本当に大変なことしかなかったが、今では4人に感謝している。(後輩に向けて)私たちは本当にたくさんの方々に支えられて活動できているので、絶対にそれを忘れずにこれからもどの部も上へ上へと目指していけたらいいと思う。頑張ってください」

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