• 夏の不調を乗り越えて区間賞の中村=海山道駅付近で(吉田直人撮影)

  • ゴールテープを切る馬場=伊勢神宮ゴールで(大久保翠撮影)

  • 4連覇を果たした駒大=神宮会館で(大木菜美撮影)

駒大、念願の4連覇!!

[陸上競技部]第46回全日本大学駅伝対校選手権大会(2014年11月02日 20時30分)

 第46回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月2日、愛知県熱田神宮〜三重県伊勢神宮の8区間106.8kmで行われた。結果は以下の通り(シード獲得校のみ)。

★総合成績★
1位 駒 大 5:14:36
2位 明 大 5:17:23
3位 青学大 5:17:24
4位 東洋大 5:18:09
5位 山学大 5:21:02
6位 東海大 5:21:27

★個人成績★
1区 村山謙太(経4) 42:58<1>(1)☆
2区 中谷圭佑(経2) 38:21<2>(1)
3区 西澤佳洋(商4) 27:34<2>(1)
4区 中村匠吾(経4) 41:01<1>(1)☆
5区 工藤有生(政1) 34:09<2>(1)
6区 西山雄介(経2) 36:00<2>(1)
7区 黒川翔矢(現4) 34:46<1>(1)☆
8区 馬場翔大(商3) 59:47<5>(1)
※☆は区間賞、<>は区間順位、()は総合順位

 最多優勝がかかった全日本駅伝。1区・村山は兄弟対決となり激しいトップ争いを繰り広げる。エース区間を任された中谷は、区間賞を逃したものの2位との差を広げて健闘。4区のキャプテン中村は、夏の不調を乗り越え、区間賞の走りで復活をアピールした。初駅伝の5区・工藤は、重圧の中でも力走を見せた。7区・黒川は3年目にして初の区間賞。アンカーの馬場は安定した走りでトップを守り、ゴール。駒大は1区から一度もトップを譲らず、念願の4連覇を果たした。

◆大八木弘明監督
「(今日のレースは)思った通りだった。1区で単独トップに出られなかったが、2区でトップに出られたのでよかった。村山の体調が良くなかったところが誤算だった。(良かった選手は)今回初めて全日本に出た選手は頑張ったと思う。(箱根に向けて)もう勝つしかない」

◆村山謙太
「(今日のレースについて)レース序盤にペースが上がらなかったのは想定外だった。でも、自分がペースを上げないことが周りに対してプレッシャーを与えられたのではないかと思う。3人で先頭を引っ張ったが、他の2人のことは気にしないで、しっかりと走ることができた。(箱根に向けて)チームとしては優勝を目標にしている。個人としては、前回の箱根で痙攣を起こしてしまったが、それを恐れないでペースを落とさず積極的に走りたい」

◆中谷圭佑
「(4連覇は)とても嬉しいが、区間賞を獲れなかったのが悔しい。(2区は)自分で走りたいと言って走った。自分の力の無さをとても感じたが、来年以降は自分がエースになるんだという自覚をすることが出来た。(1位でのタスキリレーは)村山さんはトップで来ると言ってくれていた。安心して走ることが出来た。(今後は)今回区間賞を獲れなかったので、箱根では区間賞を獲って優勝出来るように、これからしっかり練習していく」

◆西澤佳洋
「(初めての全日本駅伝は)いい流れを持ってきてくれたので、緊張することなくリラックスして走れた。最後の年で4連覇もかかっていたので、優勝という良い結果で終われてよかった。(今日の走りは)しっかり練習を積めていたが区間賞を獲れなかったので、箱根駅伝に向けて自分で見えてきた課題を消化していきたいと思う。 (箱根駅伝に向けては)箱根は最近優勝できていないので、僕自身もチームに貢献できるように、最上級生としてしっかり走って、最後笑って終わりたい」

◆中村匠吾
「(久々のレースだったが)自分が思ったような結果がでた。夏を越えて、今は7割くらいの状態になったと思う。(地元の4区だったが)高校の時から身近で見てきた区間で、沿道でも知っている方が応援に来てくれていたので嬉しかった。(主将としては)戻ってきて下級生がしっかりとやってくれていたので、4年生もしっかりやらなければという緊張感があった。(箱根に向けて)勝つしかない。優勝したが、ちゃんと切り替えて強化し、チーム一丸となってやっていきたい」

◆工藤有生
「(レースを振り返ってみて)前半で早く入りすぎてしまったので、落ち着いて走ろうと思った。後半はペースを上げることを意識していた。良いペースで走れた。(初駅伝は)他にも強い選手はいっぱいいる中で練習が出来ていたので自信を持てた。これに満足せず、練習をしっかりして区間賞を獲れるように頑張っていきたい。(監督からは)前半落ち着いて、後半上げていくように言われていた。(箱根に向けて)もう一度初心に戻って練習し、箱根区間メンバーを勝ち獲れるように頑張りたい」

◆西山雄介
「(今日は)監督からは前半抑えて後半から上げていけ、と言われていた。自分の中で区間賞を狙っていきたいという気持ちがあり、前半から突っ込んでみたが後半粘れず賞も獲れなかったので、まだまだ弱いなと感じた。(地元でのレースは)ゴールが家から近く、友達などもたくさん応援に来てくれた。区間賞を獲って成長した姿を見せたかったが、獲ることができず申し訳ない。(箱根駅伝に向けて)箱根は別物なので、残り少ない期間、しっかり距離を踏んで対応していきたい。箱根こそ区間賞を目指して頑張りたい」

◆黒川翔矢
「(レースを振り返って)自分の走りができた。過去2回7区を走って、区間2位だったので、3度目の正直で区間賞を獲れてよかった。馬場が余裕を持って走れるように渡せた。(最後の全日本駅伝だが)1年生の頃から負けなしの4連覇ができたので嬉しい。(監督からは)3度目の7区なので、最初は余裕をもってそのあとからしっかりと走れと言われていた。(箱根に向けて)全日本と箱根は別物。最後の年で優勝したい」

◆馬場翔大
「(今日のレースを振り返って)大きなアドバンテージをもらっていたので、前の区間の選手には感謝している。心の余裕をもって走ることができたので良かった。(ゴールテープを切って)自分たち後輩が、頑張っていかないといけなかったが、結果的に区間賞の4年生3人にとても助けられた。これからは頼ってもらえるようにしっかり頑張りたい。(箱根に向けて)優勝する、ということだけを考えてきた。来年の3日には笑っていたい。監督にも久しぶりに良いプレゼントをあげたい」

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