• 準決勝敗退が決まり、抱き合う4年生3人=日本武道館で(桝島知佳撮影)

  • 大将戦で敗戦し、厳しい表情を見せた成岡

  • 先鋒でチームを勢いづけてきた小久保

連覇の夢かなわず…後輩に望みを託す

[空手道部]第54回全日本大学空手道選手権大会(女子)(2010年11月22日 02時19分)

 第54回全日本大学空手道選手権大会が11月21日(日)、日本武道館で行われた。組手は2分6ポイント先取制のトーナメント方式となる。結果は以下の通り。

【女子団体 組手】
第3位
準決勝 駒 大0―2大正大☆
先鋒▲小久保楓(地4)3―3東
中堅●川島 岬(国4)4―5石塚
大将●成岡葉子(社4)1―6田邉

 連覇が懸かった女子団体組手。初戦から4年生3人が試合をつくり、準決勝まで駒を進める。迎えた準決勝、先鋒・小久保は残り2秒から2点のリードを守り切れず、同点とされる。続く中堅・川島は序盤に1本を取られる。相手から警告や注意を奪い追い付くが、試合終了間際に中段への突きを決められ逆転を許す。あとがなくなった大将・成岡であったが、相手の上段突きに終始圧倒され黒星。連覇は成し遂げられず、駒大としての引退試合を終えた。

◆大石武士師範
「(女子は)ついていなかった。先鋒と中堅はそれに尽きる。大将は負けた。あいつにとって1番悪い試合運びだった。(4年生を使い続けたのは)状態が良かったから。(連覇の意識は)もちろんあった。(来年は)今やっていることは間違ってないと思うから変えるつもりはない。強い学校に比べたら(時間割の都合上)稽古時間が足らないと思うけど、その分集中してやっているし、これからも続けていく」

◆大石智子コーチ
「(今日は)いつも通りいくつもりだった。4年生でいくというのは最初から決めていた。(準決勝は)スタミナ不足で集中力が切れてしまい、本来の自分の力が出せていなかった。(負けが決まった瞬間は)優勝できるチームだったのでもったいないということと仕方ない。運を引き寄せられなかった。(4年生に対して)明るく自由にいい雰囲気、流れを作ってくれてありがとう」

◆成岡葉子主将
「(今日は)普段通りのことを出すってことを徹底してやろうとした。最後は特別で焦りを感じていた。(同期3人での試合は)1年生の時から3人で出たいと話していたから、それができたというのは良かったし、すごく幸せだったと思う。(主将としての1年は)引っ張っていかなきゃというのはあったけど、同期2人に助けられた。(後輩には)指導者を信じて思いっ切りやってほしい」

◆川島 岬
「(今日は)全然だめだった。みんなに申し訳ない。2連覇したいという思いはあった。(準決勝は)なんとも言えない。言葉が出ない。ただ悔しかった。(大将戦は)小久保もだけど、成岡も見ていて頼れる。すごい安心感がある。そういう思いで見ていた。(負けた瞬間は)やっぱり悔しかった。(4年間は)成岡と小久保には本当に支えられた。今日も3人で出れてうれしかった。この同期で良かった」

◆小久保楓
「(今日は)最後だったので最初から最後まで緊張していた。(連覇は)正直意識していた。それが最終目標だった。(準決勝は)先鋒の役割を自分がしなければいけなかった。(この1年間は)負けられない立場だったから、プレッシャーがあってしんどかった。(駒大空手部とは)自分を発揮できる場所。仲間の大切さを知れた場所。空手の楽しさを教えてもらったところ。新チームには優勝してほしい」

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