• 好投で勝利を呼び寄せた今永=神宮球場で(山本春煕撮影)

  • 決勝2点適時打を放った下川(五十嵐秋音撮影)

  • 2安打を放ちチームをけん引した西村凌

今永15奪三振!今季初完封で残留目前

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部2部入れ替え戦対東洋大1回戦(2013年11月09日 21時56分)

 東都大学野球秋季1部2部入れ替え戦対東洋大1回戦が11月9日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 003 000 3
東洋大 000 000 000 0

      打安点
(9)西村凌 420
(5)砂 川 200
(6)下 川 312
(8)江 越 301
(5)福山亮 410
(7)齋 藤 200
(2)木 下 200
DH長谷川 200
HD柳 原 100
(4)前 田 310
     計2653
 
     回 打安責
○今 永 9 3130

 一部残留をかけて負けられない一戦。5回まで2安打に抑えられていた打線は6回、先頭の前田滉平(法2)が右前安打で出塁すると、西村凌(法4)の左前安打と犠打で1死二、三塁の好機を作る。続く下川知弥(法3)の左前2点適時打で2点を先制、30イニングぶりの得点となった。4番江越大賀(法3)も犠飛で1点を追加し、3点のリードを奪う。先発した今永昇太(経2)は散発3安打、15奪三振を奪う圧巻の投球で完封勝利を挙げ一部残留へあと1勝に迫った。

◆西村亮監督
「(今永は)最高のピッチングをしてくれた。春ほど秋はよくなかったがゲームは作ってくれていた。でも野手が足を引っ張ってしまっていた。もう1点、2点あげれば勝てた試合もあったので今永に対して不信感はなかった。(入れ替え戦までの間は)しっかりと前半は守備をして、色々なアドバイスをOBの方にしていただいた。技術面だけでなく、精神面などの見直しもできた。(選手は固くなっていたか)いつも大事な試合で固くなる。でも今永がそれを押し退けるピッチングをしてくれた。(次に向けては)次2敗する展開もある。最後までわからないので自分達の野球をやりきるのを徹底していきたい」

◆松本皐兵
「(今日は)全体的にバッテリー中心によく守れて、我慢できた。先制点をとれたのは大きかった。ただ今永もボールが多くてカウントを悪くするところもあったし、バッターも簡単に見逃し三振するところもあったのでまだまだ。(初戦勝ったが)初戦勝つことは本当に大事だと思うが、リーグ戦でも初戦とってそれから負けてしまうことがあった。2つ勝つまでは気をぬけない。(試合前はチームでどんな話を)2部優勝のチームだし勝ち上がってきて勢いがある。自分達は負けてきているので挑戦者として挑もうと。(主将としてはどんな声を)相手はおせおせでくるので、選手はプレーで応援は応援で負けないように全員で勝ちにいって絶対に残留を決めようと言っていた。(ベストプレーとプレイヤーは)今永と今永の15奪三振。(次戦は)2つ勝つまでは何があるからわからない。それがリーグ戦はできなかった。全員で気を抜かずにいきたいと思う」

◆今永昇太
「入替戦なので挑戦者の気持ちで開き直って行った結果、完封できたのだと思う。勝ててよかった。(まっすぐの伸びがよかったが)前までは縮こまってしまって腕が振れず、コントロールもできていなかったがそれでは何も変わらないと思ったので塁にいるときもしっかり腕を振って投げた。しっかり指にかかって良い球がいった。(リーグ戦終わってからの期間は)学生野球に調整はないと思っているので、上のレベルにいけるような練習をしてきた。試合につながってよかった。(決め球にストレートを使っていたが)今日一番よかったのがまっすぐだったので不本意な球で打たれるよりはダメージこないと木下さんもわかっていたので自分で納得できる球をしっかり投げ切ろうとした。 (奪三振15は)とれてるなぁとは思っていた。アウトコースを低めに、インコースはしっかり投げれば打てないと思っていたので。自身最高なので自身にはなる。(次戦は)もう本当にあと1勝。3戦目を見据えて調整していく。投げるピッチャーがいないわけではないので、自分の責任なので出たら何が何でも0で抑える。残留して当たり前のチームだと思うので、とりあえず明日取りたい」

◆下川知弥(営3)
「(今日の試合は)開き直ってやるしかないと思っていたので、全員の力を合わせてやれて良かった。(不調が続いていたが)今までの結果は気にせず、自分の出来ることをやろうと打席に立った。(6回表の安打は)少しつまった。球種はインコースまっすぐ。みんなが繋いでくれたチャンスだったので、いくしかないと思っていた。なんとか気持ちで打てた。(監督からは)気負わず今までやってきたことを出しきろうと言われた。(最終戦からの期間は)今までリーグ期間中やってきたことを一つずつ見つめ直し、ミスを潰していった。(次戦は)明日勝たないと意味がないので、なんとか2戦できめられるように、明日また気合いいれて勝ちに行きたい」

◆前田滉平
「(入れ替え戦に向けて)とにかく一勝しなければいけないという気持をみんな持って試合に臨んだ。(打った球は)ストレート。先頭だったので、とにかく塁に出ることを意識した。(入れ替え戦は)リーグ戦と違い観客が多く、緊張感がある中試合ができた。(次に向けて)とにかく残留にむけて、チーム全員で勝ちにいきたい」

※また、twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、東洋大2回戦は11月10日、15:30より神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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