• 3連覇の偉業を成し遂げた林田=上関町民体育館で(橋本圭史撮影)

  • 昨年の成績を大きく上回る準優勝を果たした越川

  • 表彰された林田(右)、越川

林田が全日本3連覇で最優秀選手に!

[ボクシング部]第80回全日本アマチュアボクシング選手権大会・最終日(2010年11月22日 02時25分)

 第80回全日本アマチュアボクシング選手権大会・最終日が11月21日、上関町民体育館で行われた。結果は以下の通り。

【ライトフライ級】
林田太郎(経3)○ポイント●井上(相模原青陵高)

【ライトウェルター級】
越川孝紀(経2)●ポイント○福森(近大)

 ライトフライ級・林田は序盤から積極的に左右のボディ、左アッパーを繰り出していく。相手のガードが下がってきた隙に得意のワンツーを打ち込む。終始相手にペースを譲らず、決勝でも力の差を見せ付け3連覇を果たした。ライトウェルター級・越川は接近戦に持ち込まれ、本来の力を発揮出来ない。2Rで巻き返すが、3Rの終盤に右ストレート決められダウン。判定の末に破れ初優勝とはならなかった。また、林田は全日本3連覇の功績が認められ最優秀選手賞を受賞した。

◆熊本道之コーチ
「林田はまぁまぁだった。いろいろあったけど、全体的に良かった。ボディもよく当たってた。(3連覇は)100点満点だね。越川は流れたのがよくなかったな。打ったあとに打ち返してくるのに、自分が打った場所から動けてない。引いたりとかステップをしてない、小細工が出来てない。ボクシングなんだから打って打たれてじゃだめ。考えていかないと」

◆小山田裕二コーチ
「(林田)太郎は1Rが良かったね。自分の距離保って下ボディの攻撃1、2をよく打てた。(3連覇は)今回はまたちょっと力がついての3連覇だから、素直に俺はうれしいし、ほめてやりたい。でもまだ直すところは沢山ある。(越川は)入りがよくなくて、相手も必死にくらいついてきてた。でも越川も頑張った。またレベルアップさせていく」

◆林田太郎
「(3連覇は)率直にうれしい。1つ1つ負けないってことができて良かった。打ち合いになったんで、細かい技術とかなかったので、力は出しきれた。(去年と比べて)周りからのプレッシャーも凄くて。今回は相手も高校生というのもあって、100倍ホッとした。(最優秀選手は)恐縮です。自分だと思ってなかったので。でも、光栄なこと」

◆越川孝紀
「(今日は)いい感じだったが、心のどっかで緊張してるところがあって試合ではからまわりしてしまった。立ち上がりが悪くて、2Rもあまり自分の中では当たった感じはなかった。まだ練習が足りない。優勝したかった。くやしい。負けてやることはっきりしてきたから諦めないでやるだけ」

なお、試合の模様は11月28日16:00からNHK教育で放送される。

発行冊子最新号一覧背景(左)

ボクシング部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)