• 入替戦の2戦はエース今永で締めた=神宮球場で(釘宮和希撮影)

  • 片山は6回を投げる好投で試合を作った(山本春煕撮影)

  • 決勝点の本塁を踏んだ西村凌(五十嵐秋音撮影)

残留決定!今永締めて完全勝利!

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部2部入れ替え戦対東洋大2回戦(2013年11月10日 22時03分)

 東都大学野球秋季1部2部入れ替え戦対東洋大2回戦が11月10日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

東洋大 000 000 000 0
駒 大 001 000 00× 1

      打安点
(9)西村凌 420
(5)砂 川 310
(6)下 川 401
(8)江 越 300
(5)福山亮 300
(7)齋 藤 310
(2)木 下 200
DH岩 崎 300
HD山口修 100
(4)前 田 300
    計2951
 
▽二塁打=西村凌

     回 打安責
○片 山 6 2130
 高橋涼 1 620
 今 永 2 820

 3回、西村凌(法4)が左線へ二塁打を放ち、砂川哲平(法3)も左前安打で続き無死一、三塁とすると、野選で1点を先制する。先発した片山雄貴(経2)は不安定な立ち上がりを見せるが、要所を締める投球で6回を投げ被安打3の無失点。継投した高橋涼平(経3)は満塁の危機を切り抜け、続く今永昇太(経2)も前戦から引き続きストレート中心の4奪三振で試合を締めた。打線は得点後、散発2安打に抑えられたが1点を守りきり、チームは1部残留を決めた。

◆西村亮監督
「(今日は)正直ほっとした。(継投は)終盤は今永でいくと考えていた。片山は調子がよくなかったので2カード先発を回避した。思いきって使ってみて3回ぐらいもてばいいと思っていたが自分のピッチングが出来ていたことが大きかった。(打線については)打ててない。工夫しないと毎年こんな戦いになる。一生懸命振るだけではだめなので明日からの課題。 (メンバーが多く残るが)こんなことをやっていたら変わらない。入れ替え戦に向けて必死にやってきたことが原点だった。(今永は)昨日からこの試合に懸ける想いはあったと思うし3年以下は来年神宮でやるか、第二球場でやるかは違うと思うので必死だった。(春2位で秋5位という結果は)慢心というか。そういうのが0ではなかった。もうちょっとやれば届くかなという思いはあった。(来年はどんなチームにしたいか)ぶんぶん振って悪いときにも相手を崩すことが課題だったができていない。投手層も厚くして守備もよくして優勝できるチームにしたい。噛み合わなかった所の立て直しだったり、緊張感が続くとパスボールやバントの失敗もある。メンタル面が課題」

◆松本皐兵主将(地4)
「(今日は)内容どうこうより勝てたことが一番大きい。(今永は)昨日の疲れもあったと思うが、気持ちのこもったまっすぐで打ち取ってくれて感謝してる。(入れ替え戦を振り替えって)リーグ戦が終わって、OBの方に指導して頂いた。自分達のために時間を割いて練習に出てくださって教えてくれた。みんなに感謝したい。(打線は)能間はいいピッチャーなので簡単にいけるとは思ってなかったし、なかなか崩せなかった。それでも守備が良かったから勝てた。(今日のベストプレイヤーは)全員。全員で勝ったこと」

◆今永昇太
(連投の覚悟は)監督には2戦先発もあると言われていたので準備は万端だった。 (9回2死の場面は)登板が遅かった自分のほうが有利だと思ったので延長に入っても大丈夫だろうといい意味で開き直って全力でいけた。(疲れは)あまり感じなかった。片山が6回までいいピッチングができていたし、涼平さんも満塁のピンチを乗り越えてくれて、ここで試合を崩すわけにはいかないと考え出したら疲れは感じなかった。(1年を振り返って)上も見て下の争いも経験して、本当に春は自分の力で勝てたのではなくて相手がミスしてくれたのもあるし、今年の秋勝てなかったのは自分の力がないことが確実に証明された (課題は)秋のようにコントロールがつかないときに、緩急だとか出し入れだとかで調子が悪い時に悪いと思わせないようなピッチャーにならないと上までいけない。来年の春も調子が悪い時にいかに自分で崩さないか、先制点を与えないかを気を付けてこの冬過ごしていく。)コントロールで勝負するピッチャーだと思っていないので、しっかり腕をふって投げるとか基本的なことをこれから当たり前にしていきたい」

◆片山雄貴
「(今日は)開き直って1人ずつに全力の投球をしようと考えてた。(久しぶりの登板だったが)チームが厳しい状況なのに、調子を落としてしまい情けないと思っていたが、その分やってやろうという気持ちだった。(調子は)よかった。良いピッチングができたと思う。自分の持ち味である変化球をしっかりと低めに投げられたし、ストレートもコントロールできた。(気をつけたことは)相手のデータを知っていたので、思い切り腕を振ることを意識した。高橋さんは、リーグ戦でもすごいピッチングをするので、安心してバトンを渡せた。(1部残留だが)本当に勝ててよかった。(来季は)優勝したい。今季は同期の今永が目立っていたのに、自分は1勝もできなかったので、まずは1勝することが目標。しっかり練習して、完投できる投手になりたい」

◆西村凌
「(どんな気持ちで臨んだか)絶対勝って今日で決めようと。(残留決定だが)後輩たちが来年も神宮で出来るので良かった。(3回に二塁打で出塁したが)自分の仕事は塁に出ることなので意識はしていた。(試合前監督からは)2つ取らないと意味が無いから切り替えろと言われた。(チームは)雰囲気は良かった。気合いを入れていこうと話した。 (今永は)任せられるなと思った。最後の最後で意地を見せてくれた。(4年間で印象に残っている試合は)昨日と今日だと思う。」


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