• 勝利にあと一歩届かなかった鈴木=後楽園ホールで(田代愛撮影)

  • 勝利するが試合内容には課題が残った高田(侑)(佐藤佑樹撮影)

  • フットワークの軽さで終始試合の主導権を握った金中(大久保翠撮影)

強豪相手に悔しさ残る敗北

[ボクシング部]第67回関東大学ボクシングリーグ戦(2014年06月14日 23時41分)

第67回関東大学ボクシング1部リーグ対東農大戦が、6月14日後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。

駒大2-7東農大☆

【LF】●永江 良(商2)[WP0-3(28-29 27-30 27-30)]○桑原 拓

【F】●林田翔太(商4)[WP0-3(27-30 28-29 27-30)]○金澤宣明

【B】●田中亮明(商3)[WP1-2(28-29 28-29 30-27)]○中野幹士

【B】○金中竜児(禅2)[WP3-0(29-28 29-28 30-27)]●山下碧航

【L】●高田脩平(社3)[WP0-3(27-30 27-29 28-29)]○佐川 遼

【L】●鈴木涼太(地4)[WP0-3(28-29 28-29 27-30)]○阿部龍征

【LW】●猪瀬勝一(営2)[WP1-2(27-30 28-29 30-29)]○斎藤一貴

【W】○高田侑典(経3)[WP3-0(29-28 29-28 29-28)]●南野瑛文

【M】●沖島 翼(法1)[WP1-2(28-29 27-30 29-28)]○酒井幹生

※WPはWin on pointの略
※()内は3人のジャッジによるそれぞれの3Rの合計ポイント
※TKOとはテクニカルノックアウトの略

 フライ級林田は、拮抗した試合展開で、最後まで決定打が打てず黒星。続くバンタム級田中は、相手に一歩も引かないボクシングをするも僅かにポイント差で敗北を喫した。同級金中は、1Rからフットワークの軽さと手数で相手を翻弄し、終始試合を優位に進め勝ちを手にした。6戦目に登場したライト級鈴木は、冷静なボクシングでラウンドを重ねるも白星とはならなかった。ウェルター級高田は、果敢に攻めてくる相手をうまくかわし、攻守をうまく使い分けたメリハリのきいたボクシングで勝利した。

◆中島成雄総監督
「(今日は)完全に負けたという感じはない。周りの人はよくやったといってくれた。よく戦ってくれた選手を誉めてあげたい。(特に良かった選手は)4年の鈴木。4年生の彼が一生懸命戦ってくれている。(次戦に向けて)今日の内容と同じように戦えば僅差の中でも勝てる。体力面や精神面など含めて小さいとこをついていけば良い試合ができる」

◆林田太郎コーチ
「(今日は)前半はムードが悪かったがだんだんよくなった。試合は負けたが、素晴らしい印象を与えてくれた。(良かった選手は)全員が良かった。(改善点は)もっとチーム一丸となって戦うこと。パンチが当たった時に声援を送るとか、みんなで応援するとか。簡単なことをしていきたい。(次戦は)最初の試合のところから一体感を出していければ勝てると思う」

◆鈴木涼太(地4)
「(今日は)出しきった。勝利に結びつけられなかったのが悔しい。耐えれば勝てると思った。(意識していた所は)いつもはいきすぎるから、今回はジャブジャブで我慢した。相手がきたらカウンターを打つ、ということを意識していた。(反省点は)パンチは当てることができたが、その後のもう一歩先の攻撃ができなかった。引いて打っていたから見栄えが悪かったと思う。(監督やコーチからは)よかったとは言われたけれど、結果負けは負け。(次にむけては)今年は集大成。次の相手は強敵だから、試合に出れるならば出たい」

◆田中亮明(商3)
「(今日は)個人的にはリングを広く使ってうまく戦えたと思う。相手が頭をよく動かす人だったのでストレートが大きいと当たらなかった。なのでリズムをずらして左に打ったりとか対策をすればよかった。(1週間での調整は)体調もよかったし、3日前くらいからコンディションを作って、練習ではリードを意識してた。1R中、相手をうまくコントロールすることを心がけた。」

◆高田侑典(経3)
「(今日は)全然思い通りに行かなかった。試合の主導権を握っていた場面とそうじゃない場面の差が激しかった。パンチを受けて、ガードで下がってしまうなど、相手に押されている場面が多くて、余裕を持てなかった。結果は良かったが、試合内容は全然だめだった。(次回に向けては)1つでも勝てるように。残り2試合とも勝ちたい」

◆金中竜児(禅2)
「(今日は)リラックスして臨めた。拳で打つことが課題だったが、今日は出来た。軽々と動けたことは自分なりにも良かったし、周りからも良かったと言ってもらえた。ただ、+αの部分がもう一歩出来ていないのでそこが課題。前回の試合は納得出来なかったが今回は良かったと思う。(監督・コーチからは)いつも通りやれば大丈夫だと言われた。また、自分自身は気持ちが強い方ではないので、自信を持つよう言われた。(次に向けては)拓大戦に向けて2週間しか無いが、+αの課題を改善したい」


なお、対拓大戦は6月28日、後楽園ホールで行われる予定。
 

■会場へのアクセス

JR中央線・総武線 都営三田線 水道橋駅下車 徒歩1分
大江戸線 春日駅下車 徒歩5分
丸ノ内線・南北線下車 後楽園駅下車 徒歩1分

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