• 最後まで攻めの姿勢を貫いた奈良(右)=後楽園ホールで(山本春熈撮影)

  • 安定した試合展開を見せた林田(田代愛撮影)

リーグ戦開幕!初戦白星逃す

[ボクシング部]第67回関東大学ボクシングリーグ戦(2014年05月11日 00時22分)

第67回関東大学ボクシング1部リーグ対日大戦が、5月10日(土)後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。

【LF】●永江 良(商2)[WP0-3(27-30 26-30 27-30)]○坪井智也

【F】○林田翔太(商4)[WP3-0(30-27 30-27 30-27)]●河野圭太

【B】○田中亮明(商3)[WP2-1(29-28 ㉘-28 27-29)]●小林将也

【B】●金中竜児(禅2)[WP1-2(29-28 27-30 28-29)]○佐々木康太

【L】●高田脩平(社3)[WP0-3(19-⑲ 18-20 18-20)]○木本盛宝 ※2Rまでの判定

【L】●奈良楓也(営2)[WP0-3(28-29 27-29 28-29)]○丹澤 航

【LW】●沖島 輝(経1)[WP0-3(28-29 27-30 27-30)]○李 健太

【W】●沖島 翼(法1)[TKO(2R1分06秒)]○皆川直輝

【M】○高田侑典(経3)[WP2-1(30-27 28-29 30-27)]●高倉久生

※WPはWin on pointの略
※()内は3人のジャッジによるそれぞれの3Rの合計ポイント
※TKOとはテクニカルノックアウトの略

 リーグ初戦。フライ級・林田は2R、左ストレートを何度も打ち込みペースを掴むと、3Rも手を緩めず攻め続け3−0で勝利した。続くバンタム級・田中は1Rいきなりダウンを奪われるが、左右のコンビネーションで残り2Rを攻めると僅差での勝利をものにした。ライト級・奈良は1Rに2つのダウンを奪われる苦しいスタートとなるが、その直後にダウンを奪い返す激しい攻防を繰り広げる。続く2Rも打ち合いを見せたがわずかに及ばず敗戦。2勝4敗で迎えた7人目ライトウェルター級・沖島輝は大学デビュー戦となった。思い切りの良いボクシングで果敢に攻めるが、わずかに及ばずこの時点でチームの敗戦が決まった。ミドル級・高田侑典は相手のペースに持ち込まれる場面もあったが、右ストレートを中心に盛り返し、終始主導権を握り続け勝利を手にした。3勝6敗と初戦を勝利で飾ることは出来なかった。次戦は1部昇格したばかりの中大と対戦する。

◆林田太郎コーチ
「(今日を振り返って)いい試合にはなっている。紙一重ではあるが、冷静に出来てない面がある。頭が当たったり、投げられたりして、そればっかり気にしてリズムが悪くなってしまった。一歩でも多くとか一発でも多くという気持ちの面が課題。後手に回ることが多かったしバランスが悪い。打ち終わりに体制を崩してしまったりする。足を使ってボクシングに集中すればもっと勝てたと思う。(1年生のデビューは)2人ともデビュー戦であれだけやってくれれば上等。輝の方は勝ったと思った。翼の方は相手が悪かった。だが、もう少し我慢が必要。ガードが空いたところにもらってしまった。そこは1年生の精神力。そこを鍛えれば2人とも盤石になると思うし、これを薬だと思って無駄にしないようにして欲しい。(次に向けて)毎年毎年言っているが、攻めないと勝てない。ルール変更があり押せば勝てる可能性は高い。技術ではなく押し負けない力や体力が必要。(次の相手は中大だが)気を引き締めてしっかりやる。洗礼を浴びせるつもりで9ー0できっちり勝ちたい」

◆林田翔太主将(商4)
「(今日は)相手との距離感が最大の武器なので自分の距離感で戦うことを意識した。練習でやったことは出せたと思う。(課題は)TKOを狙える試合だった。もっと周りの士気を上げられるようにしたかった。(チームとしては)みんなまとまっていたが、分が悪いと士気をなくしていた。そういう時こそ勝てるように一丸にならないといけない。ボクシングは個人競技だが、リーグ戦は団体で挑むものなので、チームみんなで高めあってやっていきたい。(今後は)個人では全勝、チームでも優勝を目指してやっていく。次の中大戦は全員で全勝するつもりでいる」

◆田中亮明(商3)
「(今日のコンディションは)前より2階級あげたので、減量もしなかったし調子も良かった。(相手の印象は)去年の国体のバンダム級チャンピオンだったので強いことはわかっていたが、自信はあった。打ち合うボクシングができた。(イメージ通りの動きは)あまりイメージ通りの動きはできなかったが、力強いパンチを3R通してずっと打てたので、勝てたのだと思う。(次の対中大戦にむけて一言)次はKOで勝つ」

◆高田侑典(経3)
「(今日は)リーグ戦初戦だから気合がすごく入っていた。監督にミドル級に選んでいただいて、自分が試合の最後を締めくくるようになった。今日自分が勝てたことで駒大全体が次の試合へ勢いに乗れたと思う。(相手は)インターハイチャンピオンだったけれど、やりやすかった。1R目で勝てると思った。(今日意識したところ)自分はサウスポーが苦手だから、サウスポー対策を意識して試合に臨んだ。自分から打ちにいけたし、相手の左ストレートに上手く自分の右ストレートを当てれたと思う。あとは、くっつけて打てた。(今年1年意識すること)階級を上げたから、力で倒す時と技術で倒す時の使い分けの練習をしたい。(今年の意気込み)1年、2年とリーグ戦初戦で負けてしまって、階級賞を取れていないから、今年は初戦も勝てたし階級賞を取りたい」

なお、対中大戦は5月24日、後楽園ホールで行われる予定。

■会場へのアクセス

JR中央線・総武線 都営三田線 水道橋駅下車 徒歩1分
大江戸線 春日駅下車 徒歩5分
丸ノ内線・南北線下車 後楽園駅下車 徒歩1分

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