• 今季7度目の完投も2敗目を喫した今永=神宮球場で(服部萌香撮影)

  • 江越は9回、無死一、三塁の好機で左前適時打を放った(松井智子撮影)

遅かった反撃、一歩届かず自力優勝消滅

[硬式野球部]東都大学野球1部春季リーグ対国学大3回戦(2013年05月24日 21時16分)

 東都大学野球1部春季リーグ対国学大3回戦が5月24日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 000 002 2
国学大 000 101 10× 3

      打安点
(4)砂 川 410
(3)西 村 300
(6)下 川 410
(8)江 越 421
(5)福山亮 401
PR松 本 000
(2)木 下 420
PR小 森 000
DH古 賀 200
HD山 口 200
(7)川 合 300
(4)前 田 310
    計 3372

    回 打安点
●今永 8 3481

 12年ぶりの優勝が懸かる大一番。先発の今永昇太(経2)は、3回まで被安打0と上々の立ち上がり。だが4回、1死から2失策で一、二塁の危機を招くと中前適時打で先制を許す。6回にも連打で失点すると8回には犠飛で追加点を献上。打線の反撃は9回、四球で今日初めて無死の走者を出すと江越大賀(法3)が左前適時打を放ち2点差。さらに福山亮(経3)の遊ゴロで1点差まで詰め寄り、2死二、三塁としたがあと一本が出ず試合終了。今季初めて勝ち点を逃し、優勝を決めることはできなかった。

◆西村 亮監督
「(最終回の追い上げは)ちょっと遅かった。(柿田は)対策は練ってきたつもりだったがタイミングが合わなかった。(失策からの失点は)そういうところで出てしまうのは力。監督を含めて固くなってしまった。(優勝の意識は)昨日の勢いでいってしまおうとしたが、こう着状態になって中盤からはそういう気持ちが出てきてしまった。(今永は)そんなに悪くなかった。ゲームは作ってくれた。(優勝決定戦は)それに期待する。あるものだと思って調整しておく。(始めて勝ち点落としたが)同じ相手に2度やられた。そういう所をクリアしていかないと優勝は無い。(今季は)始まる前は柱となるピッチャーも分からない状態だったが粘って優勝争いが出来たところは成長。ただ土俵際で踏ん張れる力が全体として足りない」

◆松本皐兵主将(地4)
「(今日は)勝てば優勝で緊張して思うような動きは出来ていなかった。全員に聞けばみんな同じこと言うと思うけど、全員緊張していた。バッティングもいつもより固かった。(今永は)ボールは悪くない。国学は優勝が無くなって思いきった作戦が多かった。普段ならやらない仕掛けをされて、それが上手く決められた。1つのエラーでも後が恐いのに、それが2つつながるとやっぱり失点につながる。(プレーオフは)まだ可能性は0じゃない。チャンスがあればものにできるように、期待に応えられるようにやっていきたい。(今季は)序盤がいい感じだったのでその流れのままいきたかった。これが本当の実力なのだと思う」

◆江越大賀
「(調子は)悪くはなかった。(柿田対策は)3戦目もくると思っていた。逆方向を意識した。(今永は)向こうも研究してくると思っていたので、3点差に抑えて頑張ってくれたと思う。(プレーオフは)可能性があるので、集中を切らさないようにできるなら準備しておきたい。練習の雰囲気も盛り上げていけるように」

◆木下祐志(市3)
「(今日は)昨日勝てばもう今日も勝てると思ってみんなやっていたので。とにかく今日勝って優勝決めようと思っていた。(今永は)真っ直ぐは結構きていたので調子自体は悪くなかった。(今後の修正点は)守備だったり、もっとチーム全体で元気良くしていきたい。今日はミスが出ていたのでそこをつぶしていけたらいいなと。(打線も組み変わって)打線変わったところにやっぱりチャンスが回ってくるので、そこで1本が出なかった。(打撃は)自分はあまり波がある人ではないので。最後もうひとついい当たりが出ていれば。(国大は)やっぱりうまい、ピッチャーが。打線もワンチャンスをものにする力がある。みんなが1つになった集中打が。(柿田は)遅い真っ直ぐとチェンジアップだったり。タイミングが崩されて自分たちのスイングができなかった。(プレーオフがあれば)もちろん勝つつもりで、チャンスがあれば絶対に逃さないように」

◆今永昇太
「(今日は)勝ったら優勝というなかで意識する部分はあったかもしれないが、相手のピッチャーが僕より粘れていただけ。粘り負けです。(プレーオフになれば)負けてくれじゃないけど相手も必死なので。そこはもう結果を受けとめるしかない。今はそこに向けてしっかり準備していきたい。(今季の成績は)6勝できたことには自分でもビックリしている。でも今日のような試合で勝てなければ意味はない。ここで本当に良いピッチャーなら勝てると思うので、そこは自分の弱さ。今日はたまたま負けたのではなく自分の力の結果。(今日のチームは)やっぱり固さはあった。12年ぶり23季ぶりに優勝しようかというところで、簡単に勝てるほど甘くはない。相手も負けて終わりたくはないと思うので。つけこまれてしまった」

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