• 代表戦で敗れ、うなだれる阿久津=日本武道館で(桝島知佳撮影)

  • 大将戦で奮闘するも、あと一歩及ばなかった原田

  • 準決勝で敗れ、悔しがる形の3人

今季は優勝なし…来季こそリベンジへ

[空手道部]第54回全日本大学空手道選手権大会(男子)(2010年11月22日 01時52分)

 第54回全日本大学空手道選手権大会が11月21日(日)、日本武道館で行われた。組手は2分6ポイント先取制のトーナメント方式。形はトーナメント形式・フラッグ制となる。結果は以下の通り。

【男子団体 組手の部】
3回戦
駒大2─3大阪商大☆
先鋒▲石井詳馬(商2)4-4小島
次鋒○阿久津昂平(経4)6-1坂井
中堅●佐藤光介(法3)1-6黒川
副将○瀧本和馬(経2)6-1西山
大将●原田 龍(営1)1-6松本
代表戦●阿久津3-6松本

【男子団体 形の部】
第3位
安藤 誠(英3)
大塚健人(政2)
豊口貴悠(G2)

 苦戦を強いられながら勝ち進んだ男子団体組手。迎えた3回戦、リードしていた先鋒の石井は、残り時間が10秒を切ったところで警告が絡み逆転される。残り2秒で上段突きを決め、引き分けで次鋒につなぐ。次鋒・阿久津は上段突きを次々と決めて勝利するが、中堅・佐藤光は1本を奪われるなどして敗戦。続く副将・瀧本が上段蹴りなどでポイントを稼ぎ白星とし大将の原田に勝負を託すが、勝負を決め切れず、代表戦にもつれ込む。代表戦の序盤、互角の戦いを見せた阿久津だが、終盤立て続けに上段突きを奪われて敗れ、4年生の引退試合は3回戦で姿を消すこととなった。
 予選を通過した男子団体・形は、関東インカレの決勝で敗れた帝京大と準決勝で対戦。息の合った五十四歩小を披露するが、帝京大に圧倒されストレート負け。3位で今季の大会を終えた。

◆大石武士師範
「(組手は)勝った試合を完全に逃がした。(佐藤)光介の試合は勝った試合だった。あいつがあんなふうに負けるはずがない。頭が錯乱していた。先鋒も逃した試合だった。試合は負けたけど、全体的に内容は勝っていた。(男子の形は)あれだけの形をやって負けたら何も言うことはない。内容はバッチリだったから。(4年生に対して)良く頑張ってくれたなと。良く引っ張ってくれたから感謝している」

◆杉山俊輔監督
「(組手は)1ポイント1ポイント、1人1人が最後に確実に取れるかが重要。その1ポイント取るのが難しいと感じた。でも4年生はよく引っ張ってくれたと思う。(石井は)やっぱり勝たないといけない。(最後に阿久津を使ったのは)4年生だし、1番気力もあったから。(形は)まあまあ。まだまだこれからなので頑張ってもらいたい。(4年生に対して)幹部などの経験をこれからも活かしてほしい」

◆糸川秀幸主将(政4)
「(今日は)自分は立てなかった舞台だったけど、一緒に頑張っていた同期や後輩が頑張っていた。次につながる試合だった。(4年間は)あっという間だった。(主将としての1年間は)自分自身リーダーシップをうまくとれない人だったけど、指導者の方々や同期、後輩に支えられた。(後輩に期待したいことは)男女アベック優勝。特に男子はまだ優勝してないので。(同期に対して)1年間ありがとう」

◆阿久津昂平
「(代表戦は)これで決まる試合だったので、凄く緊張した。(周りの声やチームメイトの声は)聞こえたけど、それが逆に焦りになってしまった。(結果が決まった時)やってしまったという気持ちだけ。(4年間は)けがに悩んだ時期が多かった。今日は負けてしまったけれど、凄く達成感がある。(この1年間は)凄く充実していた。駒大生としての空手道の気持ちを残せたと思う。みんなありがとう」

◆安藤 誠
「(今日は)関東インカレの時より調子が上がっていたので、決勝にいけなくて残念。(予選は)もうちょっと(点数が)いけるかなと思った。(師範からは)ブレてしまったと言われた。(準決勝の相手が帝京と決まった時は)分解がない分、思いっきりやればいけるかなと思った。(終わった瞬間は)旗上がってくれ、と。心臓に悪かった。(今のチームは)4人でいい感じ。来年、この大会でリベンジしたい」

◆原田 龍
「(今日は)初戦はバタバタしてしまった。(大将は)若干プレッシャーもあったが、自分が勝たないと、と気持ちが前になれた。(大阪商大戦は)2ポイント以上で勝てたが、1ポイントしか取れなかった。(負けが決まった時は)改めて大将を認識した。(4年生に対して)もらったアドバイスを活かして練習をしたい。後期は勝てるようになってきたので、今後も頑張っていきたいと思う」

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